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【人生にゴリゴリに役立つ本のみを紹介する #16】枕を変えると健康になる

 

2022年のはじめに公開された、「今年はこんなFAを見つけたい」という記事を覚えておいででしょうか。

この中で私は“枕のFA”を見つけたいと言いました。
しかし、この3ヶ月進展なし!!えっへん。
楽天で気になる枕をお気に入りに入れるところまでしか進んでおりません。
このペースだとあっという間に2023年を迎えそうなので、まずは良い枕とはどんなものなのか。
枕知識を頭に入れてみることにしました。

枕を変えると健康になる

枕を変えると健康になる 「手づくり枕」で頭痛、肩こり、不眠は治る

「やっぱりそうですよねー!」と相槌を打ちたくなるタイトル。
こちらの本の著者の山田朱織先生は、整形外科医であり山田朱織枕研究所の代表でもあります。

オーダーメイド枕の山田朱織枕研究所

親子2代で整形外科診療を行い、35年間の集大成として枕を研究し、正しい姿勢になる枕を作成されています。
これまで7割以上の患者様が、作成した枕で肩こり、頚部痛、肩上肢痛、不眠などが改善されたそうです。

他にも本書には、枕で夜中のトイレが激減したおばあちゃんの話やうつ病の方が社会できるまでに回復した話など枕で人生が好転する話が書かれていました。

本のタイトル通り、枕というのは、「寝ている間の姿勢を保ち健康になる」ためにあるもの。
しかし、世の中に情報が溢れすぎて正しい枕を選べず、逆に身体に負担をかけている方も多いと思います。

「では、正しい枕とはなんなのか。」
その答えが書かれているのがこの本です。

とりんの枕は正しい枕の三大条件に当てはまるのか?!

早速ですが、本書に書かれている「正しい枕」の必須条件はこちらです。

①ジャストサイズの高さ
②コロコロ転がれる硬さと平らな構造
③体に応じたメンテナンス

ただ単に紹介してもアレなので、私の枕が三大条件に当てはまっているのかどうか確かめながらご紹介します。

【とりんの現在の使用枕】

某家具店の横向き寝専用の枕。
耳が圧迫されないように二箇所ポケットがついています。
実は言うと、横向き寝派の夫が買って気に入らなかった枕。
もったいないので受け継いだのですが、あまりしっくりきておりません。
もうこの時点で、山田先生から喝を入れられそうです…!

①ジャストサイズの高さ

基本のキ!
きっとサルでもわかる枕知識ですが、高さについては本の中でも繰り返しでてくるのでかなり重要事項になります。先生曰く、枕は5ミリでも違うと睡眠の質に雲泥の差を生むそうです。
ひえー!細かい。
一般的に枕の高さは、上向きに寝た時の高さを優先して決めると思います。
しかし、私たちは寝ている時、常にじっとしているわけではありません!
身体の負担を軽減させるために寝返りをうつので、横向きの高さもジャストサイズであることが重要なのです!

寝てみます。

横向き→上向きを繰り返して、高さがちょうどいいか確認。
この時、両手を胸の前でクロスして左右に転がりながら体をひねらずスムーズに転がれるかチェックします。

【チェックポイント】
・理想は上向きに寝た時の首の角度が約15°前後になること。
・喉や首筋に圧迫感はないか。
・後頭部から方にかけて力が抜けて楽な感じがあるか。

やってみたところ、上向きで寝た時は首の位置が高いように感じ、横向きになった時は左頭の部分が逆に頭が沈みすぎて首が浮きすぎているように感じました。
わかっちゃいたけど、意識してみるとより高さの違和感が顕著に感じられます。

②コロコロ転がれる硬さと平らな構造

条件を見ただけで瞬殺!


今の枕は平どころか山あり谷ありだぜよ!
先生いわく、枕はシンプルに真っ平らがおすすめ。
首の理想の角度を安定させたまま、寝返りが打てるからです。

この枕のように低反発素材だったり、あらかじめ凹凸の形状のもの、ドーナツ方にくり抜かれたものなどは、枕専門店でも見かけますが、山田先生からするとどうしてこれらの形や素材の枕を作り出しているのか「理解に苦しむ!」と断言しています。

私からすれば、頭の形に沿っていれば頭から首にかけて支えてくれるやん!と思っていたのですが、首の角度や寝返りの打ちやすさのことを考えれば不必要な形状だそうです。

実際にこの枕は寝返りをしにくいのが正直な感想。
中央の凸部分が気になりベスポジがわからないし、横に寝返る時に邪魔に感じてしまいます。
前所有者である夫が気に入らなかったのも寝返りしにくいと言うのが理由でした。

この枕と別れる日が一刻と差し迫ってきました。

③体に応じたメンテナンス

私たちは加齢や体型の変化によって骨格も変わってきます。
頭の重みでへたってくることもあるでしょう。
それに応じてジャストフィットするよう枕を調節し続けることが大切なんだそうです。
それぐらい変化をさせていくべきものなので、先生は「枕は生きもの」と仰っていました。
私の枕の場合、調節できないので、老いていくばかりの枕…。
もう、これは専門店に行って診断してもらって調節できる枕を買うべきか?!と思いきや、条件を叶える自作枕の作り方が書いてありました。
使うのはなんと玄関マット!!
どうやらその効果はてきめんのようで、肩こり腰痛不眠などの悩みが解消された声が多く寄せられたそうです。
玄関マットからしたら踏まれること以外に使われてしかも喜ばれるとは予想外だろうよ!
自分のベスト枕に出会うためにも、これはチャレンジしておきたいものです。
作り方は本に掲載されているので、気になる方は読んでみてくださいね。

人生の1/3を豊かにするために枕を見直す

睡眠は人生のおよそ1/3の時間を費やすと言われています。
良質な睡眠には、身体の状態や環境なども関わってくるので必ずしも枕を変えればいいと言うものではないと思います。
しかし、この本を読むと正しい枕を使うことの大切さや、良質な睡眠がどのような効果をもたらしてくれるか実体験を通して教えてくれるので、枕の見直しは人生を豊かにしてくれることに貢献してくれるのではないかと感じました。
他にも睡眠のメカニズムや長時間寝ても疲れが取れない理由など、それ知りたかったー!という睡眠の悩みの原因がわかりやすく書かれているので、興味のある方は是非読んでみて欲しいです。
とりあえず私は、玄関マットを買ってきます。