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【人生にゴリゴリに役立つ本のみを紹介する #17】書く習慣

 

こんにちは、ハチです。
7月に入りましたが、7月病になっていませんか!? 5月病のような症状は出ていませんか!?!?
私はぼちぼち5月病らしきものから回復しつつあります。ただ、暑さにやられそう……。

遡ること2ヶ月前。ゴールデンウィークは10日間も休みがあったので、ブログの記事の下書きいっぱい書くぞーと意気込んでいたものの、キャンプに2回行ったら休みが終わっていました。
どうにか、どうにか、机に座ってパソコンを打たねば……!と奮い立たせてなんとか書きましたが、「ってか私って書くの好きなんだっけ、なんで記事書いてたんだっけ……」とぼんやり思っていた時、とある本に出会いました。

「書く習慣」は書く楽しさを思い出させてくれた

書く習慣 いしかわゆきTwitternote
著者のいしかわゆきさんは「ゆぴ」という名前で活動をし、フリーランスのライターとしてお仕事をされています。

ブロガーやライターだけではなく、TwitterやInstagramを更新する人、ネットには公開していないけど日記を書いている人なら響くハズ。
あまり文章を書く習慣がないという方も、一度読んでみてほしい!

まず、とにかく読みやすい!!!!!!!
実は私は書く系のノウハウ本は数冊読んでいましたが、中でも「書く習慣」は格段に読みやすく、エッセイを読んでいるようにスルスルと内容が頭に入ってきます。
文章のお作法を学ぶというよりは、「自分のために書くことを大事にして欲しい」という、いしかわゆきさんの思いが伝わってくる本なのです。

しかも、共感するポイントが多く、「そうだよね、書くのって楽しいよね」と書くことに対して前向きになれました。
基本的に私が書く意欲が湧くときは、気持ちが動いたときと面白い文章を読んだときなので「書く習慣」はシンプルにおもしろい! 読むのが楽しい! と感じたのだと思います。

あなたの文章が無意味って誰が決めたんですか?

文章をネットに公開する時、誰もが必ず「これ書いて誰が読むんだろ?」「誰の役に立つんだろ?」と思うのではないでしょうか。
私も最初はそう思っていました。
こんな当たり前のことドヤ顔で書いて「いまさら語ってんの?」と思われるんじゃないだろうか……。などと被害妄想。

でも「書く習慣」の中では繰り返し、「意味がないと自分で判断するな」ということが書かれています。

わたしたちが生まれてきたこと自体に意味がないように、文章もとくに意味はありません。強いて言うなら、その意味のない文章に、意味づけをするのは読んだ人。(62P)

平凡な日常も、誰かにとっては面白くてタメになって、不思議な日常になる。自分の日常を「ありふれた日常」だと勝手に決めつけているのは、他ならぬ自分自身なのです。(130P)

この世に自分と同じ価値観で、同じように生きてきた人間が誰一人としていないように、自分が体験した出来事って自分だけのものなんですよね。
今までの経験が折り重なって今の自分が出来上がっているわけですから、感想やできごとは必ず誰かの気付きになるはず。
これ書いて誰のためになるんだろう。と思わず、積極的に書いて欲しい!

ブログでも始めようかなと思った方はこちらの記事もあわせて読んでみてください。

未だに私自身、「これ書いても読んでもらえるのか……?」と思う時があります。
そんな時は「経験した感想をガンガン書いて、自分だけの体験談として世に出す!」と思い直せるようにしたい!
いや、思い直すんだ!

アウトプットして記憶を定着させるのだ!

本や映画を見た時、イベントやライブに行った時、感想を書かない時があるのですが、言わずもがな文章に残した時の方が鮮明に思い出せます。
そして私はかなり記憶力が悪く、同級生と小学校の話になったとき自分が何組にいてクラスにどの子がいて……って全然思い出せないんですよ!!!
友達にも「ほんとハチって覚えてないよね……」と呆れられます……。

記憶力がなさすぎる自覚があるので旅行記をブログに残したり、ネットに書けないようなことはnotionの日記ページに書いているのですが、読み返して当時の感動を鮮明に思い出し、「こんなことがあったな、記録に残しててよかったわ」と思う事ばかりです。
まぁ、私ほど記憶力がない人はあまり周りにはいませんが、人間は忘れやすい生き物なので、みなさんもガンガン文章に残していきましょう!

「書く習慣」では樺沢紫苑さんの学びを結果に変えるアウトプット大全 (サンクチュアリ出版)アウトプットとインプットのバランスは7:3がベストという文章を引用しています。
インプットしなければアウトプットできないけど、インプットしてもアウトプットしなければ意味がないのです。

私も「学びを結果に変える アウトプット大全」を読んだのですが
・インプットではなくアウトプットの量で決まる
・月3冊読んで3冊アウトプットする>10冊読んで1冊アウトプットする
・2週間で3回以上アウトプットすると長期記憶として定着する

など重要なことが書かれていたので、ちょっとでも気になった方は読むことをおすすめします!

ぶっちゃけ感想を書いても忘れるモンは忘れるのですが、残しておいたら読んで思い返せます。
その時感じた事は鮮度が落ちる前に書き残しておかないと、なんて思ったのか思い出せず、時間があるときに書こうとしてどんどんどんどん先延ばし。
思い付いたら書く!
経験したら書く!

習慣化するために、秒で書ける環境を作る!

ただ、これだけ日々ブログだのTwitterだのやっていても、まだ映画や本の感想が充分に書けないのです。
そしてまた気が付きました。腰を据えて書くことに重きを置きすぎて、日常的に書くことが減っていた、と。
もちろん時間を取ってしっかり書けばそれだけ作業は進みます。
でも、隙間時間を有効活用できていなかったんですね。
スモールステップが大事ってよく聞く! よく聞くけど忘れてた!!

秒で書ける状態にする

習慣化するには、始めるまでのステップを短くすること。これも大事ですよね。

いしかわゆきさんは
・メモ帳やブログのアプリはスマホのホーム画面の右側に配置(右利きなので)
・食事をして一息ついたあとすぐに手帳を開けるよう、テーブルの隅に手帳を置く

という風に、即文章が書けるように工夫しているそうです。

この2ヶ月ほどnotionの日記を書き忘れていたのですが、スマホのホーム画面に日記ページのリンクを表示させ忘れていたことに気が付きました……!
目に入るところに置いておかねば!

まずは5分だけやってみる

耳にタコができるほど聞いている「まずは5分だけやってみる」という言葉。
わかっているのに実行できていないので、自分への戒めのために書きます!!!!

人はやる気があるから行動するのではありません。行動するからやる気が出るんです。最初の一歩さえ踏み出せれば、勢いでタタタッと10歩ぐらい歩いちゃうものなんです。(86P)

ああああああ耳が痛いいいいいい!!! 毎回自分のやる気出る待ちしゃう。そんな日は来ないんだって!!!!

筋トレでもそう。また最近サボっていますが、続けられていた時期はやる気が出たからやってたのではなく、筋トレする予定を立てて問答無用でやったから。
気持ちが上がらなくても「とりあえずヨガマット敷いてこの動画再生しよ……。」と無理やり体を動かしました。 気分が乗った日はそのまま1時間ぐらい筋トレしたあとにストレッチもできていたんですよね。

そういうことなのよ!!!!!
書くこともそう。文章を書くぞ! と気合を入れずに、ちょっとつぶやくか。ぐらいの感覚でメモに残していきたいと思います。

 

どうでしょう。みなさん書く気起こりました?
実は私、これまでとは打って変わって「仕事として自分の書きたいことではない内容を書く」という、新たな環境に飛び込みます。
もうね、今からわかるんですよ。
書く内容が自由じゃないって、ぜっっっっっったい書くのがしんどくなるやつ!!!!!!!!
もういや!!!! 書きたくない!!!!! なんでこんなこと仕事にしようと思ったんだよ、趣味でやってりゃ充分じゃん!!!!!!って思って投げ出したくなるに1,000ペソ賭けるわ。
自分の技術不足にヘコんで自信喪失。
書くことが嫌になって自分のブログやSNSの更新が滞ることも目に見えてます。
そんなときにまた「書く習慣」を開いてこの記事を読み直し、ちょっとでも自分の気持ちを文章にしてみようかな、と思えることを願って……!