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【人生にゴリゴリに役立つ本のみを紹介する #15】女医が教える、やってはいけない美容法33

 

こんにちは、ハチです。
今回は、特に美容に興味を持ち始めたばかりの方におすすめしたい、「やらない方が良い美容法」について学べる本をご紹介します。
FinalAの読者の方は美容の知識が豊富な方が多く、当たり前のように身についていることも多いと思いますが、今一度基礎を見直す機会にもなるかと思います!

医学的な根拠に基づいた知識を得られる


女医が教える、やってはいけない美容法33
銀座ケイスキンクリニック院長 慶田朋子先生による著書。医学的には間違っているのに、巷で効くと噂されているスキンケアや美容習慣を33つ取り上げ、どうしてやってはいけないのかが詳しく書かれています。

美容と健康についての専門的な知識を身につけていて数え切れないほどの患者さんを診察されているため、とても説得力があります。
綺麗な人がやっている美容のための努力、それは本当に肌にとってよいことなのか!? エビデンスはあるのか!? と、警告を鳴らす本なのです。

とにかく擦らない

美容好きの間では当たり前のように言われていることなのですが、大学生の頃の私は摩擦がそんなに悪いことだとは知りませんでした!

そもそもどうして摩擦や皮膚を強く動かすことが肌に悪いのかというと、過度な力を与えることで皮膚がたるみ、紫外線や摩擦などの強い刺激によって肌が反応し、メラニンが生成されてシミができるから。

やってはいけない美容法33では毎日コロコロローラーでの顔マッサージのやりすぎも「全力で止めたい残念な美容習慣のひとつ」と記載してあります。
むくみ取り程度なら、短時間で週2回までがよいそうです。
必死にゴロゴロとローラーを使って皮膚を伸ばしてしまうと、コラーゲン繊維が引っ張られ、伸びたり切れたりすることがあるので気を付けましょう。

さらに、メイク教室に行ったときに衝撃を受けたのです。

先生のタッチが驚くほど優しかった!

メイク前にリンパを流すマッサージ方法を教えてもらったのですが、ほぼ皮膚が動かないぐらいの力加減。
先生は「摩擦は厳禁。ラップにシワが寄らない程度の力で、優しく!」とアドバイスしてくださったのを覚えています。

メイク教室に参加していた20人以上が必ずと言っていいほど、み〜んな力が強い! そりゃそうだよね、正しい力加減なんて習う機会なかったもんね!
しかも、実際にラップにシワが寄らない程度の軽い手触りを意識してみると、驚くほど難しい! もっと軽くって言われても無理……! と力の制御をできないモンスターになった気分。
今でもクレンジングやクリームを使うときに、つい気持ちよくてゴリラ並に力強く擦ってしまってまだモンスターは卒業できていません。皮膚を傷付けないように、脱モンスター目指して頑張ります!

それでも顔マッサージと美顔器を使うことにした

摩擦と刺激は顔に悪影響ですよ、と言いつつ私は顔のマッサージと美顔器を使用することを決めました!

極論で言えば表情を動かさない人の方が、シワのない老化知らずな肌でいられるということなのですが、そんなの無理!
自分でいうのもなんですが、表情が豊かなので笑いジワもあるし怒った時に眉間にシワが寄るし、いつもどこかしら顔の筋肉を動かしている私。
そのせいか、左右非対称の筋肉のつき方やクセがあり、笑顔になったときの口角の上がり方、眉毛が動く角度などが違います。
日常生活でクセがついて凝りまくったのならどうにか手を加えられるはず。何もしない方が良いからとただただ大人しく老化を待つのはいやだ! と思うようになりました。
コアフィットさんの今までの記事を読むと理論に基づいて考えられていることがわかり、現在フェイスポインタープロを購入して使用しております。

摩擦や顔への刺激がダメということを知らずにやってた、という後悔をすることはもったいない。
でも、少なくとも知らずにやって後悔するよりは知った上で自分で選択できる方が良い! と個人的には思うのです。

大容量のシートマスクを買わない

コスパが良くてかなりお世話になっていた大容量のシートマスクですが、やってはいけない美容法33では大容量のシートマスクについて雑菌が気になる、と苦言を呈していました。
毎回ケースや袋に手を突っ込んで使うのでどんなに綺麗に手を洗っていても、雑菌も一緒に袋の中に入ることになるそうです。

さらに、大容量のシートマスクは雑菌がついた手でマスクを取ることを考慮してより強い防腐剤が使われており、それが刺激を与えることになったり、バリア機能を壊したりする可能性があると書いています。

お風呂上がりにスキンケアをする時間がない人にとっては、大容量シートマスクはコスパの良いお役立ちアイテムだと思います。
しかし私はここ最近はシートマスクを使う頻度は月に5回あるかないか。ってそんな頻度だと、30枚入りを消費するのに半年かかっちゃう!!!
さすがに雑菌がついたシートマスクを半年使い続けるのはよろしくないだろうということで、大容量のものは買わなくなりました。

個人ルールとして、10枚入りはギリセーフとします!!!! 本当なら5枚入り程度で抑えておきたいところではありますが。開けたらなるべく1ヶ月以内に使い切るようにしています。

シートマスクで乾燥知らずは勘違い?

シートマスクを使っていれば乾燥しなくて安心、ということでもありません。
大学時代に、友人が乾燥が気になるといってシートマスクをつけて寝ていたことを思い出しました……。私もかつては乾燥が気になるときほど連日使い続けてましたが、シートマスクをし続けるのはあまりお肌によくなさそう。

肌はぬれると潤いが逃げ出し、バリア機能が低下してしまうという性質をもっています。(中略)貼っている時間が長いほど、かえって乾燥を招く一因にもなります。(やってはいけない美容法33 P24)

シートマスクはよくないということではなく、週に1〜2回にとどめておく、5〜15分以内にするのがよさそうです。
使われている成分にもよりますが、お手頃価格のシートマスクに保湿目的での過度な期待はしないようにしておきます。

保湿に必要なのは、セラミドやアミノ酸などの保湿因子を使ったり、クリームで蓋をすること。
確かに、インナードライに悩む私が使ってよかったと思えたのは、セラミドが入ったアイテムでした!

スチーマーの水では保湿はできない

少し前まで信じていました。スチーマーで保湿ができるということを。

保湿成分などを含まない水なので、一瞬は潤い、肌が柔らかくなって透明感も出ますが、時間が経つと蒸発してしまいます。使うのは構いませんが、これで潤ったと勘違いせず、美容液や乳液などでしっかり保湿しましょう。(やってはいけない美容法33 P56)

なんとなく良さそうだから、と使ってしまうと逆に肌トラブルに繋がる可能性があります。
敏感肌の人がスチーマーを使うと、肌が濡れている間にバリア機能が低下してますます乾燥を加速させてしまっていることもあるかも。

しかし、クレンジングをする際には肌を柔らかくして汚れを落としやすくすることは良さそう。ということで一時期スチーマーを使っていたのですが……残念ながら私の生活には馴染まなかったのです。
夏場は使わなかったのでタンクを取り外して乾かして置いていたのですが、なぜか赤カビが生えてしまいました!
ということは空気に当たらない内側の部分はどうなっていたのでしょうか……ゾッ……!
こうしてマメにスチーマーを使わない私は諦めて手放しましたが、あなたのお家にも埃を被ったスチーマーはありませんか!? ちゃんとカビなどのお手入れができるスチーマーですか!?

 

美容もやらないことを決めるのは大事!

エッセンシャル思考では、やることを増やしすぎて自分の正しい道がわからなくなる、ということを学びました。

生まれては廃れていくことを繰り返す美容法やスキンケア用品。流行に惑わされ、結局自分は何がしたいんだろう? と迷うことも少なくありません。
試してみなければわからないこともありますが、最低限「これはやらなくてもよい」と決めておけば、効率よく情報の取捨選択ができるのではないでしょうか!

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