【育児はグッズにまみれてる#4】筋肉を正しく発達させるファーストシューズの選び方
子どもが成長していく上で欠かせないグッズは山ほどありますが、その中の一つが靴です。
初めて地球という大地を踏み出すのだから、記念になるオッシャーなファーストシューズを履かせてあげたい。
しかしその反面、成長がグングン進む時期に大人顔負けのブランドスニーカーは、ちとコスパが悪いのではないかと考えていました。
するとママ友が「小さい頃ほど、足のサイズにぴったりな靴を履いたほうがいいらしいよ!高島屋で足のサイズ測って、ぴったりな靴を勧めてくれるサービスあるよー!」と教えてくれました。
そんなサービスそそるー!受けてみたいー!という軽い気持ちで、まーちゃん(娘)を連れて高島屋のシューフィッターの元へ。
いろいろ話を聞いてみると「ちょ……。子どもの靴選び重要すぎないか…!!」と学べることが多かったので、第3回目ではファーストシューズの選び方について紹介していきます!
筋肉の成長を左右する靴選び
有名メーカーの靴がずらりと並ぶ、高島屋のこども用品売り場。
平日でも、待ちができるほどの家族連れが来ています。
ちなみにファーストシューズを買うタイミングは10歩歩けるようになってからがおすすめです。
それ以下だと「歩けるようになったらいらしてください」と帰されてしまいます。
順番が来て、まーちゃんの靴下を脱がせ、足跡が描かれたサイズを測る台に乗り、計測スタート。
当時1歳4ヶ月のまーちゃんは何されるかもわからず不思議そうに足をのせて大人しく測らせてくれました。
足のサイズは12.0cm。
単純な脳みその私は、靴下履くことを考えて12.5cmの靴を買えばいっかと考えていました。
3歳までは、3ヶ月で0.5〜1cmのペースで足のサイズが大きくなる
そんな私にシューフィッターさんからアドバイスが!
子どもの足は3歳までに3ヶ月で0.5〜1cmほど大きくなるんですね。なので、靴を必要とする1歳ぐらいから年に4回靴を買い換えるのがおすすめなんです。お子様は12.0cmですが、靴下を履いてぴったりすぎてもすぐ買い換えなければいけなくなってきますし、余裕も必要なので13.0cmがいいかと思います。
ね、年に4回!!
大人は1年に1足か2足、靴買うぐらいなのに!
3ヶ月に0.5〜1cmって成長早すぎる!
そんなのここに来なかったら知らなかった知識。
12.5を買っていたら危うくすぐ買い換える羽目になるところでした。
機能性が高く、作りがしっかりした靴がいい
高島屋の子ども靴売り場をみると1足5,000〜6,000円は当たり前。
サイズのこと把握できたなら、それを踏まえてもう少しリーズナブルな靴を買いに行けばいいのでは?!と頭がよぎりましたが、そうはさせないのがシューフィッター。
当店はアシックスの機能性の高いものや、ニューバランスやコンバースなどファッション性がある靴が揃っています。
アシックス:日本人の足にあった靴が多い。機能性高め。
ニューバランス:どちらかといえばファッション性が高いけど、シリーズによっては機能性があるものもあり。色も豊富。
コンバース:ファッション性高め。ソールが薄く柔らかい。親子でリンクコーデしやすい。
他(安価な靴)と比べてソールがしっかりしていたり、クッション性があったり、縫製が細く作りがしっかりしているなどの利点があるので、まだ不安定なお子様の足元をしっかり支えることができます。
しっかり親のハートを掴んでくる〜〜!
子どもの足の負担のことを言われると、もうここで買うしかないだろうという気持ちになっていました。
ちなみに、後から調べたのですが、お下がりの靴は前に履いていた子どもの癖がついていたり、すりへりがあるので、次履く子どもの足に負担がかかることが考えられるそうです。
足に合う靴は筋肉を正しく発達させてくれる
子どもは小学三年生までは足が柔らかく、筋肉のつくりも甘いので足が未発達といわれています。なので、足にあっていない靴を履くと、その後の筋肉のつくりに影響が出てきます。足の筋肉は体を支える重要な役割をするので結構大切なんですね。この筋肉が正しく発達しないと転びやすくなったり、疲れやすくなったりしてしまいます。
ひえー!!重要すぎる!!
足の形とか歩き方とか運動神経とかはもしかしたら靴が重要なのかもしれないと考えると、もうここの常連になるしかないと思えてきました。
きつすぎても、大きすぎてもダメなんです。小さいお子様の靴の選び方として、履いた時に爪先の部分を押して判断します。
硬すぎると、きつい証拠なので足の指が動かしにくい状態になります。指で押して少し凹めば、ゆとりがある証拠なので、足の指を動かすことができ、筋肉が正しく発達しやすくなります。
なるほどー!! これは買い替えるタイミングにも使えそうな技。
ファーストシューズはアシックスに決定
GD.RUNNER®BABY SL-MID
いろいろ種類があるなかファーストシューズはアシックスに決定。
選んだ理由は3つあります。
アシックスは日本人向けの靴
アシックスはメイドインジャパンのブランドだけあって、日本人の足の形にあったシューズが作られているのが特徴。
そして、競技用のシューズを作っていることもあって、他のブランドと比べて機能性が高いです。
ベビーシューズに関しては足裏全体で着地する赤ちゃんの歩き方を考慮して作られたものだそう。
運動量が増える時期は逆にいうと、足への負担がかかりやすい時期でもあるのですが、アシックスはそれがかかりにくい構造になっているらしいです。
スマホやPCのガジェット系もデザインより機能性を重視してしまう私としては「機能性」という言葉はときめきワードでした。
機能性ラブ!
ハイカットはよちよち歩き向き
ローカットハイカット問題はスニーカーを選ぶときに必ずぶつかりますよね!
どっちがいいだろうと迷っていたら、シューフィッターさんから「まだ走らず、不安定なよちよち歩きの場合は、足首を覆うハイカットにしたほうが足首が安定して歩きやすくなりますよー!」とアドバイスを頂いたので、ハイカットのデザインのものしました。
買ってから歩かせてみると確かに、歩きたてにしては全然転ばないし、動き回るので安定しているのかなと感じました。
単純にデザインが可愛い。
ホワイト×ゴールド×星柄はずるいわよ。
めちゃくちゃかわいいじゃない…!
白ならどんな服でも合わせやすいからいいですよね。
夫は自分が履いているスタンスミスに似てるからお揃いみたいで嬉しいと喜んでいました。
半年後の2回目の靴買い替えへ
3ヶ月に1回買い換えた方がいいとおすすめはされましたが、結局まーちゃんの場合は6ヶ月間アシックスを履くことができました。
半年経ったまーちゃんは走ったりジャンプができるように。
まだ、履けそうだけど少しきつそうにも感じたので2回目のシューフィッティングへ。
前回まだ自我が芽生えたてぐらいのときなので、大人しくサイズを測ってくれましたが、6ヶ月経つと自我が出まくりスティ。
靴のサイズを測る=なにか怖いことをされると思ったのか、ギャン泣きのまーちゃん。
「大丈夫だよ〜まーちゃんの新しい靴を買うんだよ〜」と言っても「わああああああん」と泣き止まず、必死でなだめる私と、必死で足を測るシューフィッターさん。
カオスな状況でアワアワしてしまいましたが、シューフィッターさんも「みんな泣きますw」とフォローしてくれました。
今回のサイズは13.0。
前回はアシックスだったから、次はファッション性取り入れてニューバランスにしようかなと思っていたところ、またまたシューフィッターさんからアドバイスが。
お子様は足の幅が少しあるので、幅が狭い996はキツく感じるかもしれません。313のほうなら大丈夫です。996と比べて機能性もあります。
【補足】
919→大人にも人気のシリーズ。どちらかというとファッション性が高いタイプ。
313→919と比べると子どもの足の成長をサポートする機能性が高めのシリーズ。
ほほー!
何も言われなかったら、普通に919選んでいたと思うので的確かつ嬉しいアドバイス!
心読まれているのか?!
といことで……
2足目はニューバランス313になりました。
IO313 BW
前回の知識を活かすとサイズは14.0cmがいいのかな?と思っていたのですが、ここでまたまたまたシューフィッターさんアドバイスが!
ニューバランスの場合は記載サイズより0.5大きく作られているんです。なので、お子様の場合は13.5(実質14.0)がいいと思います。
な・ん・で・す・と!!
実際に13.0と13.5を履き比べてみると、13.0は足にぴったりですが爪先の部分を押すとカッチカチに硬い。
イコール余裕がない、イコール筋肉が正しく育たない!
13.5はつま先を押すとゆとりができて良い感じ!!
ということで、13.5にしました。色は服に合わせやすいように黒です。
買い替えの見極め方
1年に4回も買い換えたほうがいいと言われているので、買い換えるタイミングもしっかり見極めたいところ。
そこでシューフィッターさんにお家でできるサイズチェックについて教えてもらいました。
①靴から中敷きをだして、床に置きかかとにあわせて立たせます。
②中敷きの先端から足の爪先までの長さを測ります。
③測った長さが2〜3mm以下なら、サイズアップの目安です。
小さいお子様がいる方はぜひこのチェック方法で確認してみてくださいまし!
筋肉を正しく育てるために、靴への投資は必要不可欠
今回の買い物で「子どもの靴はお金をかけるべきモノの一つ」と思いました。
だって、足って結構重要じゃないですか?!
大きく言えば身体を支えるパーツでもあるし、筋肉のつき方で運動能力や姿勢、歩き方にも繋がってきます。
それらは間接的ですが、子どもの可能性を広げるひとつとも思うのです。
また、娘のように1才の頃は言葉が不十分なので「痛い」や「歩きにくい」など言うことができないし、その分私たちも気付きにくいです。
そう思うと、シューフィッターさんの存在はとても大きいし、ありがたい存在。
子どもにあった靴や靴選びの重要性を教えてもらえるし、損しない買い物ができます。
その場で買わなくても、シューフィッターさんに見ていただいて、子どもの足のサイズや形の特徴を把握できるだけでも、合う靴のヒントになると思います。
神経質になる必要はありませんが、靴選びのヒントになれば幸いです。
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