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無痛分娩出産レポ

【出産レポ】初産の分娩中、無痛分娩に切り替え!意地を捨ててやってよかった!

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FinalAで記事を執筆させていただいているので、『人生でやってよかったこと』をよく考えるのですが、一つ思い出しました。
ずばり、無痛分娩です。
大半の人がそうだと思いますが、痛いのはやっぱり怖いですよね。
私もその1人。よくいう鼻からスイカって実現不可能なことじゃん。
そんな想像できない痛みは怖いでしかありません。

ですが、私はそういう痛みだからこそ、最初は味わっておいた方がいいんじゃないかと考えていました。
ドMでもなんでもないんですけど、謎の使命感が出てきたんですよね。
しかし、今思えばそんな使命感も意地もいらなかった。
私は、お産の後半で無痛に切り替えたのですが、今思えば最初から堂々と無痛分娩を選択しておけば良かったと思っています。

ちょっと今日の内容は美容とはかけ離れますが、私がリアルタイムでメモっていた出産レポも交えて無痛分娩についてお話しさせていただきます。

私の妊婦スペック&病院選びについて

イメコンみたいなノリで書きますが、私の出産までのスペックはこんな感じでした。

・37週。
・元体重より+8kg(先生激おこ)
・赤ちゃんは女の子
・胎児体重は2300g
・食事は普通に取れていて、体調も良好。
・たまにのウォーキングやヨガをしていた。本当にたまに。

体重管理に関しては本当にダメダメで、毎回先生に呆れられていました。
私の担当医が自称世界一体重に厳しい先生だったということもあります。+4kg越えでもダメ!っていうんですよ。無理…。
酢キャベツ食べなさい、財布持たずにイオンに行って歩きなさい、など色々言われて実践しましたが、どんどん増えるので最後の方は開き直っていました。
今妊婦になったなら、オートミールで食事管理を頑張ると思います。

最初にも書いた通り、計画無痛分娩ではありませんでしたが、念の為無痛分娩をやっている病院を選びました。
立地もよく、ご飯もおいしくて、ネット予約ができたり、エコー動画もネットでダウンロードできる点も私的には良かったです。

無痛分娩出産レポ!

出産2日前 破水で始まる。

1:30 パンツが濡れて起きる。(高位破水)
2:00 電話して病院へ
3:00 NST(胎児の心拍を測るノンストレステスト)と抗生剤点滴
3:30 病室へいくも寝れず。夫は4時ごろ帰宅。
6:00 蒸気でホットアイマスクしてるけど寝れず。出血少々と下腹部に痛みあり。
7:30 やっと寝れそうと思ったら起こされてNST。

まさかの破水始まりでした。バシャーンという破水ではなく、漏らしたかのようなジョワジョワ破水。
この日めずらしく、往復4kmのウォーキングをしたので、動きすぎたのが原因だと思います。
30歳前にして漏らしちまったのかーーーと焦りました。
焦りすぎて、バスタオルを挟んだまま病院に行ったのですが、今思えば生理用ナプキンをつけていけば良かったです…。
バスタオルを挟んで登場する妊婦を見て、看護師さんはどう思ったのだろうか…。今思うと強烈に恥ずかしいです。

出産1日前 夜から本陣痛スタート!

8:00 朝食完食。内診してもらって、子宮口2cm。
12:00 昼食完食。
13:00 昼寝。
14:30 NST
16:30 五分おきに痛くなってきてNST。子宮口は変わらず2cmだけど赤ちゃんが降りてきている。
18:00 夜ご飯を食べるのが難しくなるぐらい2〜3分置きに陣痛がくる。
20:30 子宮口2.5cmだけど痛みの感覚が短くなってきたので本陣痛スタート。
22:00〜04:30 部屋と分娩室を行ったり来たりしてNST。痛みマシマシ。(家系ラーメンみたいにいうな)

朝から不定期な痛みがあったし寝不足だったけど、朝と昼も余裕でごはんをぺろりと食べれたので私の食欲と胃袋はすごいと思います。
オロナミンC陣痛こいこい飲めば陣痛が来るというジンクスがあるオロナミンCを昼に飲み、そのおかげなのか、そうじゃないのかわかりませんが夕方から痛みの強さアップ!
本陣痛が始まってからの陣痛が本当に辛かった!眠たいのに、痛いから眠れない!
間隔は5〜6分置きになったり、3〜4分置きになったりバラバラ。
妊婦期に練習した呼吸法で痛みを逃してたけど、それでも痛い。
しかも、私の場合は弱めの陣痛だったらしく、全然赤ちゃんが降りてこなかったので、終わりが見えない痛みとずっと戦っている感じでした。
ですが、1人の助産師さんが寝ずにずっとついて腰をさすってくれたり、声をかけてくれたりしてくれたのでめちゃくちゃ心強かったです。
一応夫もついててくれましたが、助産師さんが「これから先が長いから私がいるときは旦那さんは部屋で休んでて」とかなり気を使ってくれました。

出産当日 心が一回折れるも無痛分娩で挽回!

7:00 子宮口6cm 全然開かない。
8:30 朝食でたけど、バナナぐらいしか食べれず。
12:00 昼食でピザトーストが出て当然食べれず。
13:00 子宮口8cm 心折れて大号泣。
14:00 無痛分娩に切り替える。
15:00 背中から麻酔をされて、痛みがないかひたすら確認。
16:26 娘誕生!

朝になっても陣痛が弱くて子宮口が開くのも遅く、赤ちゃんが全然降りてきません。
ひたすら長時間痛みだけが続く生き地獄!
体力のために食べなきゃいけないっていうのはわかってるけど、痛みでそれどころではない。
ピザトーストが出てきたときは見た瞬間ダメでした。なので、夫に食べてもらいました。ちなみにウィダーインゼリーは飲みやすいので神様的な食べ物でした。
そして昼過ぎごろ。内診をすると子宮口8cm!あと2cmだからあと1〜2時間で産めるのかな?!と思っていたら…
先生「あと、8時間はかかるね。」

は、8時間……!?!?!?!?
その瞬間心がポキっ折れる音がはっきり聞こえました。同時に涙ダーダー。
16時間頑張って、あと8時間って!!!!24時間経っちゃうよ!!どうしたらそういう計算になるの?!てな感じで頭の中が大パニック!
するとそんな私を見兼ねた先生が「体力も厳しそうだし…無痛に切り替えたほうがいいかな」と小声でぽつり。
無痛やりたい〜。でも自然分娩で産む宣言しちゃったし、お金もかかるし、我慢してがんばるかー。と思っていたら、夫が

「無痛にしてください!!!!!!!!」
と結構な食い気味でお願いしていました。私が戸惑っていると、「無痛は恥ずかしいことじゃないよ!やろう!」と背中を押してもらえて、陣痛に耐えながら手をブルブルさせて汚い字でサインをし、無痛分娩に切り替わりました。

無痛分娩に切り替えてからは超早かった!

無痛分娩は横向けにされ、看護師さんに抱きかかえられるように押さえつけられて背中に麻酔を打っていきます。
動いちゃダメだけど、この時も陣痛に耐えなければいけないのでしんどかったです。
私の場合完全無痛にすると赤ちゃんが降りてこなくなってしまうので、痛みを和らげる程度の麻酔量でした。
なので、陣痛の痛みは無くならなかったけどピーク時よりだいぶマシです。
促進剤も同時にうったからなのか、赤ちゃんが下の方に降りてきて感動!
夫はそこでちょっと目頭熱くしていました。(早っ)
あっという間に子宮口が全開になって、いきむ許可がでてお産開始。
20時間いきむのを我慢していたので、ご褒美感が半端ない。
赤ちゃんの頭が引っかかることもあって、すんなりとはいかなかったですが、数回思いっきりいきんでスポーーーーンと生まれました。

赤ちゃん
おそらく30分ぐらいだったと思います。
産む瞬間や産後の縫合処理も全く痛くなかったし、会陰切開されたのも全然気づかなかったので、無痛分娩すごい!!!

無痛分娩でよかったなと思うこと

1.赤ちゃんを産む時全然痛くない。

これに限る!!!
先ほども書いた通り、私の場合、和痛だったので陣痛の痛みはありましたが、産む時は全然痛くありませんでした。
おかげで鼻からスイカの痛さは迷宮入りです。
今思えば痛みがなかったから、いきむときにしっかり力をこめられたのかなとも思います。

2.産んだ後が異常に元気!

出産後今回のお産は安産か難産か先生に聞いたところ「難産だね」と言われました。
確かに、分娩時間に20時間かかって睡眠も全然とってないし、体力も限界だったのでギリギリの出産だったんだと思います。
だけど、産んだ後なぜかめーっちゃくちゃ元気でした!
車椅子で部屋に戻ったけど、そのあとトイレまでスタスタと歩けたし、よくある後陣痛もなくその後の経過もよかったです。
生まれた喜びでハイになってたのもあるかもしれませんが、無痛は産後の回復も早いといわれているのでそのおかげだと思います。

3.心に余裕ができる

陣痛は赤ちゃんが頑張っている幸せな痛みといえど、痛いものは痛いのでメンタルにもきます。
そんな痛みが少しでも和らぐだけでも、恐怖感が和らぎ不思議と心も落ち着いて余裕ができるのです。
NSTの波形をみていると陣痛が来るタイミングがわかるのですが、私の場合、それを見ながら「ほら、くるよ。クルクルクルクルー!!(痛ぁぁぁあい)」と、ちょっと痛みがくるのを面白がったり、普通に夫と話せるようになるぐらいの余裕が生まれました。
妻の余裕は夫の気持ちを安心させることにもつながるので、場の雰囲気も和んでよかったです。

てな感じで、無事出産を終えました。
無痛で産んでから、自然分娩で産んだ人の話を聞くと尊敬する気持ちと同時に、私忍耐弱いのかなって若干ネガティブな気持ちになる時もありました。
でも、無痛分娩だったとしても頑張ったのは間違いないし、なにより無事に元気で生まれてきてくれたという結果があるから、そんな気持ちになる必要はないよーと当時の私に言ってあげたいです。
分娩は時間がかかったのもあって、なかなかきつかったけど、もしまた妊娠したら私は最初から無痛分娩を選ぶと思います。それぐらいお金をだしてもやってよかった、私にとっての分娩FAでした。
あの時無痛にしようかと提案してくれた先生、いっぱい優しい声をかけてくれた助産師さん、一睡もせずにずっとついてくれた夫には感謝でいっぱいです。
そして、赤ちゃん!元気に生まれてきてくれてありがとう!!

私も産む前いろんな方の出産レポを読み漁って、たくさん学べてイメージもできたので、このレポが今妊娠している方やこれから出産する方の役に立てばうれしいです。

※この記事はあくまでも個人の体験を綴ったものです。決して無痛分娩を押し付けるものではありません。