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コラム

【東京噛み締め女#02】はじめてのおつかいでコモレビに出会った@フエギア1833

 

東京には「はじめて」がずっとある。
その気になれば、毎日がはじめてのおつかい。
その気になれば、大根が入った袋を引きずって歩いて大根が飛び出してしまう見所を毎日作ることができます。
東京で暮らすということは、それ自体が自分にとってのキラーコンテンツなのです。

9月某日。
東京暮らし18年にして、はじめての場所を噛み締めてきました。
自分的に視聴率100%のスペシャル回。

FUEGUIA(フエギア) 1833


そうです、フエギアですよぉ〜。
フエギアといえば第一回目のゲストFAのゲストとしてご登場していただいたAyaさん。


Ayaさんが本当に案内してくださったのです!

フエギアは六本木のグランドハイアット東京に入っています。
グランドハイアットな時点で、初子が産まれた時のように8000枚は写真を撮って噛み締めたかったのですが、スマホの電池が少なかった為断念(情けない…!)。

ここからフエギアの写真をババーンとお届けしますねぇ。

美しい…。思わず「アーメン」と言いたくなるような荘厳さがあります。
一人だったら血迷って言ってたかもしれません。今回はAyaさんと一緒だったのでいつもより正気でいれました。


お店のスペースは実質そう広いわけではないのですが、世界観とプロダクトひとつひとつにかけたインスピレーションとパッションのすごさを素人でも感じてしまうので、五感から受け取る情報量の満足度と充実度で体の中がみっちみちになります。


映えるでやんのーー!!!!
すみません、急に俗っぽくなってしまいました。
どこもかしこも映えてたまらんっつーの!!映えアーメンよ!映えーメン!映えーメン!


プーラエッセンシアじゃーん!!知ってるしぃ!濃いやつだしぃ!


おおーっと!ムスカラじゃなーーーーい!!フェロジェイじゃなーーーーい!!
君のことは聞いてたから知っているよ。どれどれ嗅がせてごらん。

ほんとだ。
香りがない(真顔)
グコォォオォォ!っと鼻の奥に吸い上げて吸い上げて、ほのかにキャッチしたある香り。
「あ、◯◯っぽい香りが少しします」と言ったら、スタッフの方が「そのように感じるというお客様は時々いらっしゃいます」と仰っていました。
でも◯◯を忘れてしまいました。なんて言ったんだろう、自分。

さて、ここからが本番です。
「どのような香りがお好みですか?まずは思いつくままに言っていただけると…」とヒアリングモードに入られたスタッフさん。
私は「金木犀、カシス、ローズ…ですかね」と答えました。

答えたと同時に、実は心の中で、自分の意外なスキルに、え!ってなりました。
私、香水にほんとーーーーに詳しくないんですよ。
ロード・オブ・ザ・香水で言うと、フロドがホビット村で指輪を手にして「なにこの指輪?」みたいなことを聞いて、ガンダルフが静かに目を閉じるところぐらい。
超序盤!指輪の出処や意義や役割なんも知らない花火にはしゃぐフロドちゃん!
その割に、ムスカラオーラの中でけっこう拮抗しているというか、「えーっと…えーっと…」ってならずに、しっかり答えれらてない?ってここ噛み締めちゃいました。
負けてない!ムスカラ(指輪)に負けてないよ!

こんなに自我を保ちつつ答えられるのには(それが普通だよ)、実は理由があります。
以前に、パーソナルフレグランスナビゲーションというものを受けたからです!
その時に、私ってこういう香りをこういう理由で好きなんだぁということが言語と共に分かったのです。
言語だけでもなく、感覚だけでもなく、「言語と共に自分のことが分かる」というのはFA精神の根幹にあるものです。たぶん。
だから、自己の掘り下げ作業を要するイメコン系やパーソナル系を我々が好きなのは必然的だと言えましょう。
パーソナルフレグランスナビゲートのサービスについてはまた別の機会に。

話を戻します。
私が目を見つめいっぱしに答えると、スタッフさんは「なるほど。その好みど真ん中がいいですか?好みを加味したちょっと外したものがいいですか?」と訪ねてこられたのです。

わからん自分のことなのにもうわからん。

わからんけど嬉しい。こういう掘り下げをいつだって待ってる。
「……………………は、ずしたもの、でっ」と息途切れ途切れで答えました。危なかったです。

「リラックスする感じがいいですか?元気になる感じがいいですか?」とも重ねて聞かれ、「リラックスでぇ!」ともう勢いでぶっ放しました。

無料でこんなに思考を揺さぶってくるなんて、さすが東京の六本木のグランドハイアットのフエギアのスタッフさんです。人件費が高いだけあるなぁと噛み締め。
文字にするとやりとりが少し事務的に感じるかもしれませんが、とんでもないのです。
スタッフさんの会話の空気感が素晴らしいんですよ。
声のトーンとか間とか他の話を混ぜつつが絶妙で。
で、質問の時は「本当にあなたとあなたのつける香りに興味があって聞いています」という気持ちが伝わってくるんです。
本当に興味がある、が最も強い。本当は興味がない、はバレる。
私の好きなビジネス本に書かれています。

そんなスタッフさんが一番にナビゲートしてくださった香りがこちら。
『Komorebi(コモレビ)』 ※公式リンクに飛びます

Year launched: 2016
Collection: Literatura
Main Olfactory Family: Floral
Secondary Olfactory Family: Amber

Perfume Chord: Tonic note: Musk
Dominant note: Ambergris
Sub Dominant: Cherry Blossom

日本の光の概念。木の葉を透過した太陽の光の透明な交わりは、湿潤な空気の中で桜の音色を広げ琥珀色の風に突然遮られた。

一発目でとんでもない香りと出会ってしまった。
木漏れ日、ですってよ奥さん。京都の景色にインスピレーションを受けて調合された香りだそう。
透明感と侘び寂びを感じる(絶対京都って聞いたからだろ)穏やかな香り、でも今持っている香水からは絶妙に外れている新しい香りに、ガーーーーーーーー!!大っっ好きです!!!みたいな奇声を発したところ、スタッフさんが「お好きだと思いますし、お客様の雰囲気にとても合いますよねと仰ったのです。
そうなの!?私の雰囲気に!?と嬉しさと発見の二乗!
嬉しい。こういうのが結局一番嬉しいし知りたい。
「私の◯◯は私で決める」とか一生言わんと思う。
無人島じゃない限り、全力で他の人の意見や感情と「共鳴して」生きていく。
Ayaさんもコモレビを嗅いで「あーーーーいい!めっちゃヒツコスさんっぽいです」と納得のご様子。

他の香りもいくつか試しましたが、コモレビ以上にピンとくるものは現れず、「コモレビに重ねてつけるとしたらどんな香りがいいですかね」と聞いてみました。
そこで提案していただいた香りがこちら。
『La Cautivak(ラ・カウティーバ)』

Year launched: 2010
Collection: Personajes
Main Olfactory Family: Musk
Secondary Olfactory Family: Fruit

Perfume Chord:
Tonic note: Musk
Dominant note: Vanilla
Sub Dominant: Cassis

「マロン」襲撃の帰還。人質の首筋を嗅いで文明の香りを発見するインディアン。

思わずさらいたくなるような香り…をイメージして調合された香りだそうです。
おだやかじゃない。
コモレビとは打って変わって、こっくりした濃さと甘さのある香りです。
コモレビに重ねるときにはほんの少しでいいと。
正直、これ単品だと甘すぎて私は使わない香りです。
実際に腕にコンバインしていただくと、あーーーいい意味で複雑で絡みつくような香りに変身…!!
これはおだやかじゃありませんぞぉ。

今日はまずコモレビを購入して、コンバインのバイン具合は1日様子を見て決めるということをお伝えしました。
だったのですが…引くぐらい手持ちが無かったことにその時気付きました。なぜかカードも入れておらず。

はじめてのおつかい、大ピンチ!
電池ないわ金ないわ!東京とか関係なくやばいな!

「あの…すみません、手持ちが思ったよりなくて…また買いに来てもいいですか…?」とお聞きしたら、にこやかに「もちろん大丈夫ですよー!」と言ってくださり(言うしかない)、子供でも大根を手に入れるというのに、若干の恥をAyaさんにもかかせて「はじめてのおつかいフエギア編」はノーフレグランスで幕を閉じました。

東京都港区六本木6-10-3グランド ハイアット 東京 1Fロビー内
営業時間 11:00-20:00
TEL 03-3402-1833

余談。
実は、フエギアの前に、すでに一件噛み締めてまして。
伊勢丹に出展していた香水のポップアップに連れていっていただき、Ayaさんのお知り合いの素敵な方達を紹介していただいて、なんかもうポップアップなにそれ!あっぷあっぷ!
Ayaさんって噛み締め界に舞い降りた天使なのかなって。
なんでこんな顎が砕けるほどの体験をさせてくれるんだろう。

そんなことを思いながら、次の場所に移動するタクシーに乗っていたんですけど、窓の外を眺めながら「すごく今っぽい人たちと接しすぎてしまったなぁ」ともうはっきり言葉に出しちゃってるんですよ。
ねぇ、孤独のグルメって見たことある!?
そういうのは心の中で!心情はナレーションで言うわけ!
今っぽい人たちと接しすぎてしまったなぁ、って言葉が漏れるにしてもなんだよ、それ!
Ayaさんは「えー!?」と笑ってくださったんですが(笑うしかない)、私が「今っぽさ」を噛み締めるのはまだまだ早かった…。この後の東京がすごかった…。
次回をお楽しみに。

後日談。

コンバイン!
バインバインです!
やっぱりKomorebiはさいっっっこうにいい!
届いて早速、家の中でつけてみたところ、心からほっとして、2時間ぐらい爆睡してしまったんですよ。
おにぎりを3つ食べたからかもしんないですけどね。