
【人生にゴリゴリに役立つ本のみを紹介する♯25】ずるい聞き方
こんにちは!noniです!
私は普段、販売接客の仕事をしています。
人と話す事が好きで、学生時代のアルバイトから接客や受付の仕事ばかりを選んでいました。
皆さんは接客や販売の仕事ってどんな人に向いてると思いますか?
話すのが得意な人、おもしろい話ができる人、笑顔が素敵で明るい人。
みんな魅力的で接客に向いてそうですよねー!
上記の人種って接客業の場だともれなく一定数存在します。私も話すのは好きですし、お客様に対して笑顔で明るくコミュニケーションを取ることは難なくできるタイプ。
ですが、接客や販売をしている中でキラリと光る人っていうのは「話すのが上手な人」より実は「聞くのが上手な人」だったりするんです!
実際私が接客をしていて、ヒヤッとするのは自分が喋りすぎている!と感じる場面です。会話がうまく回らなければ回らないほどこの沈黙をどうにかせねば!としゃべりまくり撃沈する…長年接客販売をしていてもいまだに訪れる嫌な瞬間です。
そしてそういう時は大体お客様の情報を十分に引き出せてないので、ニーズに合ったものをおすすめできてないケースが多いです。
こんな時感じる、お客様がもっと話してくれれば…もっと心を開いてくれれば…もっと本音をうまく引き出す質問をしていれば…という想いから手にとったのがこちら!
ずるい聞き方 距離を一気に縮める109のコツ
仕事でもプライベートでも使える、ずるくて賢い聞き方テクニックが満載で、私のような接客販売、営業などのお仕事をしている方には特におすすめです!!
コミュニケーションや会話術の本はたくさんありますし、私も読んだことはありますがそれらと比べてもここがお気に入り。
- すぐに使える聞き方や会話テクニックが満載
- 体験談が多く具体的で理解しやすい
- 仕事だけでなくプライベートでも使える
- テクニックの数がものすごく多い!
- 基本テクニックと、応用して使えるすすんだテクニックも記載されている
久しぶりに日常的に実践できることがギッチギチに詰まった本に出会えたなぁと思いました!!
本書は項目がかなり多いので、ほんの一部になりますがおすすめテクニックと共に実践してみた自身の変化もお伝えしていきたいと思います!!!
109のカリスマ店員から週刊誌の記者へ
まず「ずるい聞き方」著者の山田千穂さんについて。
山田さんは元々渋谷109でアパレル販売をされており、カリスマ店員と呼ばれテレビ取材を受けるなど活躍された後、記者の仕事に転職。
本書では、販売員時代のコミュニケーションや会話術は記者の仕事では通用しなかったとおっしゃっていました。
そんな山田さんが販売員時代の経験も活かしながら更にブラッシュアップされて生まれたのが「ずるい聞き方」という相手の本音を自然と引き出すコミュニケーション術です。
ただ表面上の質問術ではなく深く人間関係や信頼関係を構築するのにも役立つので、ここから明日にでも使えるテクニックとして本書からピックアップしたものをご紹介します。
2択の質問で先手を打て!
お客さまがその商品を買う前提で、「AとB、どちらの色がお好みですか?」と聞くと、その先に話を進められます。
「どうされますか?」「何がお好きですか?」と漠然と聞かれるより、2択で2歩先の質問をされたほうが、こたえるほうも迷う時間が減り返事がしやすいのです。
(本書より抜粋)
上記の2択質問、私は今まで無意識的に使っていたので、テクニックを発動できている時と発動できていない時、などムラがありました…。
意識的に取り入れてみると、
- 買う方向に話をすすめていきやすい
- 選択肢をしぼってから話を進めるので話のスピードが早い
- 2択の中に最適な答えがなくても好みの方向性が見える
- 選ぶ方の迷う時間やストレスが減る
えー!これってめっちゃ意味あるやん!
会話から選択肢を多めに出してしまい、お客様が迷ったあげくの「検討します」も大幅に減ったことを実感できました。
あとこれは子育てでも活用できます!
ちょっとせこいですが、休日に遠出したくない時に「今日公園行って、ブランコかボール投げどっちにする?」と聞くと自然に公園に誘導しやすかったのです!
我が家の娘はだんだん強敵になってきたので、「えー公園じゃなくて〇〇に行きたい気分」と通用しない時もありますが、勝率は今のところ良いです。
晩ご飯に、今日は疲れたから楽なメニューを作りたい…という日は「カレーかシチューどっちがいい?」と聞くことも。
なんにせよ日常でも結構使えるテクニックなので試してみてほしいです!
褒めの陰口を積極的に伝える!
同じ褒め言葉でも、自分だけ言うより「〇〇さんも褒めていた」と第三者の話をプラスすると、説得力が増します。
初対面の人に会うときや、仕事を依頼するときも、「〇〇さんに紹介されて」「〇〇さんにオススメされて」とひと言伝えるだけで、相手の対応が変わります。
(本書より抜粋)
このテクニックは私自身が昔から積極的に使っている方法です。相手から直接褒められるのも嬉しいですが、「〇〇さんがあなたのこういうところを素敵って言ってたよ!」と第三者から褒められると一気に信憑性が増しませんか?
陰で言われているとお世辞じゃなくて本音なんだと感じますし、それをわざわざ伝えてくれる第三者にも良い印象が残ります。結果、人間関係が円滑にまわって良い影響しか生まれないし関わったみんなが幸せになると思っています!
自分も思っているけど面と向かって褒めるのが恥ずかしい時に、第三者の言葉を借りて伝えるのもおすすめです!
私はヒツコスさんやとりんさん越しにファイナラ読者の方から記事に対して良い感想を頂いた時は嬉しくて飛び上がりそうになりました!!
もちろん直接いただいても嬉しくて飛び上がると思いますが!
陰でも表でも褒められるってやっぱり嬉しいものですね。
愛言葉はうちら!(私たち)
ギャル全開の話で恐縮ですが、当時は共存共栄の運命共同体のような意識がすごく強かったのです。
「うちら」を主語にして話し合うと、どんどん盛り上がる。そして「テンションアゲていこー!」というノリが生まれるのです。
ギャルに限らず、大人の世界でも「私たち」を主語にして話すと連帯感が深まること、ありますよね。
(本書より抜粋)
これは私がハッとしたこと!簡単なようで意識できていない事でした。
思い返してみれば同僚に「私らってめっちゃ頑張ってるよなー!」て言われた時や、同年代の友人と美容の話をしている時に、「私ら結構イケてると思うで!」と言われた時などなんだか嬉しくてほんわりした気持ちになったのを覚えています。
褒められると同時に仲間意識も芽生えるので、お互い本音も話しやすくなり、仲を深めるのに簡単で最適な方法だと感じました!
それから「私ら」を主語にあまりコミュニケーションの時間が取れてなかった後輩に「私ら今日いい感じじゃない!?」と声をかけてみたり、日常でも活用しています!
ずるい聞き方とは、本音を話したくなるような聞き方
本書では前半で約50個の相手の心のガードを下げ本音を引き出すようなテクニック。
後半では日常の習慣や振る舞いから、相手に受け入れてもらいコミュニケーションを円滑に回す心がけや習慣が記載されています。
この本を読み日常生活で実践していく中で感じた変化は「自分を知ってもらうより相手を先に知ること」を意識したことで、相手からも興味を持ってもらえる事が増えたこと。
私自身、この人には本音や弱音を打ち明けやすいな、自分のことを受け入れてくれているな、と感じると自然とその人に興味が湧きますし、すぐに好きになってしまいます!
私がこの本を購入したきっかけは仕事に役立てたい!という想いと共に、年齢を重ねて外見だけではなく中身もしっかり磨く事で素敵な女性になりたいと思ったことがきっかけでもありました。
年齢を重ねるにつれ職場やプライベートでの発言権は高くなる傾向にありますが、だからこそ自分のことを話したい気持ちをぐっとこらえて「話を聞くこと」の大切さを痛感…!
可愛く大人しい後輩の前で自分語りをしてしまわないように、これからも身を引き締めていきたいと思います!!!