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【ゲストFA#35 香水】過去最高の「甘×酔」ナーゾマットのバラオンダ

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ジャンル問わず、ベスト超えのファイナルアンサーを深掘りしていくゲストFAインタビュー。
2022年一発目は、予々じっくりお話しをお聞きしたいと思っていたりおさんに来ていただきました。

りおさん
Instagram:rio6688reia
コスメ、香水、スキンケアを独自の視点で追求する美容オタク。
ショートムービーを見ているような世界観のInstagramのpostは必見。


ーー本日は、多岐に渡り美容全般にお詳しいりおさんに来ていただきました! よろしくお願いします!

りおさん:こちらこそご連絡をいただいた時は「キターー!!」とテンションが上がってしまいました。ファイナラファンなので!!

ナーゾマットのバラオンダの香水がFA

ーーうぅ……! そんな風に言ってもらえて嬉しいです。なんなら毎月インタビューさせてください(笑) それでは、早速ですが、りおさんにとってファイナルアンサーと呼べるものを教えてください。

りおさん:私のFAは香水のバラオンダです。昨年出会ったのですが、雷に打たれました(笑)

ーー香水好きのりおさんが雷に打たれるほどのバラオンダとはこれいかに……!

りおさん:ブランド名はNasomatto(ナーゾマット)と言います。オランダ発の香りのノートは一切明かされない謎の多いブランドです。

ーーナーゾマット、初めて聞きました! ナーゾだけに謎が多いんですね(頭に浮かんだ駄洒落を抑えきれないアラフォー)

りおさん: ネットではたまに見かけますが、基本的にはノーズショップでしか取扱いがないニッチなフレグランスなんです。バラオンダはナーゾマットの他にもオルトパリージというブランドをもつアレッサンドロ・グアルティエーリの作品ですが、糞や精子といったとんでもネームな香水でも有名な常軌を逸した芸術家ですね。

ーーほわー! 糞や精子! それは香水マニア心をくすぐりそうですね!

りおさん:それで、初めて念願のノーズショップが福岡に一時出店した際に、話のテンポの上手なお姉さんと一緒に選んでいく中で勧められたのがバラオンダです。

▶︎NOSE SHOP(ノーズショップ)公式HP

お酒の香り好きが溺れる過去最高の「甘×酔」

ーーバラオンダは一体どんな香りなんでしょう?

りおさん:バラオンダは、ウイスキーの香りをイメージした香りなのですが、私にとって過去最高の「甘×酔」を体現してくれた香りです。
甘めのお酒の香りは今までいくつも使ってきていますが、溺れてしまいそうなほどの優雅さを兼ね備えた甘さです。

ーーウイスキーで甘い香りなのですね! りおさんのイメージにぴったりすぎます。

りおさん:一種のフェチズムすら感じる甘さで、自分はさておき、この香りの女性が歩いていたら間違いなく振り向きますね。

ーー振り向く甘さのバラオンダをりおさんはどんなシチュエーションでつけられてますか?

りおさん:ルールが緩いので日常使いさせてもらってます(笑) 巻き髪にハイヒールにタイトスカート、そこにとろっと甘い香りのする固い職場環境の職員。ある種の変態ですね(笑)

ーー存在そのものがトータルでフェチズムですね!(笑)

りおさん:私にとって香水はセルフプロデュースの1つなんですね。ただ、若い内は沢山失敗もしました。例えば学生時代、狭い生徒会室でうっかり香水をつけ直した際想像以上にポールスミスの香りを充満させ先輩から「ちょ、これ誰?何の匂い?」と言われた時にはもう冷や汗ものでした(笑) 色々試していくうちに自分にしっくりくる香りが見つかり、甘くてちょっと色っぽい香りが今の私にぴったりハマったという感じですね。

ーーりおさんと直接お会いしたことはないですが、りおさんのInstagramのPostからはまさにそんな「甘×酔」な印象を受けます! 絶対いい匂いのするお姉さんという感じです。

りおさん:異性ではなく同性から「いつもいい香りするー♡」と近寄られた時ほど心の中でガッツポーズしています(笑) ただ、雨の日や湿度の多い日は周りの事も考えて少しライトな香りやボディクリームのみにしています。私が好きな香りの性質上、流石にこもった空気の中だと胸焼けさせそうなので。

ーー使い分けもさすがですね。甘×酔の香りは他にも使われてきたとのことですが、いくつか他のお気に入りも教えていただけますか?

りおさん:①ラム酒とバニラ、煙管から感じる煙草の匂いがするペンハリガンの秘密の女クララ、②1960年代バーの香り揺蕩うdiptyqueのオルフェオン、③バラオンダと同じく木樽を感じるバニラのGUERLAINのドゥーブルヴァニーユあたりを推します。


写真はディプティック。

喉の奥が熱くなるような「酒」感も魅力

ーーありがとうございます! その中でもバラオンダは一際特別なのですね。

りおさん:はい。とんでもなく甘いのに幼くならない絶妙の塩梅でしょうか。お酒の香りの中で、喉の奥が熱くなるような「酒!」感が強いのも魅力だと思います。実際に私自身1日で芋焼酎を1升飲んでも時刻表を見て電車で帰れる位ザルです(笑)

ーーなるほど! 酒感がしっかり強いところも、りおさんを満たしてくれるポイントなんですね。そういえば蓋がコルク調なんですね! おしゃれ!

りおさん:そうなんです! 蓋は一応スタンダードな物もついていますが、やっぱりこのコルクを抜くのが醍醐味ですね。木樽にうつったお酒の香りそのものを
彷彿とさせます。コルクは1点ものなんです。

ーーお酒の香りって私のように香水ビギナーではあまりつける機会のないタイプの香りだと思うので、上級者の香りの世界を覗き見できた感じがしてドキドキワクワクしました! またぜひFAインタビューをさせてください。

りおさん:はい! 私もとても楽しかったです。ありがとうございました!

編集部より:りおさんのアカウントではなんと213ものフレグランスについて投稿なさっているそうです。
#りおフレグランス で検索すると見れますのでぜひチェックしてみてくださいね!