
【オリーブオイルのFA】井上誠耕園のオリーブオイルがつないだ親子三代の絆
こんにちは。ほとりです!
あっという間に秋から冬になり、北風小僧の寒太郎くんが今年も町までやってくる(知ってる?)季節になりました。
すると気になってくるのが、
「カサカサ」
です。
【ほとりの肌スペック】
・脂っぽいのにカサつきがちな混合肌
・冬になると目元や口まわりがカサつきがち。でもベタつきは苦手
・割となんでも使える肌質
・頬のあたりのシミが気になる
・小鼻の毛穴開きが悩みのタネ
顔だけでなく、指先にひじ、かかとに唇。とにかく全身がカサつく。でもいちいちケアしている時間がないの!
かつて、そんなわたしを救ってくれた1本の小瓶がありました。
それが井上誠耕園のオリーブオイルです。
今回は、わたしにとってのオリーブオイルのFA、「井上誠耕園のオリーブオイル」について書かせていただきますね。
母と娘とオリーブオイル
あれは今から十数年以上も前のこと。
「これ、お肌がつるつるになるから、ほとりちゃんも使ってみて」
ある日、母がわたしに井上誠耕園のオリーブオイルが入った小瓶をくれました。当時のわたしは子育てで忙しく、自分のケアどころではありませんでした。
わたしの母は、昔からヒマさえあれば難しそうな本を読んでおり、化粧品やケア用品というものにあまりこだわりがない人でした。
もっとも、参観日などで学校に来るたびに
「あれ、誰のお母さん? きれいな人だね」
と言われてはいましたが。
だから化粧品も、店で目についたものをその都度購入。いつ見ても、鏡台の上にはバラバラのメーカー化粧品が少しだけ並んでいた記憶があります。
しかし、母にとってこの井上誠耕園のオリーブオイルは、特別な品だったのでしょう。当時はほぼ通販でしか買えなかったにも関わらず、根強いリピーターとなって使い続け、ついにはわたしの分まで購入してくれたのでした。
なんでも使える万能選手!井上誠耕園のオリーブオイル
★井上誠耕園 美容オリーブオイル 120mL(ポンプ式) 3,894円
「顔に、髪に、全身に」
井上誠耕園さんの公式サイトの言葉どおり、このオリーブオイルは子育てで忙しく、自分のケアどころではなかった当時のわたしにとって、
「これさえ塗っておけばなんとかなる」
という切り札として活躍してくれました。
思いつくだけでも、
①洗顔後のスキンケア
②ゴワついたひじやかかとの保湿ケア
③唇がカサついたときのリップケア
④パサついた髪や頭皮のケア
このように、本当に縦横無尽に活躍してくれたのです。
ちなみに、わたしのスキンケアルーティンはこんな感じ。
朝:洗顔→化粧水(普通肌用)→オリーブオイル→日焼け止め
夜:クレンジング&洗顔→化粧水→オリーブオイル→目元保湿クリーム
少しだけ時間が取れたときは、洗顔後にオリーブオイルを塗ったあと、温めたタオルを顔に乗せてパックすることで、カサカサだった肌がしゃきっと生き返りました。
正直言うと、リーズナブルな他社製品に浮気した時期もありました。しかし、何度浮気しても最後は井上誠耕園さんに帰ってくるという、奥さんにほれ込んだチョイ悪オヤジのようなことを繰り返していたのです。
ここが違う!井上誠耕園のオリーブオイル
どうしてそこまで井上誠耕園のオリーブオイルにほれ込んだのか。それはやはり使いごこちが他社製品とは全く異なっていたからです。
①油っぽくない
通常、「オリーブオイル」というと、どうしても「ベトベトしている」というイメージを持ちがちです。
わたしもオイリー肌なので、「ただでさえ脂っぽい肌なのに、この上にさらに『油』はないよね」と以前は思っていました。
しかし、実際に手の平に一滴垂らしてみると、「油なのに、サラっとしている!?」と、その触感に驚きました。
さらにそれを塗り込んでみると「あれ? さっきの油、どこ行った!?」というほどすっと肌に吸い込まれて消えていくんです。
確かに塗ったはずなのに、肌が少しもベトベトしない。これは衝撃的でした。
これが他社さんの製品だと、塗ったあとしばらくは手がベタベタして、とてもじゃないですがパソコンのキーボードやスマホの画面が触れなくなるんですよね。
同社の公式サイトによれば、井上誠耕園のオリーブオイルは、スペイン・アンダルシア州産の良質なオリーブオイル100%を原料に用い、50年以上にわたって改良を重ねてつくり上げたものなのだとか。さすが、50年もかけて作り上げただけのことはありますね!
②香りが自然
井上誠耕園のオリーブオイルは純度100%であり、ほかのものは一切入っていません。だから、香りも当然オイルそのものの香りしかしないんです。
これは個人の好みの問題だとは思いますが、他社さんの製品だと、ローズや柑橘類といった香りが足されているものもあります。わたしはそうした人工的な香りが苦手なので、香りが付け足されていないこのオリーブオイルは、使っていてほっとしました。
また、乳幼児のお世話をしていると、どうしても子どもがママの手やほっぺをなめたりさわったりといったことが起こりがちです。そんなときでも、この純度100%のオリーブオイルは、安心して使い続けることができました。
③油やけしない
「オイル」というと、なんとなく「油焼けしそう」というイメージがあります。しかし、油焼けとは、オイルに含まれる不純物が紫外線などによって酸化することで引き起こされるものなのだそうです。そして井上誠耕園のオリーブオイルは純度100%なので、油焼けなどのトラブルを引き起こす心配はほとんどないのだとか。だから日差しの強い昼間でも安心して使えました!
母と祖母とオリーブオイル
わが家には、こんな井上誠耕園のオリーブオイルをめぐる一つの思い出があります。
この夏に入ってから、両親と同居していた祖母が一気に体が弱り、あっという間に寝たきりになってしまいました。春先には元気に歩いて外出していたし、会うたびに明るくしゃべっていたのに。
ご飯はもう、多くは食べられない。
華美な洋服も宝石も、今の祖母には必要ない。
意思疎通できる時間も、だんだん短くなっていく。
ベッドに横たわる祖母の顔が少しずつ小さくなっていくたびに、
祖母のためにしてあげられることが、一つ、また一つとなくなっていきました。
そんなある日、実家へ行く際にふと思い立ち、この井上誠耕園のオリーブオイルの瓶をカバンに忍ばせたのです。
「おばあちゃん、今日はいいもの持ってきたよ。お肌がツルツルになるからね」
祖母の着替えの介助をしながら、母と二人がかりでその体をベッドから起こしました。
そして、二人で手分けしながらオリーブオイルを手のひらで少し温めて、祖母の顔に、そしてすっかり細くなってしまった手足に塗っていったのです。オイルは色白の祖母の肌に溶けるようになじみ、やがて肌全体がツルツルになっていくのが感じられました。
ひととおり塗り終わり、櫛で髪を整えると、母が手鏡を祖母に向けてたずねます。
「おや、このきれいな人は誰やね」
「それは〇〇〇さんや」
元気よく自分の名前を言う祖母。
「またー、おばあちゃんったら、すごい自信やなあ」
オシャレで自己主張が強く派手好きな祖母は、地味好きな母とは趣味が合わず、若い時はお互いよくぶつかっていました。
でも今は、手鏡を手にした祖母・母・私という三代の女たちが、思い思いのことをしゃべり合い、笑いあっている。
この井上誠耕園のオリーブオイルは、そんななにげないひとときを、かけがえのない楽しい思い出をわたしたちに残していってくれたのでした。
FAのオリーブオイルをこれからも
父の話によると、祖母は苦しいときや意識があいまいになったとき、
「おっかさん」
「おかあさん」
と、よく二人の人を呼んでいたそうです。
「おっかさん」は、祖母の実の母である曾祖母のこと。
そして「おかあさん」は、長男の嫁であるわたしの母のことでした。
母と祖母が同居を始めてから約40年。
思ったことをなんでもストレートに口にする祖母と、それをまた真正面から受けとめる母との関係は、決しておだやかなときばかりではありませんでした。
でも母は、親戚たちから何度
「お世話が大変だから、もう病院か施設に入れたら」
と言われても、
「おばあちゃんは最後までうちで看ます」
と言い張り、時には自分のほうが倒れそうになりながらも、自宅での介護を続けてきました。
まさに「超」がつくほど、生真面目で頑固者である母。
そんな母が選んだのが、この井上誠耕園のオリーブオイルだったのです。
生産者の方々が原材料と製法に強くこだわり、一切妥協することなくつくり上げたオリーブオイル。
そんなこだわりによって生まれた一品だからこそ、母の心にも届いたのかもしれません。
母のこだわりの、そして祖母との思い出のこもった井上誠耕園のオリーブオイルを、これからも使い続けていきたいと思います。