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神戸の社交場として栄えた「レストラン北野クラブ」で過ごすノスタルジックな大人時間

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突然ですが、皆さんが大人になったな~って実感するのはどんな時ですか?
私は、記念日でもないのに普段行かないような特別な場所へ行った時「大人になるってこういう事なのかな…」と、しみじみ思ったり、思わなかったりします(どっちだ!)

今回伺った「レストラン北野クラブ」は間違いなく、大人になって良かった…!と思えるほど、素敵な場所だったのでレポさせて下さい!!

神戸の社交場として愛された「レストラン北野クラブ」

1957年、神戸を一望できる北野の高台に誕生した「北野クラブ」。当時はまだ珍しかったフランス料理を堪能しつつ、ジャズミュージックに酔いしれ、ダンスを楽しめるサロンとして話題となり、粋な大人たちが集うように。エントランスにはロールスロイスやブガッティが並び、ここにしかない洗練された空間では、ハイセンスな人々が優雅な時間を過ごしていました。夜ごと賑わう「北野クラブ」には、海外のセレブリティも訪れるようになり、ハリウッドの有名俳優がここでプロポーズしたという伝説も残っています。

引用:https://www.kitanoclub.co.jp/restaurant/

50周年を機に「KITANO CLUB」というレストランにリニューアルしたそうです。

場所は、神戸を一望できる北野坂を上った高台にあります。

ハードめな坂道が続くので徒歩で来ると結構ガチの息切れ案件になってしまうので、タクシーや車で向かうことをお勧めします。(駐車場は無料なのも嬉しい)

北野クラブの名物でもあるブガッティがお出迎え。
超ーーーかっこいい!! 建物に入ってないのにすでに入口からテンションが上がるミーハーなワタクシ。

ノスタルジックな雰囲気漂うバーで味わう優雅なひととき

入ると早速超おしゃれなバーが眼前に!!!
おっ、おお大人空間ーーー!! 早速、慣れない空間にひるむ私と友達。

お時間までこちらでお待ちくださいと言われて通された所は、現在もバーとして使われている所。
北野クラブはその名の通りクラブとして親しまれた場所。リニューアルされてはいますが、その昔、ここで色んな人たちの交流があったんだなーと、座りながら歴史の赴きを汲み取ろうとしている顔がこちらです。

この螺旋階段を下ると、地下にダンスホールがあったんだとか!

この鏡ばりの銀ギラな感じからして、パリピ感が出てる~~!!
開港後、居留地に住んでいる外国人や若者達の社交場としてダンスホールは珍しく、当時は激アツスポットだったとのこと。

神戸の街並みが一望できる高台のレストラン

バーの奥にレストランがあって、最奥の席に通してくださったんですが、これまた眺めが最っ高じゃないこと?!!!道路よりも高い位置にレストランがあるので、人の目を気にせずジャズを聴きながらゆったりと景色を楽しめます。これが大人か…!!(多分違う)

見えないですが、奥の方にグランドピアノが置かれていて生演奏を聞くことが出来るんです。
生演奏てっ!!!と思いましたが、ホームページには、プロポーズやお祝いのプランもあったので、納得。こんなステキ空間でプロポーズされたら前のめりでOKしちゃうよな~。

神戸の夜景とピアノの生演奏と共に楽しむ本格フレンチのフルコース

料理は上質なフレンチのコース!
この時の為にお昼を抜いてきたので、食べる気満々の我々。
でも、全部食べきれるかな…と何となく話していたら「途中から量の調整もできますので、お声がけくださいね(にこっ)」とさらっとお気遣いの一言。そんなホスピタリティの高さにも安心できます。

神戸と言ったら「神戸牛」。ずっと嚙んでいたいと思うくらいお肉の旨みが濃ゆい!

美味しく食べているとピアノの生演奏が聞こえてきて、目も耳も口も最高潮に気分が良い。

全く臭みのない肝のパテに感動…!!塩味も強くなくて本当に食べやすい!

最後に出てきた、このデザート。忖度抜きで人生で食べたデザートの中で一番美味しかったです!お腹いっぱいのはずなのに、美味しすぎてサクッと完食しちゃいました。

デザートが出てくる頃にはすっかり外も暗くなっていて、これまた神戸の夜景が美しいこと!

外で煌めいている丸い照明は、北野クラブのシンボル「たんぽぽ」の照明と言われていて、「ここで育ち、たんぽぽのように世界に飛んで行き、そこで根を下ろし、また咲いてください」という思いが込められているそうです。
何か最近こういう歴史や昔の人の想いに触れるとものすんごい泣きそうになるんだけど、歳かしら?w

ブガッティのお見送りで大人時間を締めくくり!

お会計を済ませ、駐車場まで軽く散歩がてら歩いて帰ろうとしていたら、なんとスタッフの方がブガッティで駐車場までお見送りしてくれるとのこと!(ちなみに駐車場までは60mくらいの距離。近っ)
ドアを開けてくれた時「お嬢様、どうぞ。」って聞こえた気がしたけど幻聴だったわ。えーーーマジで!これ乗れんの?!っていうか赤のシート、かっこよ!!!と最後までおもてなしをされて、テンション爆上がりな夜なのでした。

洗練されていて上質な空間なのに、どこか懐かしくてまた行きたくなるような不思議な場所でした。お酒は強くないけど、今度はバーを楽しみに行きたいと思います。