【眉ハイライトFA】使っても使わなくてもいい!けど使いたい!アナスタシアの眉ハイライター
眉のハイライター
アナスタシア ハイライティングDUOペンシル2
眉のハイライターというちょっと珍しいこのアイテム。
こちらがどうFAなのか語る前に、少し私たちが自然にかけてるリミットについて説明させてください。
メイクの仕上がりに対する遠慮
私たちは、メイクに対して、めちゃくちゃ遠慮してる気がしませんか。
「あまり多くのことを求めてはいけない」と自然にリミットをかけている気がするんですよ。
どういうことかと言いますと、例えば眉。
私は、眉の位置も高いし、毛並みも悪いし、形もぐずぐずなので、相当作りこまないといけない眉なんですね。
眉まで低スペック。
下瞼の低スペックについてはこちら。
でも、あんまりクッキリ描きすぎると、顔から浮く。
かといって、自眉のテイストに合わせてぼやぼや描いても、イマイチな仕上がりになる。
私はここで思うわけです。
作りこみの美しさを優先して、多少顔から浮くのをあきらめるか。
ぼやぼやな仕上がりにして、ちょっと完成度を下げて、顔との調和を取るか。
ふたつにひとつだな…って。
両方叶うことなんてないと、ハナからあきらめてる。
そこに登場するわけです。
アナスタシアの眉ハイライターが…!
”クッキリ”と”顔なじみ”を両立させる眉ハイライター
こちらの眉ハイライターなのですが、眉毛を仕上げたあとに、眉周りに使う、という、世にも珍しいアイテムなんですね。
マットとラメがありますが、マットのほうを使用します。
こんな風に使います。
これはアナスタシアのサロンに行ったときに、仕上げで使って頂いたのですが
初めて見たときの衝撃と言ったら!
眉毛の形がピッシーと整って、存在感がクリアになるのに、
全然顔から浮いたりしない!!!
どうして!?
眉周りの肌を明るくすることで、眉が目立つのだと、アナスタシアのお姉さんに教えて頂きました。
なるほど。眉を濃く、きっちり輪郭を取ることで眉を際立たせることにばかり頭がいっていましたが、
なにも眉そのものを触るだけが、テクニックではないわけです。
眉の周りの肌を明るくすることで、眉の存在を際立たせる。
上手い絵描きが「モチーフじゃない。空間を描くんだ。空間を。」的なことを言ってましたが、アナスタシアのテクニックのことを示していたのか。(違うと思う)
輪郭をぼやかさないと顔と馴染まないと信じていた私には
衝撃的な技法でした。
使いやすさも衝撃的
でも、こういう、ピーキーなアイテムって、難しそうに感じるじゃないですか。
テクニックがいるんじゃないの? っていぶかしく思ってしまう。
私もあまりにいぶかしく思っちゃって、感動して購入したくせに、
半年家で放置してました。
専用の筆も買っておいて。あと半年って長すぎませんか。
でも、意を決して使ってみたんですね。
そしたら、まーーーー簡単なことよ!!
「専用の筆があるから簡単だったのでは…」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、筆まで使うのは億劫で、不肖私、指で伸ばしたんですよ。何のための専用の筆…。
メイク道具に過剰な恐れと億劫さを抱く。メイク苦手あるあるです。
結果、全然大丈夫でした! 筆なしでもいけた! というか、これを書いてる現在も、全然指で伸ばしちゃってます!!
ここも声を大にして言いたい、このハイライターのFAな箇所なんですが、
指で伸ばしても簡単に美しく仕上がるのは、テクスチャーが秀逸だから。
柔らかいけれど、節度のあるテクスチャーは、眉周りになじませるのにめちゃくちゃ丁度いい設計!
元気がない日でもスルスル指を動かせる!
メイクによっては、元気な日特有の繊細な手の動きを必要とされるものもありますが
これは一切そんなことはありません!
どれだけこちらがダウナーでも、しっかり仕事してくれます!
これ系のアイテムって「なんか難しいことをしようとして、その部分が悪目立ちしてる人」になるのが
非常に危ぶまれるものですが、
これは全然そんなことありません!
使っても使わなくてもいい。けど使いたい!
あと、眉のハイライターって、「使わなくていい」って選択肢が頭をよぎりがちだと思うんです。
私はそうです。
ファンデや眉に比べて、必須アイテムというポジションではないからです。
それでも「使ったほうがいい、使いたい!」そう思わせてくれるんですよ。
手が伸びる。
細かいテクニックを駆使したけれど、反応が良くない、といったアイテムは
自然と手が遠のきます。
でもアナスタシアの眉ハイライターは、その逆なんです。
つまり、テクニック要らずで、大変よい結果を得られる、そういうアイテムだということです。
しっかりメイクはもちろん、ナチュラルメイクにもピッタリ。
シーンを選ばない、って、この眉ハイライターのためにもある言葉だと思います。
わがままを許されなかった私たち
私たちはわがままを許されてこなかったと思いませんか。
多くを望んではいけないと、親や先生などの周りの大人から、厳しくしつけられたような気がするんです。
例えば幼少期におけるクリスマスプレゼント。
あんまり高いものを望んでもいけませんし、1つではなく2つ望もうものなら、それなりに雷を落とされた気がします。
もしくは1つ1つのプレゼントのお値段が下がる…。
そんな怒らんとってくれ。高いもん買ってくれ。たくさん買ってくれ。…交渉決裂…。小学生児涙…。
このようにして、実に巧妙に、私たちは「あまり多くを望まない」性質を植え付けられている気がします。
クリスマスプレゼントは天井知らずのお値段設定だったし、数に制限もなかったという方もいらっしゃるとは思いますが、私と同年代の方でしたら、なんとなく頷いて頂けるのではないでしょうか。
「多くは望まない」
まあそれもひとつのライフハックですから、悪いことと糾弾したいわけではないんです。
問題は、コスメに対しても妙な遠慮を発揮してしまうことなんです…!
コスメへの遠慮
眉の場合はこうです。
くっきりさせたら、完成度は上がるけれど、顔から浮くリスクがある。
ふわっと仕上げたら、顔になじみは良くなるけれど、形がいまいちスッキリしない。
でも、アナスタシアの眉ハイライターは、眉周りの肌を明るくするという解決策で
くっきり美しい形の眉と、顔から浮かない眉というわがままを叶えてくれました。
私は、アナスタシアの眉ハイライターを使ったとき
「2つのことを望んでいいんだ」と気づいたと同時に
コスメに対して諦めがあったことにも気づきました。
2つのわがままなんて、どうせ叶えてくれないのだ。
1つのことに絞ろう、と。
クリスマスプレゼントが1つだけだったときのように。
でも、望みは、ふたをすることはできても、なくすことはできない。
2つと言わず、たくさんの希望があるのに、それを見ないふりしてコスメを探すのは、実はかえって無謀と言える行為な気がする。
期待はするくせに、ちゃんと望みはしないから、コスメに、どこかがっかりした気持ちを持ってしまうのではないだろうか。
でもふたつ叶えてくれるアイテムはある。
自分にも、あふれるほどの希望がある。
え、めっちゃ素敵やん。欲望のマリアージュだよ。
わがままは言ってもいいのだと教えてくれるアナスタシア
そう考えると、コスメ選びって、ますます夢のある行為だと思わせてれます。
それを教えてくれたアナスタシアの眉ハイライター、私のFAです。
現在はリニューアルされている
※アナスタシアは、現在はアナスタシア ミアレに名前が変更になったことから、プロダクトも変更になっています。
アナスタシア ミアレ ブロウハイライター 3080円(税込み)
アナスタシア ミアレ ブロウハイライター
DUOではなくなり、マット部分のみになり、ラメの部分がなくなっているんです。
私自身も、マットばかり使っているのですが
私、涙袋メイクがどうしてもしたくて、家でこっそり練習してるんですね。
でも、涙袋の影が、どうしたってただの茶色の線になってしまって失敗ばかりしてるんです。何がしたかった人なのか、全然わからない仕上がり。
そりゃそうだ、って話なんですけど。下瞼まったいら族だから。
で、マット部分が控えめ涙袋カラーにピッタリだったことから、やや濃い色のラメの部分で涙袋の線が描けるのではないか…と思い、茶色の線の上から、ラメカラーを重ねたんです。
そしたらさ…茶色の失敗線が、結構消えたのです!!
がっつり茶色だったのに! こんなに消える!? ってくらい消えました! ごまかせた!!
そうだった…眉ハイライターは、眉をはみ出したときの消しゴムとしても使えるんだった。
だからといって、がっつり失敗した涙袋の茶色のラインもこんなに消せるなんて、予想していませんでした。
眉ハイライターの修正力を知って、ますます好きになりました。
ちなみに、マットカラーは涙袋の疑似ふくらみにも使えるのですが(アナスタシアのお姉さんに、「涙袋メイクに使えますか?」とお聞きして、「いいと思います」とのお返事を頂きました)
ラメカラーはマットカラーと同様、涙袋の影より、涙袋の光に向いてるカラーだと思います。結構明るいカラーだからね。なんで影にしようと思ったのか、今となっては不思議…。
逸品テクスチャーは、皮膚がやわらかくて描きづらい下まぶたにも力を発揮します。スルスルラインが引けちゃいますよ!
涙袋は硬いテクスチャーだと、全然線が引けなくてダマができてしまうので、過去に失敗したことがある方は、試されてもいいかもしれません。
はあ~~眉の美形度を上げるうえに、涙袋にも使えて、修正力もあって…改めて好き。
今の眉ハイライターがなくなりましたら、新しい眉ハイライターにも挑戦しようと考えています。
どうか名品でありますように…!