1. HOME
  2. 【人生にゴリゴリに役立つ本のみを紹介#7】なまけものが得をする ワンコインつみたて投資 後編

【人生にゴリゴリに役立つ本のみを紹介#7】なまけものが得をする ワンコインつみたて投資 後編

 

私を動かせなくとも間違いなく名著である

さて、前編では、とにかく私を老後資金に向かって突き動かしてくれた名著
なまけものが得をする ワンコインつみたて投資術』山口京子(著)
をご紹介しました。

後編では、おまけとしまして「私を動かさなかったお金の本」をご紹介したいと思います。
でも誤解しないで頂きたいのですが、どれも名著だったのです。
素晴らしい知識の宝庫なことは、お金のリテラシーが全くない私にもわかりました。
お金のことが全然わからない、というところから、どう動いたらいいか理解する、というところまで変化はしました。
ただ、実際動くには至りませんでした。

聡明な読者さんの中には、もしかしてこれからご紹介する本で、バンバン行動に移せる方もいらっしゃるかもしれません。

ですので、私は動けなかったけれど、動ける方もいらっしゃると思われる、名著たちをご紹介していきたます!

お金の名著たち

なぜ投資のプロはサルに負けるのか

なぜ投資のプロはサルに負けるのか藤沢数希(著)
とにかく名著。めちゃくちゃ名著。
ぼやっとした情報は一切なく、名作な数字が飛び交います。

・貯金1000万以下のひとは、インデックス投資がいい
・投資したことなど忘れて本業に打ち込んでお金を頑張って稼ぐのが一番
・日本株に投資したい場合はTOPIX、外国株に投資したい場合はMSCI-kokusaiに連動するインデックス・ファンドを利用する
・本業がサラリーマンで、日本の会社勤めの場合は、TOPIX対MSCI-kokusaiを15:85で、外国株を多めに持つ

自分のお仕事も、日本が中心ですので、インデックス株を買う場合、外国株にしておくことがリスクヘッジになるのだな…という考えができるようになったのも、この本のおかげです。

知識はついたので、本当に読んで良かったと思っています。

ここまで色々教えてくれてるのに、なぜ自分が動けなかったのか、改めて不思議です…。

「ゆるさ」というマージンがないと、お金のことですから、人って緊張しちゃって身動き取れなくなるのかもしれませんね。

10分でわかる得する年金のもらい方

10分でわかる得する年金のもらい方田中章二 (著)

タイトルだけで絶対読んだほうがいい本ですよね。
もくじも「納付期間を四〇年にするとお得!」「少ない保険料で多く年金をもらう!」「損得分岐点は八一歳、長生きすればお得に」といった魅力的なトピックが並びます。

でも難しすぎて、活かせてません。
おそらく、いざ年金を受け取る段階のときに「知っておけばよかった!」という知識がつまっているはずですので、ちょっとずつでも読み進めようと思います。

やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方

やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方頼藤太希 高山一恵 (著)

オシャレで簡潔でわかりやすそうなのですが、作者さんの想定より、はるかに私の頭が悪く、私のお金への行動力がなさすぎて役に立てられませんでした。
ポップな導入後、いきなり専門的な知識が羅列されるので、実際の行動にまで持っていくに至らなかったのです。

情報自体は骨太で一冊手元にあると頼もしいので、『なまけものが得をするワンコインつみたて投資術』を読んだ後に、こちらを読む、というのも良さそうです。
難しすぎた解説も、頭に少し入るようになりました。

ただ、優秀な友人は、これを読んで色々行動していました。
私の頭がついていかずに本当に堪忍やで…。

マンガ 自営業の老後

マンガ 自営業の老後上田惣子(著)

もともと年金は納めていたのですが、より、年金を収めよう…という意識が高まりました。
またこの本で、『得する年金のもらい方』の田中章二先生を知ることができたので、読んで良かったです。
小希望企業共済・付加保険料も、こちらの本で知ったのですが、行動には直結しませんでした。

いちばんカンタン! 株の超入門書 改訂2版

いちばん簡単! 株の超入門書 改訂2版安垣理(著)

投資女子と投資男子に勧めて頂きました。
かなりの名著なのだと思います。

ただ株自体が難しすぎて読むのに3年かかってます。

そしてこれまた株自体が難しすぎて、何をすればいいかわからず、個別株にはまだ手を出せずじまいです。

iDeCoとNISAだけにするにしても、株についての知識はあったほうが俄然いいので、読んで損はないと思います。

3年かかりますが。

動くための読書か、わかるための読書か、自分でわかっておく

どの本も、めちゃくちゃ役に立ちそうですよね。
実際、知識を得た、という意味では本当に助けられました。

でも、『なまけものが得をするワンコインつみたて投資術』を読んで、「人を動かす」ことと、「人にわからせる」ことは、全然違うことなのだと学びました。

人を動かすのは、わからせるより、はるかに難しいのです。

ただ「わかる」ことも当然ながらとても大事です。わからないことには、動いても無駄足になったりします。

お金の知識を得たい方には、これらの本は本当にオススメです!

読書の際は、これは「わかる」ための本なのか? それとも「動く」ための本なのか。
自覚しながら読むと、読書はさらに、ご利益をもたらしてくれることでしょう!