【人生にゴリゴリに役立つ本のみを紹介する #13】仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?
こんにちは、ハチです。
アラサーになり、改めて思い知らされたことがあります。
私ってば、同じようなミスをめ〜〜〜っちゃ繰り返してて、やばい!!!
誤字脱字、計算間違い、頼まれたことを忘れる、などなど。
ミスをしても、人間なんだからこのぐらいのミスはみんなするでしょ〜。次は同じミスをしないように気を付けよ〜。と、反省したら寝て忘れる日々。
しかし今の上司に「ミス多すぎ。ウチの会社でここまでミスする人いないよ?」と指摘されました。
確かに、全く同じミスをしないように気を付けてはいるものの、似たようなミスは結構あるかも…… 。あれ!?もしかしてこのミスの量ってヤバい!?!?と、ようやく危機感を覚えたのです!!!
仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?
「ミスしない 本」と検索したら仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?がおすすめに出てきました。
著者の飯野謙次さんはスタンフォード大学工業博士。「失敗学すすめ」の著者 畑村洋太郎さんと一緒に「失敗学会」という組織を14年運営し、多くの大学や大学院で失敗を回避するための設計について教えてこられたそうです。
この本を読めば、人が繰り返しやすいミスのロジックが分かるらしい。
こんなポンコツな私でも実行できるのだろうかと不安に思いながら読んでみたら、痺れた!!!!! 私にもできそうなことが書いてあるーー!!! これぞまさに求めていたゴリ役本!!!!
第一章で「注意をしなくてもミスを引き起こさないしくみに切り替えることが大事だ」と書かれています。
ミスは根性だけでは直せません。注意してミスを減らすぞ!と気合を入れたって、いつ何時も注意力を維持し続けるなんてムリムリ。
もちろん注意力が発揮されるように生活を整えることも大事ですが、意識や注意力だけに頼るのではなく、自分の行動を見直そうということなのです。
具体的な仕組みが掲載されていて、すぐに実践できる内容もたくさんありました。
そしてほんの一部ですが、ミスをしないコツをご紹介します!
ダブルチェックは違う手順を踏む
ずっと勘違いしていました。何度も同じように確認すればミスに気が付ける、と。
ところがどっこい、同じ手順で確認しても意味がないんですって!!!!
一人が見誤りやすい部分は、二人目の人も見誤りやすい。交通事故が起こりやすい道があるように、書類にも見誤りやすい部分があるのです。
じゃあどうすれば良いか、簡単です。
チェックリストを使って確認する作業があったとしたら、二人目はチェックリストを逆さまに持って確認すれば見誤りにくくなるのだそう!!
正直、えっ、そんなこと!?と驚きましたが、実際に一人でチェック作業を行う時、二回目のチェック作業で逆から確認してみました。
逆さまに持つのは面倒だったので下から読みましたが、それだけでも見方が少し変わり、注意するポイントが変化したのです!
その他の具体的な確認方法は
- エクセルシートの入力の際、Aさんが原稿を読み上げてBさんがデータ入力。ダブルチェックではBさんが打ち込んだデータを読み上げて、Aさんが原稿と照らし合わせる。
- エクセルで数字を入力したら、折れ線グラフを作る。(経費の月次支出実績を表にして、あまりにも突出した数字があればおかしいと気が付けるのだそう。)
このようなことが書かれていました。
ダブルチェックの三原則は、見る人を変える、見方を変える、見た目を変える
これだけでグッとミスは減るそうです。
新入社員時代に製作物の受注をした際、小さなミスが原因で大問題になったことがありました。
お客様から頂いた原稿がわかりにくかったので、わかりやすいように自分で資料を作成。そして自分で作った資料を元に、製作に出す指示書を作成したのです。
指示書が完成したタイミングでお客様から頂いた原稿と照らし合わせて確認すればよかったのですが、確認作業をすっかり忘れて進めてしまい…… 。
もう、お分かりですよね…… !? そうです、出来上がった商品のサイズが違う!!!!
しかも工事現場に納品したタイミングでの発覚という、大やらかし!!!!
そろそろ寝るかとベッドに入った深夜0時「これサイズが違うんだけど」と、連絡が入って頭真っ白。チーン
ダブルチェックの三原則を元に対策をするのなら
見た目を変える→分かりにくい原稿を自分なりに資料・指示書にまとめる
見方を変える→作った資料・指示書を原稿を照らし合わせる
見る人を変える→上司に確認してもらう
これでミスをしていなかったはずです!
確認する情報を一つにまとめる
ド忘れが多い人、覚え間違いが多い人は、確認すべき資料がすぐに引っ張り出せずに確認漏れをしてしまうのだそう!
ド忘れ&覚え間違い名人の私、心当たりしかありません…… 。
現代では、オンラインでの手続きやデータの観覧など、必要な情報があちこちに散らばっています。
見るまでにいちいち手順を踏まなければならないことが多い上、そもそもその手順を覚えるのに苦労することも。
そこで、毎朝確認する情報などをまとめて見られるようにしておけば、チェックし忘れることもありません。
記憶すべきことを最小限にするのがコツなのだそう!!!
私がプライベートで活用しているのがnotionというメモサービスと、Googleカレンダー。
家族ではTimeTreeというカレンダーアプリでスケジュール管理をしています。
notionとカレンダーアプリを使い始めてから日常でのド忘れが結構減りました。(自分比)
notionのトップページに平日や休日にやりたいことや、確認事項を記録。Googleカレンダーには時間が決まっている予定を記入しています。
しかし、大きな予定が入ったとき、この予定はさすがに忘れないでしょ、と油断してカレンダーに書かなかったことがありました。
すると当日の朝まで覚えていたのに、夕方になってド忘れ!!!
え〜〜!?さっきまで覚えてたのに!こんなことある〜〜〜〜!?と大慌て。自分の記憶力を過信していたことを反省しました。
やっぱり記録することは大事ですね…… 。
こんな私がおすすめするのもなんですが、GoogleカレンダーやTimeTreeはリマインダー機能があり、1日前、1時間前などアラームを設定できるので、ぜひご活用ください…… 。
はい…… もう油断せず、予定が立ったらすぐにスケジュールに記入して、リマインダー機能使います! 記憶することは最小限にします!
ミスの原因を細かく突き止めて、計画を立てる
何かしらのミスをした後に「考え方が甘かったな」と反省するだけになっていませんか?
はい、反省するだけでお馴染み、私です。
お恥ずかしながら、私は元遅刻魔でちょっと改善された今も、いつも時間ギリギリを攻めております。
遅刻をした後は「次はもっと早く家を出よう!」と反省するだけでした。何も改善されないまま次の待ち合わせにも遅れてしまい、度々友達に迷惑をかけていました。
人様の時間を奪うことがどれだけいけないことか…… !!! みんなに時間を返したい!!!
日々計画を立て、それに従って行動し、結果を得る。そしてまた計画を立てて行動する。というサイクルで生活が成り立っていて、
これをビジネスではPDCAサイクルと呼ぶのです。
最初の計画を間違えてしまうと、行動も間違えてしまって失敗してしまいます。
この本では、計画不足を防ぐためには「的確な計画」を立てておくしかない、と言い切っています。
ミスをしたら具体的にどう計画が甘かったか把握していないと、何の分析もできず的確な計画が立てられません。そしてまたミスが起こる…… 。
この無限ループ、身に覚えしかありません。
例えば、具体的な遅刻の対策(的確な計画)は
- 家を出る前にやることをリストアップ
- やることの時間がどのぐらいかかるか把握する
- 家を出る時間を逆算して、アラームをかける
と、細かく行動を洗い出すことが大事なのです。
思い返せば、家事の時間を把握できていませんでした。
家を出る前に洗濯を干すのに10分で終わると思っていたけど、実際は干してある洗濯を畳んでから洗濯物を干して、結局20分はかかっていました。
時間計算が甘いせいで、家を出る時間がどんどん伸びてしまうことが多かったのです。
計画のどこがいけなかったのか、自分には何が足りなかったか、どう見誤っていたか一つ一つ追求することを心掛けることが大事! 胸に深く刻みます。
ここに書いたミスをしない方法は、ほんの一部。
日常でも実際に使える小さなコツがたくさん書かれています。
この小さなコツをあなどるなかれ!
ハインリッヒの法則といって、1件の大きな事故の元に、同じ原因による小さな事故が29件あり、事故にならずともヒヤリとしたことが300件もあるそうです。
大きなミスを避けるために、小さなミスに気を付ける。
この積み重ねが大事!!!
私と同じくミスが多くて困っている人に仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか?を、全力でおすすめします!!!
あわせて読みたい