【現世利益のFA 筋トレ①】体力気力銀行から融資が受けられなくなる時
人生において成功するために、神は人にふたつの手段を与えた。
教育と運動である。
しかし前者によって魂を鍛え、後者によって体を鍛えよ、ということではない。
その両方で、魂と体の両方を鍛えよ、というのが神の教えだ。
このふたつの手段によって、人は完璧な存在となる。
プラトン
私が人生で読んで良かった本25位内に入る(微妙な数字)『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方』の冒頭でババーンと引用されているプラトンの言葉。
かっちょえーー!!しびれるー!!
プラトン〜!!パフパフ〜!
あまりにかっこいいので、すかさず引用の引用をさせてもらいました。
筋トレはFAすぎてなんのFAなのか難しい
さて私が本日ご紹介するFAは、満を持しての筋トレでございます。
間違いなくFA。FA中のFA。
でも、筋トレってなんのFAなんだろう?
この答えが出ずに、なかなか書くことができませんでした。
私もプラトンみたくかっちょええことを言ってみたいけど難しい。
入り口はダイエットだけど出口がベネフィットで渋滞
なぜなら、私が筋トレを始めようとした入り口はダイエットだったけども、筋トレの恩恵って肌、髪、アウトライン、体力、筋力、脳、メンタル…。
出口が混みすぎてて…!!
現在、筋トレ(筋トレ以外の運動も含む)をしている人の中には、大きく2種類の人間がいると思います。
①運動のメリットを知っていて若い時からし続けている人
②運動不足におけるデメリットをもろにくらってから始めた人
私は完全に後者のタイプでした。
では、現在、筋トレ(筋トレ以外の運動も含む)をしていない人はどんな人でしょう?
③運動のメリットを体験としては知らない若い人
④運動不足におけるデメリットをもろにくらいながらしていない人
ということになります。
そうです。
本記事は、かつての私=④の方に向けて書いていますよ!!!!
もちろん③の方にもきっかけとなれば幸いですし、③の方が④に移行した時にもふわっと思い出していただけることを願っています。
ここまでハッキリと若い人とそうじゃない人で区切らせていただいたのには理由があります。
20代は体力気力銀行の融資を受けられる
だって、20代って体力気力銀行が喜んで融資してくれるんですよ。
体力と気力を。
私20代だけど体力ないよ?と自分では感じる方もいるかもしれませんが、いやいや受けてるから!!!めっちゃ受けてるから!!!絶賛受け受け中だから!!!(必死)
冷え性、低血圧、肩こり、生理痛がデフォであっても、融資があるからなんとかやっていける。
審査ゆるゆる。事業計画書に「20代どぇーす」とさえ書いてあればにっこりポーンです。
ところが、30代に入ると審査が一気に厳しくなります。
「30代」という数字を見るなり、20代の時はあんなににっこりしてくれた担当さんとは思えない怖い顔…!!
30代といっても、31歳なのか35歳なのか38歳なのかで違いますし、審査の厳しさをいつ目の当たりにするかは様々だと思います。
私の場合は、元から体力がある方ではありませんでしたが、34歳頃、会社員を辞めて在宅ワークになった途端、一気にきたという感じです。
おはぎ事変でパフォーマンス急降下
今から6年以上前のこと。
上述したように、会社員を辞めて在宅ワークになったのですが、それに伴い4ヶ月で4キロ太るという事案が発生しました。
キレイに1ヶ月で1キロずつ。
理由はそれまでの通勤における活動量が減ったことと、おやつを食べる新習慣が身についてしまったことです。
そのおやつとは、おはぎです。
この件は、周辺には「おはぎ事変」として知られているので身バレしそうで書くのに抵抗があるんですけど、おはぎを毎日2個食べるという暴挙に出たのです。
なんでおはぎ?と聞かれたとしても分かりません。
在宅ワークの心の隙間に入ってきたのがおはぎだったのです。
石原軍団と勘違いされるレベルで、十勝おはぎを毎日毎日買いに行っては食べていました。
それまで私はずっと低カロリー・低脂肪・高炭水化物な食生活を送っていました。
油物やジャンクなものや甘いものにはそれほど執着がなく、なによりお米がめっっっっちゃ好き!!明太子でご飯3膳食べるのが一番幸せ!!というタイプ。
朝は食べないし野菜はよく食べていたこともあり、基本痩せ型で、太るということはそんなになかったんですよね。
ただし!!
太ってないだけで今思うと完全に栄養不足です。かっこいい身体つきとはほど遠かったです。
低血圧、冷え性なども備えていましたが、女性なんだからそんなものだろうと、と思っていました。
しかし、おはぎ事変が起きたこの時は、体重の増加やシルエットのもたつきだけでなく、肉体的な疲れと精神的な疲れが今だかつてなくやっっっばくなったのです。
寝ても寝てもだるい。PMSが酷く月の半分は体調が悪い。
さらに、外でお友達とご飯を食べた後に、急に目の前が真っ白になり立っていられなくなるということが何度かありました。
そりゃ歳だけど。色々不調が出てくる歳だけど。それにしても。
身体のパフォーマンスが著しく急下降している。
私は危機感を覚えました。
この急降下には、後ろ暗さがともいえる心当たりがあったからです。
だって、私、運動していないんだもの…!!!
学生の時以来、運動という運動は一切してない。
体験入会で年に1回ヨガを受けてはよっしゃぁ運動したぁー!と達成したことにするトンデモ生活を送っていました。
時には入会することもありましたが、名前を記入しているそばから透けていって幽霊会員まっしぐら。
そんな私ですが、唯一「筋トレ」には密かな興味があったのです。
なんかね、一番「てっとり早そう」だし…。
というわけで、ついに私は、事業計画書に「30代ですが、筋トレをします」と書いて、再度体力気力銀行に融資をお願いすることにしたのです…!
続く