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【めくるめくハンドメイドの世界 #2】 毎日を彩るお花を身につけられるアクセサリーSOWAKA

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こんにちは、pokoです。
アクセサリーのファイナルアンサーにたどり着くためのお手伝いをする、めくるめくハンドメイドの世界。
第二回は自分で布を一から染めたお花のアクセサリーを作っている、SOWAKAの柚羽さんにインタビューをさせていただきました。

SOWAKA

柚羽さん
SOWAKA 運営。
一つ一つ手作業で彩色したリボンでつくったお花モチーフアクセサリーを販売。
毎日つけれるように控えめに、人とはちょっと違う可愛らしさを。
minne:http://minne.com/yuzukin00
Twitter:@yuzuha103
Instagram:@yuzu_swk

では早速、インタビューをどうぞ!

毎日お花を近くで感じられるSOWAKAのアクセサリー

SOWAKA

ーー 早速ですが“SOWAKA”という意味深な屋号の由来が知りたいです!

柚羽さん:屋号のSOWAKAは仏教の呪文の後に“ソワカ”って最後につく言葉からきています。
『幸あれ幸福あれ』って意味なんですが、それが由来になっています。

ーー 屋号にそんな素敵な意味が! 悩んだ末に自分の誕生日(1125号室)にした私の単純さ…(笑) ブランドコンセプトも教えてください! 

柚羽さん:コンセプトは2つあります。
一つは【毎日が楽しく幸せになるアクセサリー】
これは屋号にちなんで、「身につけた人に幸せが訪れますように」「幸せな気持ちになれますように」と願いを込めています。
10年前から作るものは試行錯誤の結果変わっているのですが、この根幹の願いは変わらずあります。

ーー 10年以上も! コンセプトを聞いているだけでほっこりします。

柚羽さん:2つ目のコンセプトはあまり言っていないのですが【毎日を彩る身につけるお花】というのがあります。
お花のある生活って気持ちを豊かにしてくれるし憧れるんですよね。
私自身が生花のお世話が苦手ですぐに枯らしてしまうので、アクセサリーで毎日お花を身につけられたらな〜ってのがあって、ほとんどのアクセサリーがお花をモチーフに作られています。

ーー 生花の世話は私も苦手です。芋虫がこの世で1番無理なので…。でも確かにアクセサリーなら簡単に身につけられますね! 

柚羽さん:そうそう、お花が好きな人に身につけてもらえたら嬉しいです!
生花と違って、お手入れが簡単だから毎日気にせず身につけてもらえたらいいなと思います。

ーー 季節によって変えられるし、色も淡いからウェディングにも良さそう!

柚羽さん:たしかにデザインによってはウェディング使えるものもあります!
実際にお友達のお色直しのドレスに合わせて作らせてもらったこともあります。

お花の彩色は手作業というこだわりっぷり!

ーー 布花をつくる工程について完全に無知なんですけど、大体の作業工程を教えていただいてもいいでしょうか?

柚羽さん:はい! 工程としては、
①モチーフにするお花を決める。
②デザインとパーツ作成の手法を決める。
③ ①②が終わったらひたすらパーツ作り。
④彩色作業
⑤最後に全てのパーツを組み合わせて完成。
という感じです。

モチーフにするお花を決めるときは花言葉もチェックしていて、あまり悪い花言葉にならないようにしています。

ーー 花言葉まで考えられてるのは嬉しい! それに合わせてプレゼントするのもアリですね! 

柚羽さん:色によっても変わってくるから、気にしすぎないようにはしてるけど、あまりに不穏な花言葉しかないものはさすがに外しています(笑)

ーー すんごいこだわりです! 工程の中でも一番大変な作業はなんですか?

柚羽さん:モチーフが決まったら全体のデザインとパーツ作成の手法を決めていくのですが、これが一番頭を悩ませるし時間がかかります。まずどうやってその花を再現するか。私は自分が納得いくフォルムにしたいので追求した結果、リボン刺繍と自己流の合わせ技になったのですが、頭をフルで使うので大変ですね。

ーー 自己流は凄すぎる。手法の数や組み合わせ…考えただけでも悩んではげそうです…。それでは、一番好きな作業はなんですか?

柚羽さん:作業の中でも一番好きなのは彩色です。手染めならではのグラデーションや色味の差を出していくのがたまらなく好きです。

ーー 彩色楽しそうですね! 自分でやったらベッチャベチャになりそうで紅茶染めすらやったことないです…。

柚羽さん:染めるのはたまに色々やりすぎてベチャベチャになって失敗することもあります。でも、思いがけず可愛い色味が作れた時はテンションがすごく上がって楽しいです!

自分が思う『可愛い』がないなら、自分で作ればいい

ーー そもそも、既製品のパーツがありふれた中であえて手のかかる布花を作ろうと思ったのは何故ですか?

柚羽さん:もともとの性格が “無いなら自分で作ればいいじゃない” の主義だから、色も自分で納得がいく “可愛い” を作りたかったんです。
だからリボンを使って作ろうって思ったのもこだわりがあるっていうのと、リボンって元々の形がシンプルだから、その分自分のアイディア次第で無限の可能性があるのが面白いなと思って材料に選んだ感じです。

ーー たしかに。たとえば同じ薔薇モチーフでも、「これ可愛い!」ってなるものと、「アッ…」ってなるものがありますもんね(笑) めちゃくちゃマメでストイックじゃないと出来ない! 尊敬します。
ちなみに、1番人気はどの作品ですか? 私のゴリ押しはイヤーカフです!!!!

柚羽さん:一番人気は今回イヤーカフも作った紫陽花のシリーズです!


柚羽さん:今のコンセプトや作風に落ち着いた当初から続くSOWAKAの代表作です。常連さんの中には、色違いやバリエーション違いでお迎えしてくださる方も多いです!

ーー 代表作もだけど、全体的に小ぶりで色も淡くて身につけやすそうですよね。

柚羽さん:まさにそれで、毎日使ってもらえるように小ぶりで身につけやすいものをって言うのは常に考えています。
作品の性質上、沢山新作が出せるものじゃないから、こうして最初に悩んで悩んで形にした紫陽花がこうして今も愛してもらえるのは本当に嬉しいです!

ーーいつか、SOWAKAの似合う女に化けられるようになって婚活成功するのが夢です…。(遠い目)

柚羽さん:化ける(笑) 婚活成功したら教えてくださいね! 婚活アクセサリーとして箔がつきます!

ーー 妹への貢ぎ物以外に…。SOWAKAを買うんや!! 最後にこれからの予定と、読者の方に一言お願いします!

柚羽さん:普段なかなかこだわりとかどうやって作られているのかなど、お話をする機会がなかったので、これを機にSOWAKAという作品を知って貰えたら嬉しいです。
次回の予定としては冬のクリエーターズマーケットの出店を予定していますが、委託のお話等も頂いていますのでまた決まり次第どんどん発信していきたいと思っています。

作品と違わずふんわりと妖精のような雰囲気の柚羽さん。
密かな情熱と繊細な感性を感じられるインタビューでした。
普段はminneでの販売、名古屋で開催されるクリエーターズマーケットへの出展がメインだそうですが、委託のお話もあるそうなので近くに出展されていた際は是非!
実際に手にとって見ていただきたいブランドさんです!
続報を待たれよ!!

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