【1,000円以下】写真のセンスが絶望的にない人間がIKEAの小物で千本ノック
いや、だから何!!??
と、お思いでしょうか?
お思いですよね。
yukino-snow-floraの無言の写真3連発。
もしかして、何かいつもと違う点にお気付きでしょうか。
わっかるかなー、わっかんないかなー。
こちらの写真を「私、ヒツコスが撮ったんです」と言ったら、鋭いあなたなら察するかもしれません。
写真がうまくなってるんです。
写真のセンスが絶望的にない人間がイケアの小物で1000本ノック
何を隠そう、隠れてないのですが、私は絶望的に写真が下手なのです。
自分にセンスがないことは分かる、センスがある人の写真も分かる、しかしそのセンスが身につかない。まぁでも死ぬわけじゃないしいっか!と、究極の言い訳をしながら写真センスない道を爆進しています。
さらに、もっともらしい言い訳を付け加えると、苦手なことにコストを割くより得意なことを強化した方がいいに決まっている。別にそこでやってるわけじゃないっすから自分。みたいな、可愛くないことも言えちゃうわけです。
だがだがしかーし!!
できないものはでーきないのーーーー!!っていうものなら、前述したように割り切った方がいいと思うのですが、「知らないだけ」「やらないだけ」なら……。
そういうものは、苦手から普通レベルまで持っていた方が、自分自身ストレスなく生きていけるのではないか。そう思い、立ち上がりました。
1つ1,000円以下でIKEAの小物を4つ仕入れてきた
まず、写真がうまい人の条件をあげてみましょう。
1.構図がうまい
2.光の使い方がうまい
3.小物の使い方がうまい
くそー!!分かるのにっ!! これは分かるのになぜ再現できる回路がないのだぁぁぁ!!!???
って、ここでくじけている場合ではない!
1と2はそれこそセンス=感覚の要素が大きそうなので、1番即物的な要素、3の「小物の使い方がうまい」から特訓することにしました。
小物使いがうまくなりたいなら、小物がないと始まらない。
ということで、映えそうな小物をIKEAでゲット!!!
全て1,000円以下です。
①フェイクグリーン
★FEJKA フェイカ 人工観葉植物 499円(税込)/3ピース
一番に狙っていたフェイクグリーン。やっす!!
公式のWEB価格を記載しましたが、店舗ではもっと安かった気がします。
写真がうまい人は、植物や花を活かすのがマストでうまい印象。
植物と相性が悪く枯らしてしまう心配がある人は、フェイクグリーンを活用しましょう。軽いし、倒しても被害なしです!!
②砂時計
★EFTERTÄNKA エフテルテンカ砂時計風デコレーション 599円(税込)
可愛い砂時計。これまたやっす!!
パールが入っていて、光に当てるとキラキラとして綺麗なんです。
幻想的な雰囲気を作るのに使えそう。
③ライトチェーン
★ SNÖYRA スノィラ LEDライトチェーン 全40球 室内用/電池式 999円
お店で見てすごく可愛かったんです。安かったし!
一気に世界観を作れそうなライト。
ここで問題発覚⇨電池がない。というか、電池を入れる場所を開けられんかったわ。今回諦めまーす。
④花瓶
★ SANNOLIK サンオーリク 花瓶, ピンク17 cm 499円(税込)
ここで問題発覚⇨花がない。いや買えよ!
本当は映り込みが激しすぎるという理由で断念。マヌケな顔が全力で映るんです。
499円とは思えない高級感のあるカラーなので、素敵な花瓶をお探しの方にオススメです。
いつものフォームで撮った写真を見てみよう
4つ中2つ使えないという最悪な出だしですが、特訓を開始します。
ここでまず、私がいつものフォームで撮った写真をご覧ください。
のっぺり!!!!
奥行きがない。アクセントがない。ドラマがない。
写真が何も語っておらず、想起させるものがない。
泣く。新入部員じゃなくても、こんなにダメ出しされたらトイレでギャン泣きです。
脱のっぺり!!フェイクグリーンを置いてみる
涙と鼻水を拭いたら、おもむろにフェイクグリーンをひとつ置いてみます。
ファッション同様、小物使い=小慣れ度ですよね。
おぉぉ!!??
おーおーおー。
これだけでけっこう違くないですか?そんなことない?
今までが低クオリティすぎてもう感動。
次は、おもむろに3つ全部並べてみます。
えぇぇぇーーー!!!
ありじゃない?けっこうありじゃない?
ここにゴリゴリにフィルターをかけてみます。
ちょ、オシャ…レっぽい…じゃないですか!!
小慣れ感出てない!!??
すごい!!
脱ぬぼ!!構図を変えてみる
人が被写体になる場合、棒立ちで突っ立っているだけでは、いい写真が撮れません。
しなを作ったり片側に重心を傾けたり腕を上げたり下げたり…。
物も同様です。
ぬぼっと立てかけたり置いたりするだけでは、平坦でくそおもんない写真になってしまいます。
うぅぅう…分かっているのに…なぜ(繰り返し)
脱ぬぼすべく、動かしますよー!!!
おらおらおらおらおら!!
はい、ここでストーーップ!!
実はここまで、ミュートされる勢いで、撮ったそばからとりんさんに写真を送り続けていました。
そして初めてこう反応があったんです。
この画角好きです!!ここ(丸をつけたところ)にグリーンを置いてみてはどうでしょう?
この画角好きです。好きです。好きです。好きです。
写真センスない道を爆進している人間にとって、めちゃくちゃ新鮮なワードがリフレインしました。
ちなみに自分では好きでも嫌いでもない画角です。その判断に至る材料すら備わっていないのです。
でも、とりんさんに好きと言われました。ここ超大事じゃない!!?
好きと思う=気持ち良さ、ですよね。
言うまでもないですが、あらゆる分野において「センス」には客観視が超重要(えらそーに)。
よくセンス丸出しの人が言う「自分がしたい○○をしたいようにするのが1番」的な言葉がありますけど、そういう人は客観視がデフォで入ってますからね!! センスがいい人は、先天的であれ後天的であれ、気持ち良さの琴線に触れることができているということです。
しかし、私のようにそのセンサーが搭載されていないタイプは、“人に好きと思われる画角はこういう画角なんだ〟と「知る(体験する)」ことが大事なのです(えらそーに)。
知ってインストール、知ってインストール!!!
綺麗な三角形を作る
とりんさんにここに置くといいと提案された場所にグリーンを置いて再トライ。
さて、ここで困った! 一旦スマホを離したら、もうさっきの画角が微妙に再現できない!!
よーし、1000本ノックじゃい!!!
ゼーゼー。
わやくそに撮り直した末、できた改心の一枚。
これいいですね!! 綺麗な三角形でいいと思います!!
綺麗な三角形でいいと思います。いいと思います。いいと思います。いいと思います。
これまた写真を撮ってて、初めて聞く言葉だったのでリフレインしました。写真界にそんな法則があるはと知りませんでしたが、どんな界にだって黄金率的なものは存在します。
乱れた三角形より、綺麗な三角形は見る人を気持ち良くさせそう…というのは、分かるような気がします! 三角形を意識するセンサーをインストール! また成長!
センスの良い写真を完コピする
ヒツコスさん! この写真の構図のバランスを真似てみるのはどうでしょう?
ここでとりんさんから1枚の写真が送られてきました。
勝手に転載はできないのでお出しできないのですが、①主役がカメラの写真で真上から撮っていて②両サイドに小物があり③小物はいい感じに見切れている、すごく気持ちがいいセンスのいい写真でした。
センスを磨くには、センスが良いと思った対象を完コピするのが1番いい方法だと聞いたことがあります。細部まで徹底して完コピして「人に見せていいライン」を引き上げることが大事だそうです。
これ全てに通じるし大事ってもんじゃないな!! 自分で書いてるけどメモっとくわ。
よーーし!! 完コピるぜぇぇぇー!!!パシャパシャパシャパシャ。
監督!! できました!!!!
めちゃくちゃ仕上がってますー!! トレイの色も合ってて雰囲気バッチリです!!
やったーーー!!!!
IKEAの小物と監督のしごきによって生まれ変わった写真
改めて、今までの写真と見比べてみましょう。
【before】
【after】
我ながら驚きの変化です。
繰り返しになりますが、センスとは、人に気持ち良さ、心地良さ、快楽を与える黄金比率なのでしょう。
例えば、メイクでなら、眉尻のシャープさ、アイシャドウの自然なグラデーション、先に向かって細くなるダマのないまつげ、そういう気持ち良さと似ているのではないでしょうか。
または、気持ちの良い音感やリズム感の文章など。(そこを意図的に超えた不快なものや嫌悪感を覚えるものなどは芸術の域になるのでしょう)
同時にセンスって多分に体育会系なところがあるのではないかと思いました。
身体を動かすことで、身体が覚え、その分野の回路と神経が作動して発達していくような感じがします。
なんでもオシャレに見えるのか?検証
yukino snow floraがそもそも素敵なデザインなのでオシャレに写るだけではないのか?(もちろんそれもあり)と思い、他のもので検証してみました。
まず、その辺にあったかつおパックをいつもの撮り方で。
フェイクグリーンと砂時計を置きます。
フィルターをかけると…
なんかオシャレ!!!!
ジップロックをいつもの撮り方で。
グリーンを置きます。
フィルターをかけると…
ちょっとオシャレ!!!
フットワーク&コスパ賞はフェイクグリーン
4アイテム購入しましたが、フットワークが軽く、どんなものの横においても違和感がなく、爆安…という理由で、1番の推しはフェイクグリーンです。
なんか写真が寂しいな、アクセントが欲しいなという方は、色んなタイプがありましたのでぜひチェックしてみてください!
ライトと花瓶も使いこなせるように引き続き頑張ります!!