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復縁本は付き合ってるときに読む 第一回】復縁本を別れた日に買うのは遅い

 

「復縁本を別れた日に買うのは遅い」
そう言ったら驚くだろうか。
驚くわい。

私がそう思うに至った経緯を少しお話させて頂きたい。

私は元カレと結婚したくて死にそうだった時期がある。
今思うと、元彼は「結婚しなくて命拾いしたな!」と思うほどの、しっかりとした正統派のクズだったのだがそのときは冷静ではなかった。

どうにかして彼と蜜月に戻れる日は来ないか。
その方法があるのなら、誰か教えてほしかった。
毎日畳を涙で濡らしていた(和室だったのだ)

でも、周りに復縁したいと言うと、十中八九いい顔はされない。
復縁はそもそも不毛だからだ。
と、いうか、反対されたのは、私の元カレがクズだったからなのが大きいのだけども…。

まあ、元彼がクズではなくとも、こちらを振った時点で、こちらの周りの人にとって、元カレは大切な人を傷つけた人なのだから、「応援したくない異性」に降格となる。

「新しい人見つけなよ…」と言われるわけです。
復縁の成就の過程で、人は頼れないのです。

となると、本を読むしかない。
本はだいたいの悩みを解決してくれるよね。
本大好き。

そういうわけで、私はamazonで復縁本を目を皿のようにして探した。
復縁は結構求められているのでしょうか。かなりの冊数ありました。

死ぬほど復縁したい私は
10冊ほど復縁本を買った。
当時の自分にとっては痛い出費であった。
愛もなけりゃ、金もアレだったのだ。

でも、その出費は、決して無駄ではなかった。

復縁本には、知りたいことは全部書いていたから。

しかし、そこにあったテクニックの数々は「こんなん別れてから読んでたら遅いやん…」と思わせるものばかりだったのだ。

いや、別れた後でもじゅうぶんその効果は発揮されるだろう。
それくらい復縁本は、切実な願望に応えるよう構成されていた。

正統派な努力のオンパレードだった。
トリッキーで短絡的な技などひとつもなかった。

だからこそだ。
だからこそ、付き合ってるときに読まねばならないと感じてしまった。

復縁できる自分を作っておくことが、
復縁することの最大の秘訣だからだ。

復縁できる自分作りを、別れてから取り掛かっていては時間がかかってしまうし、

復縁本を読んでおけば

そもそも別れる事態に陥っていない。

トリックアートかよ! って言いたくなるような理論なのですが、本当にそうなのです。

人に相談できない恋だからこそ本に学ぶべきだし、人に相談できる恋だって、本に学ぶべきなのだ。

結局、私が復縁をしたくてもがいたのは、1か月も満たない期間だった。
復縁の経験もない。
あと、復縁は基本的に反対派だ。
元カレはゾンビだ。
生産的な存在ではない。
新鮮な人生において、元彼は少々後ろ向きすぎる。

それでも、私は復縁本を手放す気になれなかった。
復縁本には、恋愛・果ては人間関係まで、必要なことが全てつまってるからだ。

復縁本は、自分がいかに傲慢であるかを教えてくれた。
付き合ってるときは、愛されて当然だと思っていた。
でも違うのだ。

彼が魅力を感じているから優しくしてくれていただけで、
彼に私を愛する義務などない。

愛されたければ、愛に足る魅力を提供し続けなければならない。

付き合ってるときは許されることが、一度別れたとなると
もう許されない。

でも、付き合ってるときだって、本当はそうあるべきなのだ。
失敗は失敗だし、不愉快は不愉快だし、すれ違いはすれ違いなのだ。
マイナスが魅力になっているのではない。
ただ許されているだけだ。
許される状態というのは、うすーい賭けで、勝っているだけなのだ。
魅力という財源が尽きたら、それで終わってしまう。
賭けなどしないほうがいい。

リスクをなくさなければならないのは、付き合ってるときも一緒だ。

それに気づいた私は、「復縁できる自分を作っておく」というセーフティネットのために復縁本を読んでいたし、「愛される自分」作りのためにも読んでいた。

復縁本を、復縁したい人だけが読むものと考えるのはもったいない。

人間関係をスムーズにしたい人、とにかく愛されたい人、結婚したい人、全ての人に通用するからだ。
もちろん、復縁したい人が読むのだっていい。

私は断言する。
恋愛の形態に関わらず、恋愛マニュアル本の中で、復縁本が一番役に立つ。

人間関係の苦しみ全般が集約されている復縁を乗り越える方法は、
あらゆる悩みの解決策を提示してくれる。

復縁というプロジェクトは、女性としての魅力はもちろん、人間としての品、生活の向上、コミュニケーション力、見た目の良さ、全てをアップさせなければ成功しない。

だから何か悩みがあれば、復縁本に解決策が書いてあることが多いし、復縁できる自分作りは、人生を成功させる自分作りと同義なのだ。

復縁本は捨てるところがない。
恋愛本界のアンコウなのである。

復縁したい人も、そうでない人も、復縁本の魅力にハマりませんか!
アンコウくらい旨味があるよ。

この連載では、復縁本の旨味について、ひとつずつお伝えしていきます!

尚、私の性的指向と性自認的に、恋愛対象を男性、性自認が女性向けに書くことになりますが、復縁本で学んだことは、セクシャル関係なく人との関係を構築していく上で役立つことも多いと感じました。
私自身、友人の女性に対してや、仕事のときなど、復縁本で得たことをフルで活用しています。
恋愛でしか通用しないことは、使うのが苦しくなる、という私自身の性質も大きいかもしれません。