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オバ見えの意外な落とし穴!?若くて美しい声を手に入れるボイトレ2選

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こんにちは、元ボイストレーナーのnoniです!

FinalAを読んでいるということは「老ける」ことを少しでも回避しようというしてる方が多いのではないでしょうか?
私もFinalAの読者の一人なので、これまで紹介されてきたアイテムを使って少しでも健康に!綺麗に!を意識しています。

しかし、皆様。老けるのは肌や体だけではありません。

それは、「声」です!

私は、20代の頃シンガー兼ボーカルインストラクターとして活動していたため、「声」は未だに興味がある分野です。
そんな私が最近気になるのは「オバ見え声」です。
オバ見え声になりがちな年代に突入した今、自身でも深掘りしてみたいテーマでもありました。
普段声のエイジングに焦点を当ててケアをされている方は少ないかと思います。

そこで今回は、「オバ見え声、若見え声」をテーマにお伝えします。

声は印象の約4割を左右する

突然ですが、皆さんは「メラビアンの法則」をご存知ですか?

カリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者である、アルバート・メラビアンが提唱した法則で、人々が意思疎通をする際に言葉よりも非言語的なサインが重要だという考え方です。

具体的には話し手の表情、ジェスチャー、声のトーンなどが伝えたいメッセージの理解に大きな役割を果たすのだそう。
しかも、この3つはどれぐらい人のコミュニケーションに影響するか数値化されてています。

・表情(視覚から)が55%
・声のトーン(聴覚)が38%
・言語が7%

要するに、言葉そのものよりも、話し手の身振りや表情・声のトーンが重要ということ!!

当然のごとく視覚が半分以上占めているので、スキンケアやメイク、自分に似合うファッションを研究することは、やはり印象アップの一番の近道ですよね!

それに次いで多いのが声のトーン!!意外と多い!!

対して話の内容は7%しか受け取ってもらえていないのがまあまあ悲しいところですが、改めて声のトーンの重要さがわかります。

なんでも、声質だけではなく口調や話すトーン、速さも含まれているのだそう。
確かに綺麗な人がガッサガサのしわがれ声だったら「あれ?ちょっと印象と違うな…」と感じるかもしれません。

オバ見え声になってしまう要因とは?

では、シワシワガレガレの通称オバ見え声はどうして発されるのか?!

まず、声は「声帯」いう器官から生み出されます。
肺から送られた息が「声帯」を振動させ、これが音となり、喉や顔の空間で響いたのち声となって発せられます。
「声帯」は2枚のヒダがピタリと閉まり、それを振動させることによって声になるのですが、ヒダをピタリと閉める筋肉が弱くなってしまうと息まじりの弱々しい声になってしまい、結果的にハリのないオバ見え声につながるのです。

オバ見え声要因ベスト3はこれ!!

上記を踏まえて、オバ見え声になる3大要因はずばりこれです!

①主に声帯筋の筋力の低下
②ホルモンの減少
③筋肉が痩せ、声帯が萎縮する

なんか既視感…。結局そこかいみたいな。
体のケアと同じですね。声帯も体の一部なので当然といえば当然ですが。
若々しいスタイルや姿勢を保つためにジムに通ったり、ホルモンバランスを整えるためにサプリを飲んだり、筋肉が痩せるのを防ぐためにタンパク質をしっかり取ったり。
普段美容や健康のためにやってることは、もはやオバ見え声さえも予防してるのでは!?

思えば、オンラインでお話しさせて頂いたヒツコスさん、とりんさん、ハチさん、皆さんハリのある素敵な声をされていました!

声にコンプレックスを感じているあなたへ、おすすめしたい大人のボイトレ

で、結論オバ見え声は改善できるのか?筋肉に聞いてみましょう。できるのかい、できないのかい、どっちなんだい!?

でーーきーーーる!!!

筋肉のことを考えながら書いてたら急に脱線して、なかやまきんに君の動画見にいっちゃったんですけどすごい元気出ました。
きんに君って良い声してますね!!

ネタで大きな声を出されてますが、無理のない発声で声帯に負担がかかってないのが分かります。
日頃から全身の筋肉を鍛えて、意識して効率よく動ける方は全体的にバランスが良かったり、変に体や喉に力が入りにくかったりなど、良い発声の理由の一つかもしれません。
しかし、やっぱり一番早いのは声帯そのものを鍛えること!!
自分の声の弱点を知るためにも大人のボイトレをおすすめします。

8年ぶりのボイトレ、実際に体験してみた

ボイトレって初めての方からすると結構ハードル高いですよね!?
「別にプロ目指してるとかじゃないのに私なんかが行ってもいいの…?」と思ってる方、全然大丈夫!

実際私もインストラクター時代に受け持っていた生徒さんの半数以上がプロを目指してるのではなく、「声にコンプレックスがある」「大きな声が出にくい」「喉が疲れやすい」「カラオケでもうちょっとうまく歌いたい」などの目的の方が多かったです。

かくいう私も音楽から離れて早8年、いまだに歌うのが好きで休日は声を張り上げてますが(迷惑)、以前みたいに高い声が出ない、歌い終わると喉が疲れてるなどオバ見え声に着々と近づいてる!
そう!筋肉って使わないとダメなんだよーー!

そこで今も現役ボイストレーナーとして活躍している友人、A美ちゃんに相談し早速レッスンを受けてきました!

今回のレッスンはオンラインで。自宅で気軽に受けられるのはなんとも有難い。
2時間でかなり自分の弱点も深掘りでき、自宅で簡単にできるセルフトレーニングも聞いてきたのでシェアしますね!

誰でもできるオバ見え声回避セルフボイストレーニング

①いつでもどこでもすぐできる!舌トレは美しい声とフェイスラインの味方

皆さんは、口を閉じた時に舌はどうなっていますか?
上顎に舌全体がペタッとくっついてる?それともくっつかずダランと離れている?

離れている方は要注意です。

舌の力が足りないために正しい舌ポジションを保てていない状態です。

左の図が正しい舌のポジションです。右の図は舌が下がっている状態です。
私は舌先から前半分は上顎に付いているものの舌全体がしっかりくっついておらず、無理やりポジションを保っているため舌に余計な力が入っていました。そこでおすすめのトレーニングがこちら。

①舌先を上の前歯のやや後ろに付けて舌全体を上顎につけます。
グッと吸い付けたら口を開きながら「ポンッ」と音が鳴るように舌を離します。舌全体が上顎についていないと しっかり音は鳴りません。目安は10回〜15回。
②舌を上顎の正しい位置にペタッとつけた状態のまま、口をゆっくり開け閉めします。

このトレーニングを継続するとだんだん舌の力が付いてきて、口を閉じた時に舌が上顎にくっつくようになります。
舌の力が足りないと、舌の位置が奥に下がって響きを邪魔する原因に。
暗くこもった声になってしまいます。
明るくハツラツとした声の方が若見えするのは言うまでもありません。
そして舌トレにはなんと副産物が!フェイスラインがシュッとして小顔効果もあるんです!!なんならこれが一番嬉しい!

声を鍛えながら見た目も良くなるって最高じゃないですか!?
上記以外に手軽にできるものであれば、たるみケア王道の舌回しがおすすめ!
FinalAでもおなじみユキコラの生みの親である天女、雪音さんも舌回しを習慣にされています。
容姿と共に声も美しい方なので説得力が半端ないです!!

②決戦当日に試してほしいストロートレーニング

「継続したくないからなんか手っ取り早くできるもんはないんか」と言う声が聞こえてきます。
そんな欲張りなあなたには、喉や声帯の力みを取りながら声帯の筋肉を鍛えるトレーニングをおすすめします。
自然に声が出やすい状態を作り、楽にハリのある声が出るようになりますよ!

【用意するもの】

  • ストロー
  • 7割ほど水が入ったペットボトル

①水につけたストローをぶくぶくさせながら「うー」と声を出します。
②低音、中音、高音をそれぞれ長く出したり、「う⤴︎う⤵︎」と低音から高音をいったりきたりします。
【ワンポイントアドバイス】鼻をつまんで口内を空気で膨らましながら行ってください。目安は3〜5分。

これはめっちゃ効果実感がありました!!
あとで録画していたレッスンを見直したら、トレーニングの直後から明らかに大きくなってかすれにくくなっているんです!!
若見え目的はもちろん、「今日は大事な会議やプレゼンがあるから自信を持って話したい」なんて方にもおすすめ!
ぜひ当日の朝やおでかけ前におこなってください。やりすぎは禁物なので少しずつ慣らしてくださいね。

魅力的な若見え声になるためには習慣化がおすすめ

今回久しぶりに本気のボイトレをしましたが、めちゃくちゃ楽しかったです!
時を経ても好きなものって変わらないですね。
「声」は生活する上で仕事をする上で切り離せないもの。
ご自身の声の魅力を深める方法、知っておいて損はないはずです!!

舌トレは継続することで変化を感じやすく、ストロートレーニングは比較的すぐに変化を感じられます。
トレーニング前、トレーニング後にご自身の声を録音して聞き比べるのもおすすめです。

上記のトレーニング以外でも、喉の潤いケアや風邪予防はめちゃくちゃ大事!
大人になるにつれて風邪を引いてガラガラ声になると回復までに結構な時間がかかります。
またの機会でおすすめの喉ケア、風邪予防のアイテムもぜひご紹介できればと思います!

コロナ渦を経て在宅でお仕事をされる方も以前より増えましたね。
家で一人で仕事をしていると「気がついたら夜まで一言もしゃべってなかった…」なんてことも。
シンプルに話す機会を増やしたり、日常会話でも地声でハキハキ喋る意識するだけでもきっと変化はあるはず。
お気に入りのアーティストの曲に合わせて歌うなど、ご自身に合った声を出す習慣を見つけてみてください!