1年間に50冊読んだ営業女子の2025年ベスト小説5選!
こんにちは!1日1万5千歩歩く営業女子しゅがーです。
ここ数年で読書愛を再燃させた私ですが、2025年は50冊読んでいました。
いやぁ読んだ読んだ!
ご紹介したかったので数日頭を悩ませ、おすすめの5冊に絞り込みました。選んでみると小説ばかりのラインナップになりましたが…
よく周りの人に「何を選んだらいいのかわからない」と言われることが多いので、お悩みの方の参考になれば嬉しいです。
万城目ワールド大炸裂!読み終えると思わず「ホルモォォオオ!!!!」と叫び出したくなる「鴨川ホルモー」

実写化もされていますが(未視聴)これは映像よりも、自分の頭で想像して情景の可笑しさにニヤつくほうが楽しい気がします。
舞台は私の大好きな京都!
昼食後、デスクでページをめくるたびにニヤケが止まらなくなり、車に逃げ込んで声を出して笑うという初めての読書体験。
駐車場で先輩に目撃されてしまいましたが、車の中で1人で爆笑している様は完全に不審者です。
この物語の面白さは3段階あると思っていて、一つ目が唐突に始まる「ホルモーってなんなのか」という謎。
二つ目は、正体が分かった後も意味不明で困惑しながらもどっぷり浸かっていく登場人物と我々読者。
そして最後に「私が知らないだけでこういう世界が繰り広げられているかもしれない」というファンタジーと現実の絶妙な関係性。うまい…
なんなのか説明すると面白さが半減するので、友達へおすすめする時も歯切れの悪さしかなく「とにかく…読んでくれ…絶対好きやと思う」としか言えませんでしたが…
ある日唐突にその友達から下記ラインが届きました。

鴨川で叫んでいる人がいたら私かもしれません。
続編のホルモー六景も最高すぎますので(本編の謎だった部分がわかったりします)是非併せての読書をおすすめします!
ある意味羨ましいと思ってしまった私は普通じゃない?「コンビニ人間」

読了後の感想はだいたい二択だと思います。
「普通ってなんだろうと考えさせられた」か、「シンプルにホラーだった」か。
主人公の古倉さんは、幼少期から自分の行動に対する周囲の反応を見て「自分は人々が求める普通とは違うのかもしれない」と気づいています。
だから彼女は「やる気のあるコンビニ店員」という役を演じながら日常を乗りこなしていきます。
彼女にとってコンビニとは世界の指標であり全てです。
古倉さんには強い自我や欲がありません。
だからこそ、あらゆる出来事をとても俯瞰して見ています。
周囲の人達も彼女からすると「普通という何かに属したくて必死な人たち」であり、「そうしたいんだ、ふーん」くらいの距離感で眺めています。
物語を読み進めると読んでいるこっちまで辟易する人物も登場しますが、彼女のスタンスは変わりません。
世間の「普通」に振り回されない、その無関心さ。
それが読んでいて、心底羨ましくなりました。
読む度営業脳が刺激される「上流階級 富久丸百貨店外商部」

「外商」という富裕層向けの営業職をご存知でしょうか?
百貨店の売上の大部分を担う部署とも言われています。
主人公は女性外商員の鮫島さん。
毎月1,500万円というノルマに四苦八苦する1年目から、少しずつ実績を積み上げていく過程と心情に共感しまくりでした。
THE男社会の営業現場で、女性ならではの視点で信頼を勝ち取っていく姿は本当に参考になります。
「私だったらどうするか」を考えながら読んでいると、自然と仕事やる気モードに。
特に最新巻では走り続けてきた主人公がふと立ち止まり、健康面や忙しすぎる日々に「何この毎日」と苦悩し始めます。
その感覚が今の自分と重なり、1年間の中でいちばん寄り添ってくれた作品でした。
大丸百貨店がモデルのようで、関西の方なら土地柄にも共感できる描写がたくさんありますよ!
現在4巻まで発売されていて、まだ続きがありそうな終わり方で気になってしょうがない…
どうか早く次巻を出してくださいー!
読了後数ヶ月たった今でも余韻に浸り続ける「透明な夜の香り」

千早茜さんの作品が好きなのですが「透明な夜の香り」は今のところ私の中で一番に躍り出た一冊です。
読み終わるのが惜しすぎて、わざと読まないという寝かせ方をするほどでした。
思わず深呼吸したくなるような透き通った空気を感じるのに、どこか巨大な影もまとっている。
その理由のひとつが、意外と強めのサスペンス要素。
読み進めるほど静かなのに目が離せなくなっていきます。
THE千早さんといえば、小説の中に自然と入り込んでくる香りと食!
今回はハーブの香りが物語の軸になっています。
なぜか辺りにハーブの匂いが立ち昇っているかのように想像できちゃうんです。
主人公と一緒に「少し丁寧に料理してみようかな」と、自分の生活まで勝手に立て直したくなる引力!
でも、この物語の面白さはそこだけじゃありません。
立ち直る人がいる一方で、逆に滅んでしまう人もいます。
その対比こそがこの作品の1番怖くて、いちばん美しいところだと思いました。
静かに癒されたい人にも、少しぞくっとしたい人にも刺さる一冊です。
SFが苦手な方にもおすすめしたい!めちゃめちゃ人間くさい主人公の爆誕「プロジェクト・へイルメアリー」

一体この題名はなんなのか。そもそも何をしているのか。そして自分は誰なのか…そんな状態から物語はスタートします。
主人公のグレースは「なぜこうなったのか」が判明した時も「自分の身が危険かもしれない」と感じた時も、心の声も頭の中も全部だだ漏れ。
その感じが人間臭くて親しみやすく、SFに苦手意識のある私のハードルをぐっと下げてくれました。
もちろんSFなので、物理っぽい原理の説明は出てきます。
でも、理解し過ぎようとせず「ほぉほぉ」くらいで読んでいてもちゃんとついていけます。
物語から置いていかれて挫折なんてことはございません!
そして途中からとんでもなくワクワクする出来事が待ち構えています。
これをネタバレしたら島流しレベルなので、私は口を閉じることにします。
どうかみなさん何も情報を入れずに楽しんでください!
大好きなライアン・ゴズリングで実写化も決まっていて楽しみすぎるのですが、ひとつだけ言いたい。
あの予告編は島流しレベルだろ!!
(えっそれ映す!?的な感じなので絶対に見てはなりません!)
タイパが求められる時代こそ、読書を!
作家の西加奈子さんが「小説って書くのも出版するのも、読むのもおっそ!!!」とテレビで言ってたのが印象的で、確かにタイパが求められる今だんだん読書をしんどく感じる人も多いのかもしれません。
私も気づけば読書でも「何かを得なければ」と、自己啓発系を「読まないといけない」と思って手に取ることもあります。
でも、数年かけて作家さんが生み出した物語を数日かけて味わいながら読む。
そして自分の体験のように想像して感情を動かす。
こんなに不思議で贅沢な体験って他にはないと思っています。
みなさんのおすすめの作品も教えていただけると嬉しいです!


