4歳と6歳の子育て!大切にしている2本の柱とは?
子どもが生まれると、どのように子育てするか悩みますよね。
赤ちゃんのころは元気でいればと願っていましたが、ネットやSNS、本にある大量の情報に触れると心が揺れてしまいます。
「自分の意見を言える子に育ってほしい」
「英語を習わせた方がいいのか?」
「優しい子に育つにはどうしたらいいのか」
悩みながらも、2本の柱を元に子育てしてきました。背景には、自分の経験と想いが軸にあります。子育てはご家庭によって千差万別で、良し悪しはないと思っています。
わが家の事例として、楽しんでいただけたら嬉しいです。
わが家の子育て2本柱とは?実践のご紹介
わが家は、2本の柱に沿って子どもたちを育てています。
具体的には、
- 外遊びを楽しむ
- 本に慣れ親しむ
順にご説明します。
1.外遊びを楽しむ
外遊びの方法は簡単!
可能な限り、公園に連れていくことです。
ポイントは一緒に遊ぶこと。
ボールやシャボン玉、フリスビーなどを持参して、飽きたら変更していろいろと遊びを展開します。
公園は固定しないで、さまざまな場所や遊具を提供することを意識しています。違う公園だと、新しい環境が脳や五感に刺激を与えるのでは?と感覚的に思ったからです。
実際、遠山健太さんの著書である『ママだからできる 運動神経がどんどんよくなる子育ての本』(Gakken)によると、
「幼児期の子どもにとっていちばんの運動は、外で思いきり体を動かして遊ぶことです。そのなかでさまざまな「基本動作」を経験し、その核となる「魔法の動作」をしっかり身につけることができます。(略)おすすめは公園です。」
※魔法の動作とは、「蹴る」「走る・切りかえる」「跳ぶ・着地する」「補球する」「打つ」「投げる」「ボールをつく」「回る・ひねる」「バランスをとる」の9つの基本動作のこと。
と言ってます。
6歳の娘が2歳のころは、地方に住んでいたので車が必須。
20〜30分、車を走らせるとさまざまな公園があったので、思いきって出かけました。
私自身も知らない場所に行くと、新鮮で息抜きになりましたし、おかげさまで苦手だった運転も得意になりました。人生は何が起こるかわかりません(笑)
2.本に慣れ親しむ
わが家は市境に住んでいるので、2市から絵本を借りています。
たとえば、
1週目は〇〇市から20冊
2週目は△△市から15冊
3週目は〇〇市から20冊…
というように、毎週何かしら絵本を借りています。
同じものを何回も借りることもありますし、新しいジャンルにチャレンジすることもあります。6歳の娘は図鑑にハマっているので、黙々と読んでいます。
6歳は自分で本を選び、4歳は選ぶときにお手伝い。
今はせがまれないですが、読み聞かせの時期はエンドレスでしたね。
昼寝から起きたら10冊読み聞かせをするとの謎のルーティンをつくり、喉を強くしてきました(笑)
その積み重ねが絵本に慣れ親しむ、きっかけになったと思います。
齋藤孝さんの著書『本当に頭のいい子を育てる』(マガジンハウス)でも以下のように述べてます。
「どんなに社会が変化し、価値観が変わろうとも、自分の力を発揮して生きていける、明るくたくましく、世の中を渡っていける子=本当に頭のいい子をどう育てていけるか。その鍵は、幼児期の7年間をどう過ごすかだと、考えています。(略)私は読み聞かせこそ、幼児教育のの中心に据えるにふさわしいものと考えています。」
今まで1,000冊以上の読み聞かせをして、絵本の世界を自然と楽しむ機会をつくってきました。
わが家の子育て2本柱を選んだ理由
1.外遊び編
小さいころは、よく昼寝をさせるため(裏テーマは自分の時間を確保するため・笑)に、目いっぱい遊ばせました。
思い返すと、私も幼少期に公園に連れて行ってもらいました。とくに習い事はしていませんでしたが、どのようなスポーツでも動ける体に成長したことに、今は感謝してます。野山を自由に駆け回り、遊び倒していたおかげで、体育の成績は常に「5」でした。
年齢を重ねても、体は動きを覚えています。
だいぶサビついてますが(笑)、アスレチックやバトミントンなど、子どもと一緒に遊べるのが楽しいです。私のリフレッシュにもなってますしね。
だから、子どもたちも体力をつけて、自分の体を自由に動かせるように育ってほしいと願っています。
2.絵本編
本は完全に私の好みです(笑)
子供のころから、とにかく本が好きで、学校や市の図書館から本を借りては読み倒す日々を送ってきました。
おかげさまで、語彙力や文章力が磨かれ、情緒も育まれたと思っています。こうやってライターのお仕事ができているのも、読書効果が生きてるからでしょう。
私の人生を共にしている読書の楽しさを、子どもと共有したい!そう思い、0歳から読み聞かせをしたおかげか、文章を暗唱したり、語彙力が増えたりしました。
語彙だけでなく、絵本の細かいイラストの違いについて指摘してきて驚いたこともあります。私は文章を読むのに必死で、細かい絵を見ていませんでした。なので、子どもからイラストの仕掛けを教えてもらい、絵本の楽しみ方を学びました。
ときには、図書館で開かれている「おはなし会」に参加。ママとは違う人の読み方も新鮮のようで、食い入るように見つめていたのを覚えています。
わが家の子育て2本柱の効果
1.外遊び編
年齢を気にせずに、遊びたいとせがめば、どんな遊具もサポートしてきました。
たとえば、1歳であっても幼児向きの遊具にもチャレンジしたこともあります。
「高い場所を歩きたい」「上まで登りたい」「ぶらさがりたい」など、希望を叶えてきた結果、果敢に挑戦するメンタルが備わりました。
私はサポートするけど、助言は慎みました。自分で考えて、解決を導いてほしかったからです。まどろっこしくて、つい口を出すこともありましたが、極力子どものペースを見守りました。
すると、1つの動きができて、達成感を味わうようになります。そして、何度も繰り返してスムーズになると、また違う動きを引き出し、複合的な動きに繋がりました。
6歳はできるまでチャレンジするタイプ
4歳はできないと撤退して、できるもので遊ぶタイプ
子どもによる性格の違いも興味深いですね。
4歳は6歳がやることをよく観察していたので、いつの間にかできることも多かったです。
姉弟あるあるでしょうか。
土日も外遊びが多いので、体力もつきました。
疲れると高熱が出やすかった4歳も、そこまで体調を崩さなくなったので、成長を実感してます。
2.絵本編
絵本と触れ合う時間が増えて、語彙力が増えました。知識も蓄積されて、図鑑で知ったことを伝えてくれます。私でも知らないことがあり、日々勉強です(笑)
6歳と話をしていると、
「◯◯はこう思う。だって、△△だから。」
と、意見と理由をセットで話をしてくれます。知らず知らずのうちに論理的な思考が身についているようです。
また、6歳の集中力はすさまじく、90分間黙々と絵本に没頭してることもあります。
繰り返しているうちに、物語に没入する術をいつの間にか身につけたようです。
集中力は外遊びや工作、折り紙にも生かされ、汎用化されています。
4歳も、3歳のときは「パパ」「ママ」などの一語文しか、話せませんでした。
それが、絵本のセリフを真似たり、絵を見て自分で解説したりと、格段に言葉のバリエーションが増えています。
某寿司チェーン店に行ったら、
「のらねこぐんだん、◯◯に行ったね!」
と、自分の出来事と絵本を繋げて話すこともありました。
わが家にはテレビがないので、見るものは絵本か時間を決めたYouTube。
すべてが絵本のおかげではないでしょうが、絵本による言語化や論理化、想像力の向上は大きいと思っています。
子どもたちの変化が目まぐるしい!子育てしながら今を楽しむ
子どもたちはスポンジのように、どんどん吸収し、変化しています。
たまには、自分の時間もほしい!
そう考えることもあるけれど、「ママ、あそぼう!」と輝いた目で見てくれる今を大切にしたいと思います。
年齢を重ねて、どんどん変わりゆく子どもたちの変化を楽しんでいきたいと思います。