【復縁本は付き合ってるときに読む 第二回】難しいことの本質はみな同じ。叶えたければ実践者たれ
知識っていいよね。
手に入れたら、一段上になれたような高揚感がある。
私もいつもムサボッてるよ。
でも、ダメなの。
復縁に関しては、知識を入たら勝てるなんて思ってたら
あっという間に惨敗なのです。
復縁本や、復縁の相談を見てて、気づいたことがあったんです。
それは、相談者みんな「できません」って言うこと…!!!
彼への連絡をやめられません。
彼へのダメ出しをやめられません。
彼からの体の誘いを断れません。
断ること、自分を律すること。
やらなきゃいけないことが、全然できない。
それは衝撃的でした。
皆様、「気づきました」「わかりました」やら「目からうろこです」はおっしゃるんですよ。
復縁って難しいからこそ、専門家の意見を知りたいじゃないわけですか。
何をやらなければいけないかすらわからないのですから、目の前がひらけた感じがしますよね。
でも、しない。できない。やりたくない。
復縁できる正しい方法を知りさえすれば元恋人の心が手に入ると考えますが、
それはどうやら違うらしい。
知ったところで、「できない」の壁がある…!
復縁って、知識だけでも特殊なのに!
復縁の情報は、ありがたいもので、本を買えば手に入ります。
でも、まず、復縁に特化した本がある、というところにたどり着くのが大変ですよね。
買うのに勇気もいります。
自分の中でフラれたって事実を確定させるのがつらいですし、
未練がこちらのみにある、というのを実感するのも、いたたまれない。
いたたまれないの物質化が復縁本なのです…。
で、色々な葛藤を乗り越えて復縁本を購入するわけですが、
全然頭に入ってこないんですよ。
漫然と恋をしていた人間には、内容の衝撃が大きすぎるんですね。
愛ってこんなにドライな仕組みだったのか。
私はこんなにも間違っていたのか。
あの人の心はここまで遠くなってしまったのか。
知らなければならないのに、感情が追い付かない。
頭も全然働いてくれないんです。
心が拒否するから、理解ができず、行動に移せない。
頭での「わかりました」、を、心が拒む…。
知識と行動は、両輪なんだなと実感させられますね。
なのに、片方の輪しか回せない。
それじゃ物事は進みません。
たいていの人はここで躓くのです。
と、いうことはですよ。
内容を実践できたら、他の人と大きく引き離せるのではないか!?
私はたくさんの「できません」を見て直感しました。
こんなことを書いていますが、
私にも「できません」にたいへん身に覚えがあったのです。
すぐ連絡したがる。
自分のおもいどおりにならないと怒る。
別れたいと思ってもいないのに言う…。
駆け引きをしない、と言えば聞こえがいいです。
でも、相手の気持ちより、自分の目先の欲望に捉われてるだけなんですよ。
性格がいいんじゃない。
自分のことしか考えてないだけです。
欲しいもの、ここで言うお相手の気持ちが、手に入らなくて当然です。
私は何回も同じパターンで失恋を繰り返したあと、
いつまでこれを続けるのか、と、心からウンザリした時期がありました。
フラれては次にいき、フラれては次にいきを
一生繰り返すのか、と。
そんなのいやだ。
そして、”次”は、いつまでいけるの?
大きな危機感を持った私は、自分を変える決意せざるを得なかったのです。
この危機感があったからこそ
「実践できるようになれば、欲しいものが手に入る」と気づけたのだと思います。
ここからの私は変わりました。
「これは正しい」と確信した本の内容は、
実行できるように努力し始めたのです。
自分の感情を抑えたり、相手のことしっかり考えて発言したり、
「本に書かれてはいるけれど、実はやっていなかったこと」を
じょじょに日常で実践にできるようになっていきました。
駆け引きは卑怯な謀略などではなく、
相手への思いやりなのだという理解が始まったのも
この頃です。
「こんなの自分らしくない」
「我慢ばかりで苦しい」
「私だってわかってほしい」と
心がついていかなくて泣く日もありましたが、
それでも実践をやめませんでした。
私の心はいい。
欲しいものを手に入れたい。
「できたのに手に入らなかった」という相談はほぼなく
「できない。そして手に入らなかった」という相談が大半だったこと。
恋愛相談たちが伝える事実が、私に与えた影響は大きかったのです。
ぼんやりいいことを期待したり、
感情をぶつけて受けいれてもらえる
気持ちよさを欲しがったりしてもいい。
その権利がきっとみんなにある。
でも、それをしてくれるのは、元恋人ではない。
もっと言えば、「私が欲しいもの」は
それらを私にくれたりしない。
それらをくれる人が、くれたりすることはあれど。
「私が欲しいもの」を自覚した時点で、
人間は実践者にならないといけないのだと思う。
実践はつらい。
今までの自分の否定だし、
全然気持ちよくはない。
そうまでして手に入れたいと思ったのなら、
きっと実践者になるときがきたのでしょう。
復縁するためには
・自分を否定して反省する冷静さ
・自分を変える行動
・自分をコントロールする能力
こちらが必要です
私は復縁本を読み始めてから
思い通りいかなくて泣くよりも
自分が実践できなくて泣くことが増えました。
今思うと、偶然や環境や人に振り回されるのではなくて
自分の人生を自分で動かす意識が目覚めたからこその
涙なのではないかと思っています。
復縁は思い通りいきません。
普通の恋愛よりも、変えるべきことがたくさんあります。
だからこそ、難しいことでも動かすことができる
自分になれるような技術がつまっているのでしょう。
”難しいこと”の本質って、おそらく同じです。
だから、必然的に手に入れる方法は同じになります。
こちらが変革し、向上し、それでいてタイミングを伺える粘り強さと余裕があって
初めて手に入るし、手に入る人としてエントリーできるのです。
それを理解していれば、人間関係はもちろん、仕事も体型も
かなり自由にデザインすることができます。
そここそが私が二週間で復縁を望まなくなったのにも関わらず
ずっと復縁本に魅了され続けているゆえんです。
復縁本は正しい実践者になる方法と同時に、
実践者にならないと何も手に入らないこととを教えてくれます。
ただ鬼軍曹なので、
ぼやぼや生きてラッキーを望んだり、
場当たり的な快楽に流れることを許してはくれません。
復縁をあきらめきれない人は、復縁本を読んで実践者になれば、
恋ばかりではなくすべてを手に入れる人になっていくでしょうし、
恋愛中の人は、ますますの円満体質を手に入れられるでしょうし、
恋愛していない人も、人間の心の機微と成功の秘訣がつまっている復縁本に
書かれている技術を覚えたら得しかありません。
ただ、ここまで書いておいてなんですが、
手に入れることがすべてだとは私は思っていません。
欲しいなら実践者にならなければならない、それだけです。
でも今の私は、痛みをなるべく感じない実践者になる方法も探しています。
モーニングルーティン前のモーニングルーティンも、
痛みを少なくしつつ実践者になるための工夫のひとつです。
★モーニングルーティン前のモーニングルーティン
自分に刺さるコピーを見つけて、快適な一日を過ごそうというライフハック。
詳しくはこちらの記事をご参照ください
締切美人第三回 モーニングルーティン前のモーニングルーティン! 自分に刺さるコピーを探る!
痛みって嫌だよね。
10年復縁本を実践して、
「やっぱり痛みは嫌だ」という結論を導いてしまう程度には
嫌なものです。
それでも実践者になることをやめようとは思いませんでした。
イライラはするけど、まーうまくいっちゃうので…。
復縁したいとき、夢をかなえたいとき、体型を変えたいとき。
どういう人が”それ”を手に入れるのだろう。
そこが気になりますよね。
実践できる人。
これが答えかなと思います。
では、何を実践していくのか。
それを次回から具体的に書いていきたいと思います。
おっとひとつだけ。
”実践”は、元恋人へのアプローチではありませんからね。
ここだけ書き記しておきます。