【東京噛み締め女#16】お酒が飲めなくても「いつもの」が言えるモクテルバー@LOW-NON-BAR
マジカルバナナ!
東京といえばー!
東京といえばトレンディ!
トレンディといえば、齋藤さん!
齋藤さんといえば、トレンディ!
って、ちゃうちゃう、ちゃうねん。
トレンディと言えばバーやねん。
唐沢寿明がいそうなオーセンティックなバー。石田純一がいそうな夜景の見えるバー。トヨエツがいそうな地下の隠れ家的なバー。陣内孝則と柳葉敏郎がはっちゃけてビリヤードをやってそうなバー。
とにかくバーやねん。
東京噛み締め女たるもの、それはもうバーというバーには行って…
ない!!
私、バーってほとんど行ったことがないんです。東京酔いしれ女にはなれていないのです。
なぜかというと、まず単純明快な理由としてお酒を飲まないから。
1杯も飲めないってことはないし、味的な美味しさも分かるっちゃ分かるのだが、やっぱウーロン茶が最高ーーー!!!お代わりお願いしまーす!!!という人間。
お酒を飲むための場所に自ら出向くことはないわけです。
しかし、まぁ、そうですね。連れてってもらうって経験は私でもあったのです。
その場合の関係値は①知り合ったばかり②お互いの趣味嗜好をそこまで知らない③でも多分今より仲良くなりたい、というものだったと思います。
で、寿明から敏朗までほどほどに連れてってもらったんですよ。※意味を誤解しないください
そして何回めかのバーで気づいた事。
私、バーめっちゃ苦手だわ。
お酒が飲めないからではない。
そこには単純ではない複雑多用な理由がもう一個あった。
発表します。
私、ヒツコスは…「目と目で通じ合う微かにうん色っぽい」が苦手だったのです…!!!!
マジで知らんがなですよね。分かります。
でも続けます。
バーに行ったことがない人、これから行く人にはぜひ心算をしておいてもらいたい。
バーって、お酒と会話と雰囲気を楽しむところと思ってません?
その通りなんですが、バーのドアをくぐった途端、会話のツールが目になるんですよ。
はい、ここテストに出ます。あなたは目で言葉を発せますか?
私だって最初あれ?っと思いましたもん。なんか言葉数が減ったなぁ〜??でも何か違うことを考えてるようには見えないし……あ、目ーーー!!??目で喋ってらっしゃる…!!??のかな!!??
でも…あんま何て言ってるかわかんない…。
今なんて言ってる!?ってハッキリ聞きたい…。教えておじいさんとアルムの森の木…。
そのスキルを身につけていない私は、もちろん目で返すこともできません。
このナッツ美味しいですねぇぇぇ〜〜(バリバリむしゃむしゃ)と言うのみ。
結局ですね、私は普段から間が怖いタイプなのです。ちょーこえー。埋めずにはいられない。
何か誤解されたり望んでない解釈をされたくないゆえに、会話と文脈にフルに頼ることしかできないチキン野郎なんですよ。※めっちゃ仲良くなったら怖くないです
バーは間を楽しめる人向きですよね〜。
そんな私から見て、モテる人や色っぽい人っていうのは「間を怖がらない人」だともずーっと思ってます。言葉に依存しない胆力がないと無理ですもんね。
究極はボディガードのケビンコスナーですね。
あれ大人になって見返したらキング・オブ・間。アカデミー間賞で爆笑。
そりゃさんまも憧れて髪型真似するわ。
お酒が飲めなくても「いつもの」が言えるモクテルバー
やっと本記事の主旨に入るのですが、今回ご紹介したいのは決してケビンコスナーの胆力ではないのです。皆様は「モクテルバー」という言葉はご存知でしょうか。
▶︎モクテルバーとは
モクテルとは「Mock」(似せた)+「Cocktail」の造語。ハーブや果物を使い、クリエイティブなノンアルコールカクテルを提供するバー。海外のバーシーンでは今とても人気。
お酒が飲めなくても、美味しいカクテルと素敵な空間に身を委ねることができるモクテルバー。
普通のバーでもノンアルコールのカクテルの提供はありますが、モクテルバーはがっつりノンアルコールが照準。お酒が飲めない人こそ大手を振って行けるのです。
近所にあったら通い詰めるに違いないLOW-NON-BAR
というわけで、同じお酒飲まない仲間のチョコちゃんと行って参りました。
いくつかあるモクテルバーの中から選んだのが、神田のマーチエキュートの中にあるLOW-NON-BAR。ローアルコールもアルコールもあるので、お酒好きの方と行っても楽しめますよ。
ちなみにこちらのお店、今年移転したそうなのですが、ネットに載っている移転前の情報を見て突撃してしまい、探せど探せどお店を見つけられず白目を剥きました。
日本橋で出てくるネット情報が多いのですが、千代田区神田須田町1-25-4 マーチエキュートの中です!
この記事どうか上の方に上がってきて!
しばらく彷徨いた後、ようやく移転したことに気付き、チョコちゃんとぐええええとなりましたが、行くと決めたら諦められない。
そこまで場所は離れていないので、タクシーで向かうことにしました。
ようやく辿り着いた。ぜーぜー。
バーだー!!
まごうことなきバーだバーだー!!
めーーーーっちゃ雰囲気良くないですか!? センスが溢れていてもうだいぶ好き。
一瞬お客さんが引いた瞬間に撮った写真ですが、この後はずっと満席。
すごく人気のお店なのね〜と思いましたが、それも納得。
ちょっとこれはまぁ…
バカオシャレ。
お店の名前がつくモクテル。LOW-NON-BAR。
4種のベリー、グレープフルーツ、パプリカ、ビネガードリンク「シュラブ」が使われています。
お味は…いやーーーー奥深くて超美味しい!! ノンアルコールですが、ビールがちびって逃げ出すほど大人な味わいです。
お次は、名前を失念しましたが、アブサンのなんとかだったと思います。
ぎゃーーーーー神秘的!! 素敵!!
バーテンダーの方がすっごく丁寧に説明してくれたのですが、内容を忘れてしまいました。私は目じゃなくても会話ができないようです。お味はこれまた大人。大人でしかない。そいで超ーーーー美味しいの。
こちらはチョコちゃんの季節のモクテル。梨とジャスミンティーのなんちゃらだったかな。
田舎者なので、想像よりパウダールームがゴージャスな時と氷がでかい時はテンションが上がってしまうのですが、チョコちゃんも「氷でか!」と言っていたので安心しました。
そんなチョコちゃんもお店の雰囲気から味からとっても気に入っていた様子で、2人でときめきつつリラックスしつつお喋りを楽しみつつ。お酒が無くても酔いしれる。
バーってこんなにいいものなんですね!またすぐ行きたーーーい。
バーに通っちゃう人の気持ちがすごく分かりました。
お酒を飲めないというハードルをお持ちの皆さん、モクテルバーならそれが払拭されますよ。
いつかは目語を習得してケビンコスナーと来てみたい。