【東京噛み締め女 #04】銀座のど真ん中でグリーンだよ!@GINZA SIX ガーデン
東京の中のグリーンが大好きです。
日頃は都会だ都会だー!とはしゃいでおきながら、緑を見るとホッとするし、人気が少ない場所ならなおさら最高です。
東京の中のひどく整えられたグリーン。
コタツの中で食べるアイスのような、クーラーをキンキンにして足まですっぽり布団をかけて寝るような、軽薄な楽しみと安らぎかもしれない。
しかし東京はそんな欲望をもってふさわしいのです。
東京に我慢は似合わない。
求めた時には、応えてくれる場所がきちんとあるのだから!
イインダヨ!グリーンダヨ!
9月某日&某日&某日。
私は銀座に行ったら必ずといっていいぐらい寄る場所。
9月でもう3回以上行った、超超超とっておきの噛み締め東京グリーンスポットをご紹介します。
周りの友達に聞いたら誰も行ったことなかったんですよね。
どうりでいつも人が少ないわけだ。
GINZA SIX ガーデン
GINZA SIXの屋上です!
三越、松屋をぐるぐるパトっても休む時はここ!買ったものをガサガサ見るにはここ!
エレベーターから出るとまず写真のガラスの並びが目に入るのですが慌てないように。ここに開くドアはありません。
万が一、カップルで初めて来た時に、ガラスの前に立って「やべ開かね」⇨ズレる⇨「やべここも開かね」⇨ズレるを繰り返されては、2人の関係性にもよりますが、思い出しては枕に顔をうずめて足バタバタさせることになってしまう。
他人事ながら、想像するだけですっごく面白すぎて辛いので、できればそんな事態は避けて欲しい。
ここはSIXガーデンベテランである(一人でやべ体験をし続けている)私からアドバイス。
落ち着いて左側にいきましょう。
ここが自動ドアです。
ドアを出ると…
イインダヨ!グリーンダヨ!
かいほうかーーーーーーん!!!
開放感ついでにふと自動ドアの件に戻るんですけど、そういう「まごつきを見ちゃってる気まずさ」って生きてりゃ大なり小なり起きるじゃないですか。私なんて見られる方はマジでプロ。
個人的には、まごつきを無くすことよりも、まごつきを笑い飛ばせる関係性を築くことが一番だと思ってるんですよね。
ただ、その関係性を築く前にまごつきがきたらどうするかですよね。
まごつきのFA。分からないです。教えてほしいぐらいです。
大昔、見た目も接し方もとてもクールな感じの方とご飯に行ったことがあるんです。
クールすぎて、ちょっとむずむずっとする感じが手前の段階であったんですけど、ご飯中にザ・まごつきは起こった。
ふとお相手の方を見たら、明らかに口の中に硬い大きい歪な物体が鎮座しているのが分かったんですよ。
その時食べていたものから「鶏肉の骨だ」とすぐ察したんですが、クール故なんですかね?
憶測を立てることしかできないんですけど、口から物を出すのが行儀悪いと思われると思ったのか恥ずかしいのか、ぜんっっっぜん出さないんですよ。
えー!そんな選択肢あるー!?出していいってー!ずっとほっぺの形が変わってるし出した方がいいー!
そうは思ったものの、「そろそろ骨出します?」っていうのも違うし、「ペッしなさい!ペッって!」とか言える関係性でもないし、これどうするんだろ?ってハラハラしちゃって。
今振り返ると、お手洗いに行くのがベストだったのかもしれない。ごめん!!気付かなくて!!
いや、あっちも思ってるか!早々にトイレに行けば良かった!って。
いやはや、お互いまだまだ若かったですな!
で、私がしたことといえば、気持ち下を見る時間を長くするという…。
さぁ!今!今だよ!見てないから!という一心で行った、何回かの〝長め下見るチャレンジ〟の末、無くなってたんですよ!!
無くなった!っていう顔をはっきりしちゃってたと思う。
でもですね…ぱっと見どのお皿にも出した感じが見受けられなくて、今度はどこに出したかが謎すぎて。
飲んだ?って思ったらまたそわそわしてきちゃって。けっこうでかいですよ、あれは!喉裂ける喉裂ける!
飲んだかポッケに入れたか、と思ってるんですけど、解明できなさそうな平成の謎のひとつです。
令和に戻ります。
私はいつもこのエリアの中に進んで椅子に座ります。
で、SIXの中の6Fのスタバで買ってきたカフェミストを飲む。
ふぅ…静かだ。
銀座のど真ん中にいながら、光(この日は曇ってたけど)と緑をこんなに味わえるなんて、なんたるワガママジュリエットでなまいきシャルロット。王様でしかない。
他のどんな高級カフェでお茶を飲むより贅沢なのではないかと考える。
私には珍しいことですが、さしたる事件も起きないです。
さすがに蟻一匹ではまごつきも起きず。たまにはそういう噛み締め方もいいものです。
見下ろすとイインダヨ!ギンザだよ!
でも、このフロアには、健全な(当たり前だろ)草がいっぱい。
ゴミ箱も完備。やったね!
この季節は暑くも寒くもなくいつまででもいれます(ど暇か)。
キリがないので、カラスは鳴かないけど帰ります。
皆様も銀パトをして一休みしたくなった際は、ぜひ!!
ここでグリーンを噛み締めてください。