1. HOME
  2. 心が満たされるおすすめのグルメ小説 あなたも読んだ後は作中の料理が食べたくなる

心が満たされるおすすめのグルメ小説 あなたも読んだ後は作中の料理が食べたくなる

 

明けましておめでとうございます!HSP気質、元ボイストレーナーのnoniです。
みなさま、良いお正月を過ごせましたでしょうか?

お正月といえばおせちやお雑煮。私にとっての思い出の味は、母が作る栗きんとんでした。
さつまいもをヘラで潰して練る作業をよく手伝わされましたが、料理ってこんなに手間がかかるもんなんだと思った記憶があります。

今思うと、「あの時作ってくれたポトフはしょっぱかったな」とか「クリスマスの丸ごとブロイラーをまた食べたいな」とか、料理と一緒にその時の空気感まで思い出せるような過去の記憶がたくさんあります。
私にとって「食べる」と言う行為は日常の中のご褒美のようなもの!

そんな私は料理にまつわる小説や漫画を読むのがとても好きです。

おいしそうな料理の描写と共に繊細な人間模様が描かれている小説は繰り返し読みたくなります。

noniおすすめ、心もお腹も満たされるグルメ小説

今回は、読み始めたらお腹が減っちゃうこと必至、「心もお腹も満たされるグルメ物語」の小説をご紹介したいと思います!

処方箋のような一冊『マカン・マラン 〜23時の夜食カフェ〜』

マカン・マラン 〜23時の夜食カフェ〜 古内一絵

忙しい日々に効く処方箋のような一冊。

謎のドラッグクイーン、シャールが営む夜食カフェが舞台。マカンマランに集う4人を主役に描いた短編集です。
店主のシャールは不思議な魅力の持ち主で、心の奥に優しく触れるような言葉にハッと気付かされることも多いです。
忙しさに押し流されるように日々を過ごしている人や、一息つきたい人におすすめです。

マカンマランで出される料理は、お客の体調や心の状態に合うような、お腹にやさしいものが中心です。
動物性たんぱく質を極力使わないヘルシーで野菜がふんだんに使われているのも特徴。

夜遅くまで働いてヘトヘトになった後にこんなお店に通えるなら、残業も悪くないと思えるかも。

pickupグルメ 春野菜のキャセロール

キャセロールとは北米の家庭料理で、一般的に野菜や肉、米などをソースと絡めて鍋に入れオーブンで焼いた料理です。
こんがり焼けたチーズがたまらなくおいしそう!

作中で登場人物がキャセロールを食べている様子を、「ひと匙すくって口の中に入れると途端に唾液腺が刺激され、耳の下がきゅうっと痛くなった」と書かれていて、その秀逸な表現に食欲をそそられました。

自分を取り戻す物語『マイ・ディア・キッチン』

マイ・ディア・キッチン 大木亜希子

女性の再生と自立、成長がテーマの一冊。

主人公は、モラハラ気質の夫と取り繕った結婚生活を送る元料理人の専業主婦。夫の管理下で好きな料理を作って食べることすら許されない生活を送っています。

あることをきっかけにレストランで働くことになり、料理を作ること、食べることへの情熱を取り戻し自立への一歩を踏み出します。
自分らしさを取り戻したい、人生の軸を見つめ直したい人におすすめです。

登場する料理はガッツリ系の食事がメインです。
料理をするところからしっかり描かれているので、よりリアルに想像できて読むだけでお腹が鳴りそう…。
作ってみたくなる料理が多いのもこの作品の特徴です。

新生活で主人公を支えてくれるキーマンがいるのですが、主人公が彼らに振る舞う料理の一つにチキンスピナッチサンドというメニューがあります。
スピナッチサンド!知ってますか!?にんにくとマヨネーズで味付けしたほうれん草をパンで挟んであるやつ!めっちゃおいしいんです。


一時期、アンティコカフェのスピナッチサンドを狂ったように食べていた時期がありました。

作中ではイタリアン、フランスの家庭料理、和食など様々なジャンルの料理が楽しめます。
主人公と周りを取り巻く登場人物たちがとても魅力的で、彼らの輪の中に入って、一緒に食事を楽しみたい!と思えるような作品です。

pickupグルメ チーズ牛丼

お腹が減って減って堪らない主人公が掻き込んで食べる様子に、よだれが出そうになります。
本書には写真と共にレシピつき。

市販の牛丼をアレンジして作れます!食べんくてもわかる、おいしいやつ!!(by宮川大輔)

生きることは食べること『ライオンのおやつ』

ライオンのおやつ 小川糸

改めて、生きることと食べることは深く繋がっているんだなと感じた一冊。

30代で余命を宣告された主人公が、瀬戸内の島のホスピスで人生最後の日々を送る静かで美しい物語です。
ホスピスでは週に一度、住人のリクエストで「思い出のおやつ」を再現して作ってもらうことができ、主人公はおいしいおやつや食事、新しい出会いの中で残りの人生に幸せを見出していきます。

作中に登場する料理は、週一回のおやつに選ばれたアップルパイやミルクレープ、日替わりで楽しめる様々な具材のお粥など。
あまり豪快で派手な料理は出てこず、優しく素朴なグルメが印象的です。

食べることは元気であることのバロメーターでもあると思う。
私の場合、身体だけでなく心が弱っていたりすると一気に食べられなくなります。
ストレス発散でジャンクフードを食べれているうちはまだ元気なんだと思えます。

よく人生最後のご飯は何が食べたい?的な想像をみんな一度はしたことがあると思いますが、私の場合はあったかい汁物と納豆ご飯かもしれない…。
唐揚げとかキムチ鍋とか好きなご飯はいっぱいあるのですが、シンプルに幸せーって思うのはあったかい汁を飲んでる時なんですよねー。
お汁と一緒にホカホカのお米と黄身を入れた納豆、付け合わせにキムチやアボカド、韓国のりがあれば最高。

今、元気でおいしいご飯を食べれていることは幸せなことなんだよと改めて教えてくれる作品でした!

pickupグルメ レーズンバターサンド

作中で一番食べたくなったのが、後半に登場するレーズンバターサンドです。
元々私の好きなおやつ。
ずっしり濃厚で一つで満足できます!レーズンバターサンドと言えばやっぱり六花亭!!

以上、noniのおすすめ、心もお腹も満たされるグルメ小説 3選でした!
次はマンガ編をお届けします。お腹を空かせて待っていてくださいね。