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【人生にゴリゴリに役立つ本のみを紹介#9】おさよさんの無理なくつづく家事ぐせ

 

「家事」
掃除、洗濯、炊事などの、家庭における日常生活の運営のための業務のこと。

業務だけど、時給は発生しない。
だけどやらないと、日常が破綻する。
いやー、苦行苦行。
仕事が休みであっても、家事には休みはない。

私は、家事は不得意なわけではない。
むしろ、小さい頃から母にしごかれてきたのでできるほうだ。
実家に住んでいた頃は手伝いはしていたが、サボれば母がしてくれていた。
だけど、自立したらサボることはできない!
むしろサボったらやることが溜まっていく一方である。
今回紹介する『おさよさんの無理なくつづく家事ぐせ(以下、家事ぐせ。)』は、ちょっとサボっても後で自分が泣かないようにするための家事テクが知りたい方にぜひ読んでいただきたいです。

好感しかないおさよさん

おさよさん(@osayosan34)は収納や家事について発信するインスタグラマー。
投稿を見てもらうとわかるかもしれませんが、すごい清・潔・感!!
だからといって、作り込んだ感じも映えを狙っているいやらしい感じもありません。
絶対、クローゼットや死角に荷物を隠して写真を撮ったりはしていないでしょう。
常に綺麗を保っているんだなというかんじがバシバシに伝わるので、見ていてモチベーションがものすごく上がります。
POSTの内容も押し付け感がないし、いい意味でマイペースを保たれている感じがするので好感しかない…!
あと、個人的にはぱっつんボブをずっと維持されているところも好きです。
どれだけ惚れてるんだよ。
憶測ですが、きっと似合うものをご自身でわかっていて、ファッションや美容面でも精査しているのかなと感じました。

我が家にはおさよさんテクが溢れている

次のゴリ役本は何を書こうかなと考えていた時に、Kindleのライブラリの中にあった「家事ぐせ」を久しぶりに開きました。
見返して思ったのが“我が家にはおさよさんテクが溢れかえってる”ということ。
どんなに忙しくても70点以上の家を保って普通に過ごせている。
まぎれもなく、この“普通”はおさよさんのテクがあってこそなのです。
しかも、タイトル通り無理はしていません。あとからそういえば…と気づくぐらいですから。
これで、記事を書くことに至りました。人生にゴリゴリに役に立ってる。

そもそもおさよさんを知ったのは、朝の情報番組のスッキリのワンコーナー『収納のおさよさん』。
依頼主の家の悩みを解決するというコーナーです。
この本を買うきっかけになったのは、そのコーナーの中でのおさよさんのある一言。
その時の依頼主さんのキッチンは、使わない食器や水筒などで溢れかえっていて通路も通れないぐらい狭い。
残してある理由を聞かれて、「全部思い出だから捨てられない」と言う依頼主さんに対して、

ー生活できないじゃないですか、思い出だけでは。ー

と、トーン低めの声で、依頼主にボディブローをかます一言を放つわけですよ。
思い出だけでは生活できない…!たしかにすぎる。
さらに「(大量の思い出の品を見せながら)いつか子どもの結婚式に出せたらと考えているんですが…。」という依頼主さんに

ー結婚式でこんなに紹介できないですよね。ー

確信をつきすぎてK.Oです。
その後、思い出の品を持った子どもを記念撮影して、本当に捨てれないもの以外処分していました。

当時妊娠していた私は、片付けや断捨離は好きだけど、子どもが幼稚園や学校でつくってきた作品は捨てられるかな〜と思っていたところなので、おさよさんのこの言葉にはハッとさせられました。

そんなおさよさんテクを、もうちょっと見てみたいわ!と思って買ったのが家事ぐせです。

取り入れやすい家事ぐせ

つづけるうちに自然に習慣化され「毎朝顔を洗うように家事ができる」
それが「家事ぐせ」です。

字の通りなのですが、身体が勝手に動いちゃうぐらいの家事のクセを育てていく本です。
前もって言っておくと、サボっても手をぬいてもいいです!むしろサボれなきゃイヤですよね。
サボれるぐらい楽になるために身につけるのが家事ぐせという感じ。
綺麗な歯を維持するための歯磨きみたいなものです。

おさよさん自身も、気分が落ち込んだりするときは家事に力が入らない時もあるそうですが、そんな時のために普段から「ちょっと頑張る」ということを続けて少し心を楽にしているそうです。

本の内容はおさよさんのインスタグラムのPOSTの総まとめなのですが、キッチン、バスルーム、リビング、その他、料理というようにカテゴリ別の掃除や収納方法が紹介されているので見やすくなっています。
カラーで写真もたくさんあるので、文字が苦手と言う方でも読みやすいです。

私が取り入れている家事ぐせ

性格やライフスタイル、家も異なるので、紹介されている全ての家事ぐせを実行しているわけではありません。
中には「たった1分」という家事ぐせもありますが、たった1分ならいっかと思ってやらないを選んだりします。
こんなこと言ってたらおさよさんにドン引きされそうですが、やれると思ったものを実践していただければ嬉しいと書かれているので大丈夫です。
ですが、そんな私でも「これならできるなー」ってものが山ほどあるので、ここからは私が実際に行っている家事ぐせを一部ご紹介します。

見えないけど汚れやすい場所にはラップを敷いておく

見えないけど汚れやすい場所にはラップを敷いておく

はい、これはもう皆さんやってください。
油汚れや埃がたまりやすい、冷蔵庫の上とか換気扇の上にラップを敷いておくだけで掃除がめちゃくちゃ楽になります。
剥がしたたらほぼ汚れてないんですよ。
なので、ここのお手入れは年末の大掃除のときに、ラップを剥がし、濡れた布巾でサーっと拭いてまたラップを敷くだけ。
年1の家事ぐせ。
見えないから、ラップを敷いているのを知っているのは世界で自分だけなので、来客を気にする必要もありません。

マグネットクリップにスプレーボトルをひっかける

みなさん、このクリップにご注目ください。

クリップ

クリップは挟む時代ではありません。
おさよさんはクリップをこう使います。

クリップにスプレーボトルをひっかける。

スプレーボトルをひっかける!
テンプレート女の私の頭では思いつかない発想でした。
ダイソーのマグネットクリップなのですが、ひっかけてもずり落ちません。
使う時ぱっと取りやすいですし、置かない分キッチンも広々使えます。
これは家事ぐせというより、家事ぐせを実行しやすくするためのテクなのかもしれません。

排水口のふたはつけない

キッチンやお風呂の排水口のふたはつけないほうが、乾きやすいし中が見えることでこまめな掃除を心がけるようになるので逆に清潔とおさよさんは仰っています。
我が家の場合はお風呂は、娘が入る時だけ蓋をしてあとはしていません。
たしかに、蓋をしないほうがカビが発生しにくいですし、目につくので掃除する意識も高まります。
あと、蓋があるとその蓋の掃除をしなければいけないので、ないぶん気にしなくていいのが楽ちんです。

基本的に洗剤は電解水

電解水

おさよさんのお掃除に使うものの中でリピートしまくっているのが、電解水です。
場所ごとに洗剤を使い分けるのって面倒だし、洗剤が増える一方なんですよね。
電解水ならテーブルや床、キチン、トイレなどどこでも使えちゃうし、除菌や消臭効果もあるのでめっちゃくちゃ便利なんです。
本を読む前からもともと好きでドラッグストアで買っていましたが、おさよさんの本を読んでからは掃除熱が上がったので希釈して使える大容量タイプを買っています。
自分で濃度も決められるし、これがあるおかげで薬局に行く回数も減りました。
二度拭きしなくてもいいし、子どもがいる場所でも安心してつかえるのもいいんですよね。
おさよさんは、精油を20滴ほどたらして香りも楽しんでいるそうです。

他にもまだありますが、書ききれないのでここでストップしておきます。
とにかく我が家はおさよさんテクに助けられっぱなしです。

読むだけでモチベーションが上がる本

世の中に主婦がたくさんいる中で、どうしておさよさんはこんなにも支持されるのかと考えていました。
簡単できる家事ぐせや、安くできる収納アイディアももちろんそうですが、常に穏やかさを持っているからなのかなと思いました。
みんな、家事を楽にしておさよさんのような心の余裕がある穏やかさを保ちたいのだと!
私もそうです。
きっとおさよさん自身悩んだりイライラすることももちろんあると思いますが、それが見えないのはその点を意識して日々を生活しているからなんだと思います。
まえがきでも「少しぐらい手抜きしても心穏やかに、やさしく笑顔で暮らしを回して行けたら、どんな日も100点満点なのかなと自分を励ましています。」と書かれていました。
書いていることはHowtoですが、小さな家事ぐせでもやれば、素晴らしいことだよと褒めてくれいるようにも感じます。

掃除は辞書のように使えますし、こどもに片付けを身に付けさせるテクや、時短料理レシピも紹介されています。
全てやらなくても、自分でやってみたいと思うことを実践してみればOKなので、少しでも興味のある方はぜひ読んでみて欲しいです。