【ただのコラム】難しい言葉を使うな。バカに見えるぞ。
棒にあたる犬よりあたるんです。
難しい言葉を使うのはバカだ。
ってことに。※超訳です
まっっっじであたる。もーどこにいってもあたる。
最近すごい。たんこぶだらけ。
どんなジャンルのことを勉強していても、その教えにあたるんです。
あたりすぎて今やや、難しい言葉恐怖症。
文章や言語コミュニケーションをテーマにした解説やレクチャーなどで、「分かりやすさ」がどれだけ大事かは、必ず出てくる項目だとは思うんですね。
難しい言葉は丁寧に簡潔に。
易しい言葉は深く鋭く。
文豪の本ほどものすっごく読みやすく分かりやすいので、それは歴然としてそうなんだろうなぁと、読む側としてもすごく納得できるところ。(時代背景の関係などですぐに理解できない語句はあっても文脈としては分かる)
でも、私があたってるのは純粋な文章のフィールドにおいてだけじゃないんですよ。
最近読んでいるWEB事業関係のビジネス本にも「かっこいい言葉を使おうとするなバカ(超訳)」と書いてありましたし、頭が悪く見える人の特徴として「横文字をやたら使う人」という研究結果が出ていると聞いたことがあります。
私が一方的に尊敬している、メタ思考と言語化能力の鬼みたいな方がいらっしゃるんですが、どのように言葉に落とし込んでいるかという質問に「小学生でもわかるように、できるだけ簡潔にきれいに、を心がけています」と答えていたんです。
ひょえー!あなたもですか!
ってびっくりするところじゃないんですけど、やっぱりさへのびっくりというか。
そこまでの思考力と表現力と語彙力と知識の幅を持っている鬼でも、照準は小学生だった!
これは、いつでもどこでもほんまもんの小学生にわかるようにということではなく、言語能力のある人はその場の受け手を把握してボトムを置いてけぼりにしない言葉を用いるということを指していますよね。
ですので、決して専門用語や横文字が難しい言葉だという意味ではないです。
難しい話と難しい言葉もまた違います。
難しい話だけど分かりやすいな、と感じることはいくらでもありますよね。
言いたいだけなら、書きたいだけなら、好きにしていいでしょう。
でも、伝えたいなら伝わる言葉を使えってことなんですよ。
つまりは「人を理解することをサボるな」ということだと解釈しました。
それって楽ではないです。何かとサボりたいのは世の常人の常。
いきなりなんでこんなことを書いてるかというと、難しい言葉って使いたいよね…てへ。
っていうタイプだからなんです!私が!
もーなんぼでも隙あらば使いたい。知ってしまったら使いたい!!自我自我自我自我!!
んで、場当たり的に使うと、たいていすんっっっごい後悔すんのよ…!なにやっとんじゃわれ…!
夜中のラブレター状態。
夜中のラブレターも自分のテンションを優先させて、相手の気持ちを考えることをサボってるといえますよね。
あれはサボりの集大成だったのか。
サボりの集大成を読んでくださいって送るって、ギャグすぎ。身体張りすぎ。そりゃ恥ずかしいに決まっている。
きゃー!って枕に顔を埋めて足バタバタですよ。
そんな私ですが、難しい言葉を(その場と乖離した言葉と定義します)使わないようにする方法としてオススメしたいのは、言葉の意味と用い方をきちんと知ることです。
禅問答のようなことを言っていますが、これに限ります。
言葉を知るということは、言葉の効力の範囲を知ることとセットであるべきなのだと思います。
伝わらない場で使用してお相手をぽかんとさせたり、どすべり散らかすことは、本当に誰の為にもならないので、避けた方がいいのです。
また、知ることにより、他の言葉や表現に言い換えることができるので、その言葉だけに頼らなくてすむようになります。
反対に、自分が分からない初めて見聞きする言葉も調べます。
聞いたことはあるけど意味は分からない言葉、なんとなくは分かるけどハッキリは分からない言葉はすかさず調べた方がいいです。
今はすぐスマホで調べられますからね。
A「パーソナルカラー的にツヤ系コーラルカラーのリップが鉄板だけど、秋冬はセミマットなテラコッタリップが使いたくなる」
B「デザイナーと協力してセールスファネルを仕上げるか、セールスファネルを作成してくれるストーリーブランドガイドに依頼しよう」※今読んでいる本から抜粋
AもBも、ある場では伝わる言葉です。
しかし、ある場ではちょっとなに言ってるか分からないとなる言葉です。
言葉を調べてみれば、この場にいるんだったらこれぐらい知っておいた方がよかったなと省みることもあるでしょうし、どえらいお門違いな分野の言葉を放り込んでくれたな私は気をつけようと思うこともあるでしょう。どちらも今後に活かせます。
言いたいのか、伝えたいのか。
人を理解しようとすることをサボらなければ、それは両立できるはずなのだと、自戒を込めて。
※タイトルの元ネタはBLEACHの中に出てくる有名な台詞です。