
営業職で授かりし少し怪しげなプチ能力たち
こんにちは!1日1万5千歩歩く営業女子しゅがーです。
あっという間に2025年も折り返しでびっくりです。
「さて、後半も頑張ろう…!」となるところですが、ただ闇雲に頑張るだけじゃ味気ない!!
そこで今回は、営業で身についた、使えそうで意外と使えないプチ能力たちを下半期の自分を励ます意味でも棚卸ししてみたいと思います。
【営業職で授かりし少し怪しげなプチ能力①】引き寄せる力
「はい出た怪しいやつー!!」と思わないでください。大丈夫です。疲れていません。
実は、営業をしているとこの引き寄せ力を身につけていることに気づく瞬間があるんです。
ちなみにこのプチ能力について上司たちに漏らしたことがありますが、みんな「えっわかる」と言っていたので気のせいじゃなさそうです。
例えば「このお客さん最近どうしているかな?」とふと頭によぎると数日以内にメールがきたり、「最近お伺いできていないしアポイントの電話をしてみよう」と思って電話をかけようとした瞬間、相手から着信があったり…。
「おぉっ…」と思わず声を漏らしてしまうほどの出来事なのに、この能力がプチの範囲内で終わってしまう理由は、不思議なことに「発動するのは意識していないときだけ」なのです。
「これだけ強く考えてたら連絡くるだろうぐふっ」とか思っていても何も起こりません。
上司から指摘され、懇切「発動してくれ…」と願ってもダメなのです。
ふと頭に浮かぶレベルで日々を頑張っていないといけないということなのでしょうか…
世の中うまいことできていますね。
ちなみに、営業歴が3年以上の人たちに聞くと共通して身についている「もう一つの能力」があります。
それが、クレーム・納期遅れへの謝罪念力。
夢の中でもひたすらに謝っているのです。
しかも何が怖いって現実の出来事がリンクしているんですねぇ…
夏の怪談より現実のほうがよっぽどヒヤリです。
【営業職で授かりし少し怪しげなプチ能力②】人の心を予測する能力
引き続き怪しい題名であることは自覚しております。
営業って扱う商材や業界は違えど基本的に「いかに相手のことを察して考えて先回りして動けるか」という仕事ではないか!?と最近感じています。極論かもしれませんが…。
その方法に営業としての個性が出ると思っていて、コミュニケーションで相手のパーソナルな部分を引き出し攻めることができる人もいれば(憧れタイプ)、知識で戦う人もいます。
はたまた依頼のしやすさレスポンスの早さなど武器は多岐に渡る!!
例えが悪いかもしれませんが、どのポケモン(営業)を繰り出して戦うか!みたいなことじゃないかなと脳内で考えてニヤついています。
私はこれといった特技がないので「相手にとっていかに便利な存在であるか」ということを考えているタイプのポケモンです。
(そもそも性格的に営業が向いているとも思っていません)
自分の売り、決めた属性を一つ持っているとそこに特化して考えるようになるので、8年間も営業をしていると人の声色一つで心が読めるようになってきました。
例えば求められていることの緊急度合い、他の同業他社にも声をかけていそう、自分の提案の響き度合い等々…。
「これを言ったら恐らくこうなる、これをこうしたらこうなりそう」ということを仕事の間中ほぼ無意識的に行っておりますので、勝手に人の心や行動を予測して動いているんですね。
仕事だけにフォーカスすると、頼りになりスムーズな人でいられるかもしれません。
だがしかし…プライベート、主に恋愛ではこれはことごとくアカン方向に作用します。
1年前の同期とのやり取りなのですが、明らかに何かに病んでいる…!!
違う職種の営業さんともこの話で盛り上がったので我々は想像力と引き換えに何かを失っているのかもしれません…。
【営業職で授かりし少し怪しげなプチ能力③】頑張ることを恥ずかしいと思わない力
私は影響されやすい人間なので、やる気や努力系の作品を見たりすると心がメラメラと燃え上がるタイプです。
体育会系の精神論も案外刺さることが多く「よっしゃ、やるぞ!」となれる単純さは笑っちゃうほどです。(文化部なのに)
ただ、こうした自分の単純で扱いやすい性格を、営業という仕事を始めるまでちゃんと自覚したことがありませんでした。
学生時代はどこか「頑張る姿を表に出すのはダサい」「一生懸命なのはカッコ悪い」という空気がありませんでしたか?
特にテスト勉強なんてその最たるもので、勉強をしていること自体が何となく後ろめたく妙なしがらみに包まれていました。
ところが、営業となると話が違います。
やる気を表に出してこそ意味があり、頑張るからこそ「一緒にやろうよ!」という共感や「その姿を応援したい」という巻き込み力が生まれる。
そう痛感した瞬間「頑張りたい分だけ頑張っていいんだ…」と心がスッとラクになりました。
仕事で結果を出したいなら「頑張る姿を晒せること」そのものが強みにもなります。
そして、もう一歩進めれば「困っています」と素直に打ち明けることも、同じくらい大事だとも思います。
頑張ることも、困ることも、さらけ出せれば出せるほど、不思議と味方が増えて、前へ進められるものなのです。
そして、こういうことの積み重ねが自己肯定感にも繋がると思います!!
【営業職で授かりし少し怪しげなプチ能力④】危機回避能力
最初に感じた違和感は後々自分が大きく飲み込まれる出来事に発展することが多い!!
この違和感に関してはまさに「言葉に~できな~い~♪」なのですが、言葉にできない部分こそ過去の経験から身についた危機回避センサーが静かにサイレンを鳴らしていることが多いので侮れません。
例えば「まぁ、これくらいなら…いっちゃえ!」って時こそ「あぁ、あの時止めていればよかった」という後悔先に立たず。
その他にも、「聞かれたら少し詰まりそうだな…」と予感したことほどやっぱり人から聞かれて「ちゃんと調べておくんだった…」と思うことが何百回あったでしょうか。
そう!!自分の中で一瞬でも芽生えた「うっすらした疑問」というものは、他の誰かも同じように引っかかる可能性が高いのです!!
だからこそ、「あ、なんかイヤだな」「あ、これ後から痛い目見そうだな」という、ほんの小さなサインも、できるだけ見逃さずキャッチできるような自分でいたいです。
もちろん、今でも「ああああああ」と物理的に叫んでしまう出来事もあります。
でもその悲鳴こそ未来の自分へのセンサーの予防接種だと信じるのです!!!
そうすると何かが起こっても「未来の自分が何とかしてくれるから大丈夫。今までもなんとかなってきた。今日はもう寝よう」というゾーンにまで持っていける日が増えます。(ちなみにですが恋愛においても最初のセンサーを見過ごすと大抵痛い目をみます)
8年間営業をしてきた中で、他にも身に付けてきた能力がありあす。
新入社員の時に比べると、多少は自分のペースを掴めるようになってきたものの、毎日やる気があってポジティブなんて口が裂けても言えません!!
逆に毎日の感情はジェットコースターそのものです。
2025年後半戦も、怪しげな引き寄せ力や予知力をフル活用して、笑いながら面白がりながら乗り切りたいものです。
できればクレームだけは、予知したくないところですけどね!!