【人生にゴリゴリに役立つ本のみを紹介#6】なまけものが得をする ワンコインつみたて投資 前編
名著と自分を動かす本は違う
人を動かす本と動かさない本がこの世にはあります。
名著なんだけれど、自分の生活を変えてくれたわけではない本が、お恥ずかしながら、結構あります。
でも、今回ご紹介する本は間違いなく私を動かした本です!
『なまけものが得をする ワンコインつみたて投資術』山口京子(著)
こちらの本が、とにかく人を動かす力に長けていたのです!
お金の勉強をしながらも全然行動に移せなかった私
数年前、動画元年、なんて言われていましたね。
本当、そうだなーと感じます。
FinalAも動画を始めました。
そして私は思います。
投資元年でもあったな…と。
やれ、株してる人が億稼いだだの、
やれ、仮想通貨が熱いだの、
やれ、賢い主婦はイデコを始めてるだの…。
10年前では考えられないほど、投資のお話が身近になりました。
投資に対して、無知ではいけないのだ。
さすがに私もそう思い始めました。
そして4年ほど前から投資の勉強を始めます。
本もそれなりに読みました。きちんと初心者向けの内容を選びました。
でも…老後の資産形成に対して、どうしても一歩踏み出せなかったのです…!
理由は単純。
地味だから。手続きが難しいから。
私を動かさない、2大理由が揃ってしまっているのです…。
お金への行動を起こせない人は2000万人
ちょっとした投資は始めてはいましたが、長期のしっかりした老後のための投資という、一番肝心なやつは、しばらく放置しちゃってました。
お金への行動は、とにかく難しい。何かしなければと思いながらできない人は推定2000万人いらっしゃると、こちらの本にも書かれています。
こんなにいらっしゃる。ほっ。
安心してる場合じゃありません。赤信号は、やはりみんなで渡っても赤信号なのです。
私を動かしたところをご紹介
この本には、たくさんのお役立ちポイントがあるのですが、今回は、私を動かしてくれた部分に絞ってご紹介させて頂きます。
気持ちばかり焦る私ですが、ワンコインつみたて投資術は”はじめに”で、いきなり、私の気持ちをつみたて投資へ引き込んでくれます。
なまけものがワンコインから始める投資の本ですから、売ったり買ったり、ドキドキハラハラする投資が好きな人、勉強熱心な人、大金持ちの人にはまったく向きません。
なまけもので、小心者で、貯金が控えめでもいいのか! と完全にその気になりました。作者様、人を動かす名人…!
第1章では、ワンコインからできる投資について、これでもかというくらい親切に解説されています。
この手の本って、証券会社やサービス名を明記していなかったり、ぼかされていたりするのですが、ワンコインつみたて投資術は、会社名もサービス名もばっちり明記してくれています!
だから、自分に合った投資をこの本を読めば見つけられるんです。
それが思いのほかこちらの心を軽くしてくれます。
本を読む→概要をつかむ→実際のサービスを調べる
このステップが私の腰を重くしていたのだ、と目から鱗でした。どんなになまけものでも、ステップが少なければ、心はつみたて投資に向くのです…!
ちなみに、私は、ふだんから楽天を良く使うこともあり、”ポイントの輪廻転生”と称されていた、楽天ポイント×楽天証券のところをしっかり読みました。
ポイントでつみたて投資ができるので、本気のノーリスクですものね。
LINEスマート投資、Tポイント×SBIネオモバイル証券、永久不滅ポイント×StockPointなどについても説明があるので、ライフスタイルに合ったつみたて投資を見つけられます。
第2章では、なぜ絶対に減らないのか教えてくれます。
元本割れでも大丈夫、と言い切ってもくれています。
「投資って言ってもさ~元本割れしちゃ意味ないじゃない…」と言い訳をすぱーん! と切ってくれたのです。
さらに、株価が上がってるときに買うべきか、下がってるときに買うべきか、頭を悩ませてる方も多いのではないでしょうか。
私もそんなひとりでした。その悩みにも著者さんは答えをくれます。
ズバリ「今がベスト!」です。
エスパーと予言者以外は、誰も予想ができないと著者さんは書かれています。まして、投資初心者が、予想できるわけがないですよね。
だったら、「今がベスト」なのです。やらない言い訳を、またもすぱーん! です。
そして<『貯金だけ』は、危ない賭け>とも教えてくれます。
安全に見えたのに、危ない上に、賭けですらあるのです。
私は知らず知らずのうちにギャンブルに参加させられていたのです。エスポワール号に乗っていたのか。カイジか。恐ろしい。
こりゃつみたて投資するしかない、という気持ちにさせてくれる迫力満点のお言葉です。
第4章では、中級編としまして、ワンコインから始めて2000万円にする方法の指南をしてくださいます。
これだけで動き出したくなるじゃありませんか。
中級編、と言いながら、NISAとiDeCoの違いを教えてくださいます。
それ初心者が1番知りたいやつ! ありがとう!! これを中級編に持ってきてくださるあたり、作者さんの寄り添い力に感謝しかありません。
NISAは
一定額までの投資でもうかった分は、税金を納めなくてもいいことがメリットです。
途中で止めることもできます。
iDeCoは、節税できることがメリットです。ただ60歳までノンストップです。
私は節税ができるiDeCoにしか興味がなかったのですが、著者さんは、NISAとiDeCo、どちらか選ぶならNISA、と言い切ってくださいます。
ここで、私はNISAにも興味がわいたのです。
第5章では、それでも「投資はこわい」あなたへ、というタイトルで、Q&Aに答えてくださいます。
めっっっちゃ私の心つかむやん…投資怖いもん…iDeCoでも全然怖いっつーの…。なんか悪いことしてる感じもあるし…。
漠然とした「投資が怖い」というイメージは、思った以上にこちらの心を重くしています。
そしてやはり行動しないいいわけにもなってしまうのです。
著者さんは、ここのメンタルケアに4pも割いてくださいます。
「投資をするということは、悪代官になることではなく、安心、安全、便利な未来を作ることなんですね。だからすごくいいことなんです」
「なんか悪いことしてるみたいだし、やめとこ」という言い訳も、すぱーん! です。
他、「収入が少ないのですが」や、「いつ売ったらいいですか」や、「投資は運ですか?」といった、気になる身近な質問が満載。
「だって」「でも」「どうせ」といった、言い訳3兄弟も、こちらのQ&Aを読み終わる頃には消滅してしまっています。
あとがきによりますと、著者さんは徹底して専門用語を省いたそうです。
なるほど、それですいすい頭に入ってくれたのですね。
なまけものがワンコインから投資する。タイトルと内容がしっかり一致している本でした!
私がこの本に動かされて実際やったこと
「私はこの本によって動かされた!」と書いてきましたが、実際何をしたかが大事ですよね。
この本によって、行動に移せたことをご紹介していきます。
楽天のポイント投資を始めた
存在は知っていましたが、手続きがめんどくさすぎて放置していました。
しかし、それこそワンコインでできるのです。
しかもポイントを使えば元手ゼロ。
本に背中を押されて、いっちょやってやるかー! と始めることができました。
iDeCoに入った
ずーっとこれは入ろうと思っていたのに、「元本割れが」「タイミングが」「今からやっても」とグズグズ先延ばしにしていました。
でもこの本で、「今がベスト!」と言い切ってもらえたので、前向きな行動につながりました。
永久不滅ポイントを使い切る
ここからは、本に書いていたことではないのですが、つみたて投資に前向きになったことで、どんどんできるようになった、お金周りのテコ入れのご紹介になります。
一つ目が、永久不滅ポイントを、使い切ったこと。
管理する自信がなかったのと、楽天証券でポイント積立を始めたので、ポイントは早めに使ってしまって、カードも楽天カードのみを使うことに変えていきました。
ポイント系は、リターンが下がるかもしれない、というお話を聞いてたので、早めに使い切ろうとは思っていたのですが、なかなか面倒で放置していたんです。
でもやっとどうするか指針ができ、行動できました。
楽天でんきと楽天ガスに変えた
前々から、インフラは安いところに乗り換えないと、と思っていたんです。
無意味に現状維持をしてしまっていました。
けれど、楽天証券でポイント積立をする、と決めて、iDeCoも始めて、じゃあインフラも楽天だ! と手続きすることができました。
投資の指針が固まったので動けたのでしょうね。
楽天証券のポイント積立を解説してくれた本のおかげだと思っています。
ポイ活を始めた
ここまで行動すると、だいぶんフットワークが軽くなります。
それで、投資家女子の方に教えて頂いたポイ活を始めることにしたんです。
私が使っているサービスも、ポイ活するだけでポイントが貯まるので、なぜ今までやらなかったんだろう…! と後悔しました。
でも、今知れて良かったです。
何事も「今がベスト」というのも、本に教えてもらったことですからね。
自分が何に幸せを感じるかわかる
”今を生きる”そういって、貯金しない人がいたりします。
たしかに、貯金も投資も、今の労力を未来に使うことですから、今を100%生きてるとは言えないかもしれません。
私はめんどくさがりなので、「自分もそのタイプかも」と思っていました。
でも、いざつみたて投資を始めて知りました。
私は老後の蓄えをすることに喜びを感じるタイプだったのです!
私はフリーランスというギャンブルみたいな生き方をしていますが、リスクを取らない生き方が好きなのです。
先に備えるのも大好き。
なので、iDeCoを始めたとき、ほっとしたような誇らしいような、そんな気持ちでいっぱいでした。
お買い物をしたときのような満足感がありました。
こんなに胸が躍るなら、節約を考えるのもつらくない。
私は自分が老後のこと、つまり、安心のために「今のお金を使う」ことが嫌いではなかったのです。
それに気づけたのは大きかったです。
資産形成には、その人に合ったやり方と考え方を選択する必要があります。
その際、実際始めることが大事なのですが、扱うのは大切なお金。
リスクがあるから、動きが鈍くなって当然なんです。
出来てる人は出来てるから、当たり前にできることが自分だけできていないのではないか、と不安になります。
またその不安が行動力を鈍らせます。
それをどう軽くするかが大切。著者さんはそのことをとっても理解してる方なのだと思いました。
これを見た方で「なまけものでもいいなら挑戦したい」「500円のポイントだけならやってもいい」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ぜひ、その一歩から始めてください。
そして、自分が何に喜ぶタイプかも、同時に考えていってください。
大事な自分探し。資産運用をしながらできたら、こんなに素敵なことはないと思っています。
さて後半は、「私を動かさなかったお金の本」をご紹介できればと思っております。
でも本に書かれていること自体はすばらしいのです! 私の重い腰は上がらなかったけれど、素晴らしい良書たち。
どうかお楽しみに。
この『なまけものが得をするワインコインつみたて投資術』は、女子部JAPAN様の抽選で頂きました。
ありがとうございます!