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【薬剤師×画家】強みを活かして好きなことを仕事につなげた女性に直撃

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本日は、先週推しチョコについて熱く語っていただいたyukaさんが再登場!

yukaoota

yuka ootaさん
薬剤師、画家、イラストレーター
チョコレート愛好家
愛知県生まれ。名城大学薬学部薬学科卒業。独学で絵画を学ぶ。
薬剤師として勤務しながら2019年より展示活動を始める。
【Exhibitions】
2020_ 100人10, Japan Association for Art Tech, Tokyo
2020_ hello, popup in SHIBUYA TSUTAYA, Tokyo
2019_ 個展, Nagoya
Instagram: @yuka.oota_827
Twitter: @yukaoota_827
オンラインストア:https://yukaootaillust.stores.jp/

実はyukaさんはプロフィールにも書いてある通り、薬剤師の傍ら、画家・イラストレーターとしても活躍していらっしゃいます。

いわゆる最近よく聞く好きを仕事にするお一人です。

実際に好きを仕事につなげている人の経緯やスケジュール、ライフスタイルなどを根掘り葉掘り聞かせていただきました!

なぜ、薬剤師をやりながら絵を描こうと思ったの?

ーーまず薬剤師になろうと思ったきっかけを教えてください!

yukaさん:母が医療従事者ということもあり、幼少期から医療に携わる仕事をするんだろうなって自然と思いながら過ごしていました。
体力を使うことよりも、頭を使う仕事の方が自分には合っているなと思ったので、薬剤師を選びました。

ーー私のイメージでは薬剤師さんはものすごく頭がよくてものすごーくお忙しいイメージです!

yukaさん:全然、自分はまだまだだなって日々思うのですが…。賢い人がとても多いです。
医師や患者さんに質問されても適当なこと答えられないですしね(笑)

ーー薬剤師という仕事の傍ら、なぜ絵を描こうと思ったんでしょうか?

yukaさん:一人っ子だったので遊び相手に兄弟がおらず、幼少期は絵ばっかり描いていました。なので自然と絵を描くことがアイデンティティになっていたんだと思います。でも、絵は厳しい世界だというのを聞かされていたので本業にする覚悟が当時はなく、趣味としてずっと描いていました。
それで描いてSNSにアップしてみたら、周りの友達や見ていただいた方から意外と反響をいただけたので、描く量を増やして活動範囲も広めていったという感じです。

ーー反響をきっかけにするのいいですね!

yukaさん:一人でコツコツやるのはつまらないので、誰かに見ていただいてアクションをいただけるのはとても嬉しいです。

ーーyukaさんが絵を描き始めたてのとき覚えています。あのときはメモにイラストを描いていたけど、どうして臓器を描くようになったんですか?

yukaootaの作品

yukaさん:そうそう、最初はイラストはじまりでした! イラストを描くのももちろん好きなんですが、イラストって雑貨扱いになりやすいんですよね。
なのでせっかく絵を描くならアート作品として自分にあるものを何か表現しなきゃと思ったんです。
そこで自分にあるものってなんだろう?と考えた時にふと見たのが人体解剖図でした。
人体解剖図ってその名の通りなんですが、人体の部位がイラストで描かれているんです。
そこから人体の部位を専門で描く人のことを『メディカルイラストレーター』というのを知って「これだ!」と思いました。

ーーあの絵を描く専門の方がいらっしゃるんですね! 初めて知りました。

yukaさん:臓器などの人体の部位を描くためには、医療の知識がないとできない仕事なんです。
自分が学んできた医療と好きで描いてきた絵を融合できる仕事があると知ったときは雷に打たれたような衝撃でした。
そこからメディカルイラストやサイエンスアートに影響を受けた作品を制作するようになりました。
普通の人だったらただの教科書のイラストと思うかもしれないけど人体をきれいに描くことに魅力を感じたんですよね。
自分自身も持ってるものだから、それをきれいにアーティスティックに表現したいと思いました。

ーー凡人なので”ただの教科書のイラスト”としか思わなかったです…! 絵を描き始めてなにかいいことはありましたか?

yukaさん:知らない世界を知ることに幸せを感じるので、絵を通じて、いろんな出会いや繋がりを持てたので描いてて良かったなぁと思います。
中でも嬉しかったのは、憧れていたメディカルイラストレーターさんとも繋がりができ、東京にいったときは必ずお会いする仲になりました。
まさか、イラストに縁をつないでもらうとは思ってもいませんでした。
あとは、親戚や親しい友人に、似顔絵やウェルカムボードを頼まれることがあるのですが、自分のできることで、身近な人を笑顔にできるのも嬉しいです。

ーー自分の作品が縁をつないでくれるなんて素晴らしいです! 今作品は何点ぐらいありますか?

yukaさん:30はあると思います。 ありがたいことにちょこちょこお嫁に行った作品もあります。

ーー1作品にどれだけ時間かけるんでしょうか?

yukaさん:線画は1日とか半日だったけど、最近描いた絵は大きさが1mぐらいあってアクリル絵の具を使って1ヶ月ぐらいかかりました。

ーー油絵じゃないんですね!

yukaさん:アクリル絵の具はベタ塗りで、油絵のほうがグラデーションとか緻密な表現にむいているから、今後は油絵の方にシフトしたいと思ってます!

仕事と好きなことの時間配分について

yukaさん

ーー仕事や絵と充実しているyukaさんの一日のスケジュールを簡単に教えて欲しいです!

yukaさん:平日の日中は製薬会社、夜だけ週に数日だけ調剤薬局でバイトをしていて、夜にバイトがない日や、土日はアトリエに籠って制作しています。
あとはアートが大好きなので、知り合いの方のギャラリーのお手伝いもたまにしています。

ーーちょっと待ってください!! バイトもしているんですか?!

yukaさん:してます!(笑) ありがたいことに定時でぴったり終わるので、18時ぐらいからフリータイムになるんですよ。
この暇な時間を料理とか家事を頑張る時間に使うのもいいと思ったけど、なんか違うと思ったので残業感覚のつもりでバイトしています。
よく多忙だと思われることが多いのですが、薬局バイトも含め、お金目当てというよりは暇潰しです(笑)

ーー先ほどアトリエに籠ってとありますが、アトリエを持っているんですか?

yukaさん:アトリエは作家仲間の子と去年の夏から6人ぐらいで共同で借りて使ってます! シェアアトリエです!

ーーめちゃくちゃいい! 仲間もいると楽しそうですね!

yukaさん:楽しいです! 作品を見合ったりできますし、モチベーションもあがります。中にはアトリエが家になっている子もいて面白いです(笑)

アートな女はやっぱりおしゃれだった…

ーーちょっと仕事から反れますが、一応美容人生メディアなのでポーチの中身を見せてください!(唐突)

yukaさん:いいですよ(笑) でもポーチ持ってないんです! バッグの中身でよければ!

バッグの中身

左から、ゲランのリップ、イソップのアルコール、AirPods。

ゲランのリップ

yukaさん:お気に入りはゲランの赤リップです。
コーラルリップを買いに行ったつもりなんですが、結局大好きな赤リップを買ってしまいました。
マスクについても色味が好きなので平気でつけてます。

ーーというか荷物少ないですね…!

コムデギャルソンバッグ

yukaさん:荷物多いのが本当に嫌で、ポケットバッグに全部詰め込んでいます(笑)

ーーyukaさんはいつもおしゃれですよね! 今日のコーデもとっても素敵!

yukaさんのコーデ

UN3Dのスニーカー

ワンピース:sacai
バッグ:COMMEdesGARCONS
スニーカー:UN3D

yukaさん:ありがとうございます! sacaiのワンピースはセールで思い切ってGETしたものでお気に入りです。
やっぱり質の高い服は長持ちするのでとても良いです!
このUN3Dのスニーカーは厚底だけどとても歩きやすくて長時間歩く時助かっています。

※このあと、yukaさんのおすすめのお店を何軒か教えてもらい、気づいたら2着買っていました…。

ーー好きなファッションはやっぱりモード系ですか?

yukaさん:黒い服とモード系が昔から好きなんですよ。
モデルでいうと、ロシアのソフィア・スタインバーグさんが好きです!
異彩を放ってて超かっこいいんですよね! しかも彼女は絵も描いててVOGUEの表紙とかも手がけているんですよね。
その点も含めて好きです。

ーー好きなモデルでスタインバーグさんが出てきましたが、他にも生き方や働き方で参考にしている人はいますか?

yukaさん:画家や薬剤師をそれぞれ本業にしている方はいるのですが、自分と同じような働き方をしている方を存じ上げておらず…。
先頭に誰もいない、どこに行くのかよくわからない道を歩いている気分で日々生きています(笑)

ーーわかります〜!! FinalAメンバーで答えた100の質問に同じような質問があって、すごいと思う人はいるけど、なりたいかって言ったら違うよね。って話になりました。

yukaさん:そうなんですよね。ロールモデルが他にいないからこそ今が楽しいのかも。なれるならParamoreのヘイリー(ボーカル)になりたいです(笑) あんな曲を当時20近くで作って歌えるのは化け物…。

薬剤師も絵もどちらかをやめるなんて考えられない。

yukaoota作品

ーー将来的にこうなりたいとかありますか?

yukaさん:「薬剤師と画家、どっちになりたいの?」ってとてもよく聞かれるのですが、どちらも両立させたいです。
どちらか欠けたら自分でなくなる気がして。

ーーということは好きなことで働きたいタイプ?

yukaさん:好きなことは仕事にしたいかもしれない。というか今実際させていただいてるので幸せです。
でも絵だけだと自分じゃなくなる気がするんです。
ちょっとでも医療に携わっていないと浦島太郎状態になってしまうから、医療もやめることは考えられないです。

ーーこれからどんな作品を作りたいですか?

yukaさん:これまで小さいキャンバスに細かく描いていたので、今後は大きいサイズの作品をたくさん描く予定です。
現在も1mくらいある大きい絵をガンガン描いております!
あと、前回の記事の通り1年中チョコを食べるのが大好きなので、いつかイラスト関連でどこかのデパートのバレンタイン催事のパンフレットにイラスト提供などをやってみたいです…!お仕事お待ちしております(笑)

最近読んだネットの記事の中で幸福学研究の第一人者である前野教授が「自分の強みを明確に持っていて、それを生かせる人は幸せな傾向がある」と仰っていました。
yukaさんはまさにこれ。
自身の強みである医学を活かし、好きな絵を描いているyukaさんはものすごくキラキラしていて今を楽しんでいる感じがものすごく伝わりました。

好きだけで食べていくことは簡単ではないと思いますが、yukaさんのように強みと掛け合わせれば新しい縁にも繋がったり、幸福度もあがるかもしれません。
今回のインタビューは、自分自身の強みや好きを整理してみようといういいきっかけになりました。
yukaさん、2週にわたり、大変タメになるお話をありがとうございました!!