一進一退の退を減らす!!アトピー時代のライフハック〜外からケア編〜
私、アトピーだったんです。
10代後半〜20代前半まで顔から上半身全体がジュクジュクのカユカユのカサカサでした。
掻きむしり鱗のように剥がれ剥き出しになった真っ赤な皮膚を見て、この肌がいわゆる普通の肌色になることがあるのだろうか…と思っていました。
ところが、幸いなことに今では全くアトピーっ気がありません!
ここ4、5年は一度も気配すら出ていない。油断はできませんが、卒業したと言ってもいいのではないでしょうか。
ただし、こうなるまでに相当時間はかかりました。
アトピーは、症状が酷ければ酷いほど、見た目的にも内部的にも本来の皮膚の健康をとり戻すのに時間がかかります。
治ってからも掻きむしった時の色素沈着があったり、ちょっとしたことが引き金になってまた発症したり。
私は病院にも通っていましたがあまり成果が現れず、自分でできることを神経質なまでに四方八方から取り入れてからやっと改善に向かうことができました。
アトピー時代のライフハック〜外からケア編〜
そこで本日は、私がアトピー現役時代に気をつけて良かったこと、取り入れて良かったライフハックをご紹介します!
①塩素除去のシャワーヘッドにする
これまでシャワーヘッドを紹介したことは一度もないのですが、実は20歳ぐらいからずーっと塩素をとるシャワーヘッドを使ってます。
アトピーの時ってお風呂タイムが拷問タイムなんですよ。
清潔さは大事なのだけど、お湯、洗顔、石鹸、シャンプートリートメントなど全てが刃となって襲いかかる!!
お風呂上がりは痒いのなんのって。少し改善に向かっていたとしてもお風呂に入ると一進一退。
そこで塩素除去のシャワーヘッドの登場です!!
今では様々なシャワーヘッドが出ていますが、私が当時購入したのはアラミック社のイオニック。
「塩素 シャワーヘッド」で検索するとまずこれが出て、レビューも1番多く参考にしやすかったのです。
塩素を除去する以外は特に何もしない実直な性能だったため、拍子抜けするぐらい安かったような記憶があります。たぶん5,000円前後。
それでもこれで十分に恩恵を感じました!!
今のシャワーヘッドってなにやらハイテクなマイクロバブルがどーだ美容成分どーだ言って、塩素を除去してくれないのがあるんですよ…!!!!
ちがうちがう、そうじゃ、そうじゃない案件なのでお気をつけください。
使い方はカートリッジにビタミンCの粉を入れるだけ。ビタミンCって飲んで良しつけて良しだけじゃなくて浴びて良しまでやってくれるんですね。最高ですね。大好きですよ。
ビタミンCは、薬局で買えるアスコルビン酸粉末でいいのでランニングコストもそんなにかかりません。
ちなみに湯船の塩素除去もアスコルビン酸粉末を入れるといいですよ!
※今HPを見たら私が知っていた時よりも進化していてお値段も上がっていました
イオニックCシャワー (ICS-24N) 12,100円(税込)
②ウィラードウォーターを使ってください
お願いになってしまった。
お風呂上がりは痒いのなんのって。少し改善に向かったとしても一進一退。
上記でこのように書きましたが、アトピーはこの一退をどれだけ下げ止めできるか、なんです。
そのためには、お風呂での拷問タイムの要素を少しでも緩和する。「少し」を積み重ねるしかないの!
魔法のようにステッキ一振りでピタッと治ってもうぶり返さないなんてことないんですわ。
だから、そう、お風呂の時に使うものは全てDr.ウィラードにしてください。
私が知る限り、最も肌に優しく、痒みを引き起こしづらいです。
シャンプー・トリートメントはDr.ウィラード!
酷い時はトリートメント無しでええ!!
顔はDr.ウィラードの石鹸!!
身体も石鹸!!
スキンケアはウィラードウォーター一択。
髪がバサついて肌がカサついても痒みがいつもよりマシであればそれで良し!
アトピー肌にとっては保湿すら攻めになる時もあるんです。
痒くて夜も眠れず毎日毎日睡眠不足。その睡眠不足がまた心身を蝕み回復を遅らせる。そんな経験をしてきた私が辿り着いた答え。とにかく痒くないことが正義です。
日中痒くなったらウィラードをふりかけ倒し、ティッシュに含ませて痒いところを鎮静させるのもよくやっていました。
③ジェルネイルをする
意外かと思われるかもしれませんが、お仕事で問題がないのであれば私はジェルネイルすることを推します。
アトピーだと痒くて掻いて皮膚をかき壊しまうことよくあることだと思います。そして掻き壊したところからさらに痒みが広がっていきますよね。はぁー憎い!誰を憎んでいいかわからんけど憎いよ!
初めてジェルネイルをして、ふと掻いた時にびっくり。なんだかまろやかテイスティー!?
ジェルネイルをしていると、ベースコート・ネイルを二度塗り・トップコートと4回層を重ねますから、先端にすごく厚みが出るんです。
そこで気付いたことなんですけど、素爪の先端ってめちゃくちゃ歪で鋭利なんですよ。いつもどんだけ削れてたの!?って思いました。
爪やすりできちんとケアしていても、ジェルネイルとの差はかなりありますよ。
④美容室でのカラーリングの時はマスクをする
アトピーの人って美容室も辛くないですか…!??
何が辛いって美容室のカラー剤。
本当に酷い時はヘアカラーリングすること自体がもっての他ですが、私はちょっと調子が良くなってからカラーをしてもらいに美容室に行くようになりました。
そうしたらば、一進七退!!
もちろんカラー剤が顔にべっとりついているわけじゃないのに、痒いし赤くなるし、ましてはなぜか身体もむずむず痒くなる。カラーを一度したら1週間以上は調子の悪さを引きずっていました。
そこである日ふと思いつき、予約の段階でこう聞いてみることにしました。
「肌が弱くてカラー剤に反応しがちなので、施術中マスクをつけていてもいいですか?」
ちょっと驚いたようでしたが、「マスクがたぶん汚れちゃうのでそこだけ了承してもらえれば大丈夫ですよ!」と言ってくれました。
そうです!!私は小池百合子さんよりも遥かに早く3密もどきを実行していたのです!!
これがなかなか効果がありまして、カラーをしても一進七退から一進一退になりました。
⑤馴染みの美容室にウィラードシャンプーを持ち込む
アトピーの人って美容室も辛くないですか…!??Part2。
わかります。カラー剤はさ、ちょっとホラ上級国民向けじゃん。
それができるならそんな大変じゃねーよってね。分かるー!
アトピーで辛い人はヘアカットも辛いんですよっ!!!
美容室のシャンプーが!!トリートメントが!!
合わないのぉぉぉーーーー!!!
「うちのシャンプーは敏感肌用なんで」という言葉に何度裏切られたか。
いや、美容師さんが悪いのではない。敏感肌の基準がちゃうねん。
これに関しては何年もやむなしと思っていましたが、馴染みの美容室ができたので、思い切って言ってみたんです。
「アトピーなのでお医者さんから推奨されてるシャンプーがあって…持ち込んでもいいですかね?」と。
こちらも驚いてはいましたが「全然いいっすよ」と言ってもらえました。
ちなみにお医者さん云々は嘘です!嘘も方便とはこういうこと!
⑥柔軟剤は使わない
アトピーにとっては「普通の状態からグレードアップするもの」は全て適用外です。
髪のアウトバストリートメント、肌のシートマスク、フェイシャルエステなんて夢のまた夢。
だから、柔軟剤も使わないに越したことないー!!
先日インタビューで登場してくれた洗濯王子も「汚れ落ち」という観点から柔軟剤は要らないとおっしゃっていましたね。それだけ繊維に残るってことですよね。
実際に柔軟剤で変にヘニョヘニョしっとりした衣類は露骨に肌が痒くなってました。
肌に優しい面白くもなんともない洗濯洗剤を使って、柔軟剤はなし!
これが1番!
⑦肌着はコットン
肌着そのものも超大事!
アトピーが酷い人でケミカル素材のインナーを着ている人は少ないと思うのですが(だって痒くて耐えられなくない?)やはりコットン素材がベストでしょう! お金を出せる人はぜひシルクで。
また、女性はブラジャー問題がありますが、コットンのブラジャーもあるのでぜひ活用してください。日中の不快さがだいぶ違いますよ。
昔なにかで読んだのですが、とある国のとある拷問で「肌触りのすごく悪い囚人服をずっと着せる」というのがあるらしいんですよ。
ただちょっとザラついているなぁ程度の肌触りの悪さではなく、めちゃくちゃトゲトゲがついているとかかもしれないんですけど、肌に外から常に刺激を受けるって拷問にもなり得るってことですよね。アトピー時代のあれ以上に刺激を感じながら生活するなんて…と想像して心からゾッとしました。
アトピー的生活とは一進一退の退の要素をどれだけ減らせるか
アトピーを改善するには一進一退の退をどれだけ減らせるかということに尽きると思います。
当たり前体操に聞こえると思うのですが、アトピーにとってはその退の要素が生きてるだけで溢れすぎてるんです!!
一個二個ならまだしも、こうもあるとそりゃ治るの難しいってもんですよ!!
今回は外からケア編をご紹介しましたが、中からケア編も近いうちにお届けいたします。