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現役ライターが「ノーモア・四十肩」を目指して実行したこと5つ

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「ライターごろし」の四十肩

「ぎっくり腰が『魔女のひと刺し』なら、四十肩は『ライターごろし』じゃない?」
こんにちは。ほとりです。

約2年半前のこと、わたしは突然の四十肩に悩まされました。
あれよあれよと右腕が上がらなくなり、洋服の脱ぎ着すら難儀するありさま。
何も知らない娘に後ろから右肩をポンポンされようものなら……

ぬぉおおおお!!!

アニメで無慈悲にも主人公に淘汰される悪役キャラの断末魔のような、カオスな叫びを発して悶絶したものです。

なによりも、ライターにとって右腕の不調は、今後のライター生命をも左右しかねない重大事項。

あわてて近くの接骨院に駆け込み、痛みどめの注射を打ってもらったものの、しばらく様子を見ること以外、お医者さんからの指示はなかったのです。

それからは、自宅で患部にシップを貼ったり、銭湯の電気風呂に入ったりと、肩によいと思われることをあれこれ試す日々となりました。

けれども、ある日、ふと思ったのです。
「これって、火事が起こるたびに水をかけているようなものじゃない?」と。

肩が痛くなったら、痛みを鎮めるために注射を打ったり、シップを貼ったりする。

これらはいずれも、その場限りの対症療法ではないでしょうか。

もしも、同じ場所で何度も火事が起こるのであれば、燃えにくい建造物に変えるなり、周囲に空き地をもうけるといった、根本的な対策を施す必要がある。

それと同様に、四十肩が起こるたびに痛みどめやシップで抑えようとするだけでは、いつまでたっても根本的な解決にはならないのではないか。

どうせやるのであれば、四十肩が起こりにくくなるような体のコンディションづくりや、生活の見直しをする必要がある、と。

そこでこの記事では、わたしがこれ以上四十肩にならないために取り組んだこと、いわゆる「ノーモア四十肩」対策をご紹介します。

ただし、これらはあくまでもわたし個人の体験談に過ぎません。
いま、肩の痛みに悩んでおられる方は、まずは専門家に相談してくださいね。

1.一日の始まりの「ラジオ体操」

最初にやったことは、ラジオ体操です。

「ラジオ体操って、あのラジオ体操?」

そうです。多くの人が少年少女時代の夏休みに体験したであろう、あのラジオ体操です。

ここで「え?」と思ったそこのあなた。
ラジオ体操をあなどることなかれ。

ラジオ体操をすると、体の関節や筋肉をまんべんなく動かすことができます。しかも、昭和生まれのわれわれ世代の人間であれば、あの音楽を聞いただけで勝手に体が動くレベルにまで、あらゆる動きが肉体に刷り込まれていることでしょう。

すでに体が覚えており、難しい技術や体力をまったく必要としない。まさに、我々ファイナラ世代の人間こそが積極的にやるべき体操なのです。

なお、工場に務めている知人によると、毎朝、始業前に必ず全社員でラジオ体操をしているそうです。そこには、始業前に体をほぐすことで、労災によるケガや事故を防止するという会社側のれっきとした目的があるのだとか。

「ちゃーんちゃら、ちゃっちゃらちゃら、ちゃんちゃらちゃーん♪」

かくしてわたしも、仕事前のラジオ体操が毎朝のルーティーンとなりました。一日の始まりにラジオ体操をすると、全身の筋肉がほどよく伸ばされて体が軽くなり、快適なスタートがきれますよ!

2.首元に「コラントッテ」を装着

【公式】コラントッテ | Colantotte

2つ目にやったことは、「コラントッテ」ネックレスの装着です。

「コラントッテ」とは、磁気治療器を使用した健康グッズブランドのこと。同社の公式サイトによると、ネックレスに使用されている磁気を身につけることで、血行不良の和らげなどが期待できるそうです。

このコラントッテのネックレスは、フィギュアスケートの世界王者、宇野昌磨選手をはじめ、卓球の伊藤美誠選手など、多くの有名アスリートが愛用しています。

わたしが「コラントッテ」に興味を持ったきっかけも、
「宇野選手がいつもつけているあのネックレスはなんだろう」
と思ったことでした。

本当は宇野選手も愛用する「コラントッテTAOネックレス」が欲しかったのですが、日常づかいするにはなかなかのお値段。そこで現在は、気軽に装着できる「ディズニー磁器ワックル(現在は販売終了)」を使っています。

これを着用するようになってから、右手を上に振り上げる動作(四十肩持ちにとっては禁断のポーズ)もためらいなくできるようになり、日常生活における安定感が増した気がします。

なお、社名でもある「コラントッテ」には、以下のような意味があるそうです。

「『コラントッテ』のネーミングの元は関西弁で『肩、こらんとって』という言葉です。大切な人を気遣う言葉です。そしてシャレです。(by 代表取締役 小松克已氏)」

まさに、四十肩に悩むわれわれ世代のためにあるようなブランドですよね(笑)

3.「筋肉体操」で肩まわりをパワーアップ

3つ目にやったことは、仕事の合間に「筋肉体操」を取り入れたことです。

四十肩の主な原因は、肩関節と肩甲骨を動かさないことにあるそうです。

たしかに一日中パソコンにはりついて仕事をしていると、夕方には上半身がバキバキになっていました。

それゆえ、ある程度痛みが治まったのを機に、日常的に肩関節と肩甲骨を動かす運動をしようと決意したのです。

とはいえ、これまでスポーツジムに何回申し込んでも、ことごとく幽霊会員となって消えていったわたしが、どうやって日常生活に運動を取り入れればよいのか。

そこで見つけたのが、なかやまきんに君のYouTube動画、「ザ・きんにくTV」でした。

なんせ彼は、アメリカで開催された「Mr.マッスルビーチボディビル大会」で準優勝するような人。当初も、わたしごときではついていけないだろうなと思っていました。

でも、ある動画の中で、椅子に座ったままでもできる運動を紹介してくれていたのです。

 

どの運動もゆっくりとした動きでムリなくできるし、最後は毎回、お決まりのあのポーズで力強く励ましてくれる。なんといっても仕事の休憩時間に座ったままでもできるのが最高でした。

こうして日常的に肩関節と肩甲骨を動かす習慣をつけることによって、四十肩も予防できそうな気がします。

ただし、わたしのようにキャスターつきの椅子に座ったまま体操をする行為は大変危険です。くれぐれもマネをしないでください。

4.「音声入力」で肩の負担を軽減

仕事面では、肩にかかる負担を少しでも減らすため、原稿執筆の際にGoogleドキュメントを利用した音声入力を取り入れました。

やり方はとても簡単。Googleドキュメントの「ツール」から「音声入力」を選択します。そこで出てきたマイクのアイコンをクリックするだけです。

なお、わたしは入力時に「Blue Yeti ロジクール G」というマイクを使用しています。これは先輩ライターさんがおススメしてくださったもの。見た目はなかなかゴツいものの、機能がシンプルなので、機械音痴のわたしでもムリなく使いこなせています。

ロジクール G Blue Yeti BM400BK

なによりもこのマイクは音の指向性が調整できるので、たとえ家の外で飛行機がガンガン飛んでいても、ちゃんと声を拾ってくれるんです。まあ、わたしの滑舌が悪いためか、たまにとんでもない入力間違いもありますが……。

現状は音声入力で下書きを行い、手入力でそれを修正していく感じで執筆しています。音声入力を取り入れたことで肩への負担が軽くなり、作業のスピードアップにもつながりました。

5.「仕事内容」をアップデート

5つめにやったことは、仕事内容と時間配分の見直しでした。

四十肩になったのを機に、わたしは自分の仕事のやり方にある疑問を持ちました。

「肩を痛めるほど仕事をしているのに、どうしてあまり収入が伸びないんだろう」と。

当時の仕事は、主に以下の2つでした。

  • 仕事量は安定しているけど、単価が低い「案件A」
  • 仕事量は安定していないけど、単価が高い「案件B」

わたしはそれまで「案件A」に3分の2以上の時間をかけ、そのスキマ時間で「案件B」をしていました。けれども四十肩によって、短期間に大量の文字を打つ必要がある「案件A」をこなすことが厳しくなってしまいました。そのため、肩を守るためにも「案件A」からの卒業を余儀なくされたのです。

これは当時のわたしにとっては、かなり勇気のいる決断でした。
しかし、結果的には、作業時間が大幅に減ったことにより肩への負担が低減できましたし、収入もアップしました。

今となっては、四十肩の痛みが仕事のやりかたを見直す大きなきっかけとなってくれたのだと思います。

ムリなく鍛えて 目指せ!ノーモア四十肩!

わたしにとって、四十肩はなかなか大変な経験でした。けれども同時に、今までの生き方を見直すよい機会となりました。

今後も年齢を重ねるにつれ、体に痛みを感じるような機会が増えてくるかもしれません。けれども、決してそれらを見てみないフリをするのではなく、体や心からのメッセージとして受けとめ、自らをケアするよい機会に変えていけたらいいなと思いました。