【東京噛み締め女#03】 秘密組織?業界人?の一員になれたんジャナイ?と錯覚を起こす@ジャナイコーヒー
究極な問いかけをしますよ。
「業界人」という存在について、どう考えています?
いや、実際よ。究極に実際のところよ。
究極に素直になったらよ。
究極に素直になったら……
なんかかっこいい〜!オシャレだよね〜!
VIPルームなにそれ!裏口なにそれ!
何が行われてるの?どんな人がいるの?なぜ知り合いばっかりなの?
東京を噛み締めちゃうタイプはこのタイプのはずなんですよ。すかしてもムダムダ。
「えー別にそんなことなくない?」っていう言う人に出会うこともあるけど、こっちからしたらその人もまんま業界人だったりして、めっちゃ楽しそうで、全く説得力がない!
あるわ!そんなことあるわ!却下!
9月某日。
ありあまる東京を噛み締めてきました。今回はちょっと大物ですよ。
フエギアに引き続き、Ayaさんオススメのお店に連れていっていただいたのです。
1人では到底たどり着けなかった東京オブ東京。
今オブ今に、スマホの電池もなけりゃ財布の金もない私が潜入してまいりました。
JANAI COFFEE(ジャナイコーヒー)
janai_coffee Instagram
Twitterで超バズったお店なので、知っている人は店名を聞いただけで、「あ!あのお店!?」と食いついてしまうと思います。
今年オープンしたばかりなのに、私が行った9月初旬の時点でもう11月まで予約がいっぱい。
とりんさんは知っていて、報告をしたら「えー!!そこ行ってきたんですか!!すごいー!!」と興奮してました。
知らない人は、なぜ?コーヒー屋さんでそんなに予約が?って思いますよね。
ちなみに、お恥ずかしながら、私は知らなかったんですよ…。
Ayaさんが「知らない方がびっくりするし楽しいですよ!行きましょ!」と声をかけてくださったんですが、びっくり?びっくり形式のカフェ?とマジでちんぷんかんぷんのまま行った私の心情をありのままにお伝えします。
入りますと、店員さんがお一人いらっしゃって一見はコーヒースタンドのよう。
※写真の許可はいただいています
やっぱりコーヒースタンドですよね。
私たちが入った時は、お若い女性が2人テイクアウトして帰っていきました。
予約していることをお伝えして、「ではヒツコスさん、これをお店の方に見せてください」とAyaさんにスマホを渡されます。私のスマホの電池はもうないですからね。
「は、はい!」と言われるがままに、スマホのその画面を店員さんに差し出すと、店員さんがにっこり笑って、「ではお入りください」と言うんです。
入るとは?店員さんが座っているカウンターをどっこらっしょっとまたいで中に入るのかな?
だってスペースないですもん!前が店員さん、右はメニューボードが貼られている壁!左はこの棚。
棚…?
ここは端折ろーうっと。うぷぷ。
そんなこんなである方法で中に入りますと…
コーヒースタンドから一転。
万遍なくお席にお客様がいらっしゃったので、隙を見ての一部分しか写せなかったのですが、広々としていて、壁、ライト、テーブル、ソファー、内装が超ーーーーーーーー素敵!!
「ぎゃー!業界人みたいじゃないですか!」と完全にまた言葉が漏れてしまいました。
ドギマギしちゃってしょうがないですが、とりあえず座って落ち着こう。ふぅー。
「コースターも可愛いんですよ」とAyaさんが言うので、ほんとだー!とパシャり。
ひえぇー!!全然落ち着いてなかった。ドギマギが出ちゃってる。貴重な電池が…!(残り12%ぐらい)
Ayaさんが送ってくれた写真。
くっきりかわゆいです!
さてさて…今度こそ落ち着いて。
一体全体どういうことなんだって。
聞かせてちょうだい。
つまりですね。
「スピークイージー」ってご存知ですか?
アメリカで禁酒法が施行されていた時代。
表向きは床屋だったりするのですが、暗号を伝えると秘密の隠し扉から酒を密売する場所に入れるというアレ。
ジャナイコーヒーは、その文化をコンセプトベースとしていて、表向きはコーヒースタンドなのですがスマホであるものを見せるとバーに入店できるようになっているのです。
センスか。
お店できるまでにきっと何人かセンスでしんだやろ。
オーナー出てこい。
すると、Ayaさんが「オーナーの明円くんがもうすぐで顔出せるみたいなので紹介しますね」なんて言うんです。
わ!本当にオーナーが出てきてしまう!
そう、実はですね、ジャナイコーヒーさんは(急遽さん付け)Ayaさんのご友人の方が企画・経営されていているお店なんです。
そんなご縁も含め、連れてきていただいたんですね。
しかしいくらなんでも東京すぎるー!!センス(オーナー)を紹介とかー!!
なんか見たことあるよね!オーナーとやたら話しているお客さん。私があの状態に…?
皆様、すみません、いってきます…!
肝心のバーメニューのご紹介に移りましょう。
ジャナイコーヒーは、「コーヒー屋さんじゃない」のジャナイ。
でも、バリスタさんがいらっしゃって、ジャナイエスプレッソ、ジャナイカプチーノなどコーヒーを使ったお酒がたくさん提供されているんです。
私はお酒はあまり飲めないけどコーヒーは大好き。
Ayaさんにすごく美味しいですよーと聞いていたんですが、本当にもうただただ純粋に味が美味しすぎたんです!そこだけで100億点…!
何杯か飲んだけど、ウイスキーが入ってるオトナコーヒーギュウニュウが美味しかったぁ。家でもやりたい。
フードメニューもあって、えーっと、がっつり油そばなんてものをオーダーしてしまいました…。
こんなに素敵な空間で、麺を一心不乱に混ぜまくってる女がいる絵がノイジーなことは分かっていますが、手を止めるわけにはいかない…。油そばは底からすごく混ぜないと…。
お若いオシャレなお客様が、え?と多少驚きながらこちらを見て、「私も食べたい」と頼んでいる声が聞こえつつ、混ぜ続けました。
こちらもすんごい美味しかったのですー!!2人で「んまんま」と言いながらあっという間に完食。
フードは近くのお店から届けてもらってるみたいですよ。
ここでオーナーの明円さんがご登場!
お店のコンセプトの話などを楽しく聞かせていただきました。
明円卓(ミョウエンスグル)さんTwitter @sugurumyoen
とにかく、入る方法はひとつ。
スマホで「あるもの」を見せる。
入り口でスタッフさんに「奥にバーがあるんですよね」とか「明円さんと知り合いなんで」とか言ってもダメ。
そこは徹底されているそうです。
私がたまたまお見かけしたように、分からずテイクアウトで帰られるお客様もいるみたいです。
そういう点に関して、お店のHPなど含めてお店側からの開示は一切していないけど、お客様側がこうだったよー!とSNSやブログでオープンにするのはオーケーだそう。というか、それを広告としているということですね。
はーーーーー!!!
すごい!!!
とんでもないクリエイティブ脳空間だ、ここは。
私の中のオシャレアーカイブを必死に辿って、「壁とかライトがニューヨークのホテルみたいですよね」と思い切って言ってみたところ、「あー!そうなんです!ホテルのラウンジが好きでそういう雰囲気を取り入れました」
よし!!当たった!!セーフセーフ!!
なお、私のかっぺ脳細胞的に、オシャレ=業界人という短絡的なワードが出てしまったんですけど、実際に業界人が集まっているお店ということではありません。
なんか敷居が高いお店なのかな?と思われる方、そうではないので安心してください!いや、ちょっと緊張しますけど!緊張してもいいんですよ!それも楽しいから!
エンターテイメントとしての閉鎖的な演出を楽しみつつ、決して排他的ではない、居心地が良い空間。
帰りの帰りまで仕掛けがあって、共犯になるワクワクを体験できます。
予約が本当になかなかとれなさそうだけど、噛み締め族にはぜひ行っていただきたいお店です!
私は次はカウンターで飲んでみたいと思っております。バリスタさんがコーヒーを淹れているところを見たい。
なにはなくても、噛み締め界にとっての天使Ayaさん、本当にこんな素晴らしい1日をありがとうございました!
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