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【シンガポール回顧録#2】元在住者が語る!シンガポールに行ったらマストで食べてほしいホーカー飯

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こんにちは!おーつーです。
海外旅行に行ったら、何を楽しみたいですか?
「観光?」「ショッピング?」「非日常?」

私は「食事」です!

食べることが大好きな私にとって、海外は新しい食と出会える格好の場所。

シンガポール在住中は、子どもたちが幼稚園に行っている間に、美味しいご飯を食べるため出かけることが多かった。日本では食べられないものにチャレンジすると、海外に来たなぁと実感できたんですよね。

今回は、また食べたいローカルフードにしぼってご紹介します!
もしシンガポールへ旅行に行かれる際には、ぜひお試しください。

シンガポールにはホーカーと呼ばれる屋台がたくさん!

シンガポールには、ホーカーと呼ばれる屋台が、そこかしこにあります。
たとえば、マーケットと併設されていたり、スーパー近くやHDBという集合住宅の敷地内にあったりと、場所はさまざまです。

利用している人も、子どもから高齢者まで幅広いのが特徴。朝ごはんを食べに朝早くから賑わっていたり、昼間は高齢者の社交の場になっていたり、お昼にはビジネスワーカーたちがランチに繰り出したり。
時間帯によって、利用者はどんどん変化します。

メニューも「宝石箱や〜」と言いたくなるくらい、多様です。
中華やアジア料理、インド料理、エスニック料理……。意外と日本料理のホーカーもあるので、子ども連れのときは「うどん」を注文したこともあります。

気になるお値段も5〜10ドルとお手頃価格!
物価の高いシンガポールの中では、お財布に優しくて、ありがたい場所でした。

ホーカーは、2020年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されます。また、ホーカーの中には、ミシュランを獲得しているお店もあるんです。人気店はいつも長蛇の列がつくられていて、それを買えたときの喜びは何物にも代えがたいものでした。

では、私が日本に帰ってもまた食べたいと思う、ホーカー飯をご紹介します。

ホーカー飯1|チキンライス

シンガポールを語るうえで、絶対に外せないのがチキンライスです。
日本でチキンライスというと、ケチャップで味つけされているご飯のイメージではないでしょうか?
シンガポールのチキンライスはこんな感じ!

ゆでた鶏肉とそのゆで汁を使って炊いたご飯。そこに、きゅうりが添えてあります。
とくに、美味しいのがご飯!
鶏肉とにんにくの旨味を吸収していて、抜群の味です!
ちなみに、隣の飲み物はシンガポールでメジャーなライムジュース。酸味が暑さを吹き飛ばしてくれます!

子どもたちも大好物で、1人分のチキンライスをペロリと食べていました。

シンガポール内で美味しかったチキンライスは、「天天海南鶏飯」。
チャイナタウンと目と鼻の先にある「Maxwell」というフードコート内にあります。

お肉がしっとりぷりぷりで、きめ細やか。


写真を見ながら、チキンの舌触りを思い出しました!シンガポールに行ったら、ぜひとも食べてほしい1品です。

ホーカー飯2|ホッケンミー

次は、焼きそばの一種である「ホッケンミー」です。

シンガポールのホーカー飯では人気の麺!一度食べたらやみつきになること間違いなし!
第2子を出産するため一時帰国したとき、一番恋しかったのが、このホッケンミーです。

卵麺とビーフン(米麺)が使われていて、白とクリームの2色が目に楽しい。海鮮の出汁で炒めるため、麺には旨味が凝縮されています。
そして、極めつけは麺の上に乗った大ぶりのエビ。

ホーカーでは注文のときに、「Chili(チリ)?」と聞かれることが多いので、つけてもらうことをおすすめします。チリを混ぜると、辛みがプラスされて味変を楽しめますよ!
さらに、一緒についてくる柑橘(ライムかな?)を振りかけると、爽やかな味わいに。
一度で3つの味が楽しめるホッケンミー、おすすめです。

当時2歳だった息子も、夢中で食べてました!
日本への帰国を前に、ホーカーで食べ納めした一品です。お試しあれ~

ホーカー飯3|カヤトースト

カヤトーストは、シンガポールのローカルフードです。
カリカリに焼かれた食パンの間には、バターとカヤジャムが挟まれています。
カヤジャムはココナッツ、砂糖、卵、パンダンリーフ(ハーブ)で作られていて、甘さに特徴があります。
これを半熟卵に浸しながら食べるのですが、卵の塩味とカヤジャムの甘さ、バターのコク、トーストのカリカリがマリアージュを奏でて、やみつきに……!
日本にもお店はありますが、ぜひ現地でお楽しみください。

普通のカヤトーストは名前のとおり、「トースト」が使われます。
ただ、「YY KAFEI DIAN」はお店で焼く山型のパンにジャムを挟む、変わり種のカヤトースト。パンがフカフカして軽いため、ペロリと食べられます。変わったものが食べたい方は、お試しください。

ホーカー飯4|ビャンビャン麺

このビャンビャン麺の名店は、シンガポール北部のトアパヨ(TOA PAYOH)と呼ばれる場所にあります。メジャーな観光地であるマリーナ・ベイやオーチャードから距離はありますが、ローカル感満載のステキな場所です!

ちなみにビャンビャン麺の「ビャン」は漢字にすると、こんな字です。

全部で58画とか!すごいモリモリの漢字ですよね。

さて、実際のビャンビャン麺はどんなビジュアルでしょうか?

トアパヨにある「Biang Biang Noodles Xi An Famous Food」にて注文すると、目の前に現れたのは平べったい形の麺です。噛むと、そのモチモチ加減に驚かされます!


にんにくが効いたピリ辛のタレに、トマトの酸味が見事にマッチします。味に変化をつけたいときは、キュウリで変化球を。さっぱりしたところで、味のしみた豚肉を食します。

一皿で味を変えられるので、食べる手が止まりません。家族で訪れて食べたところ、あまりの美味しさに感動!別の日、友達を連れて再訪した思い出の場所です。
日本に帰ると、あの味が恋しくなりますね。

ホーカー飯5|サンダー・ティー・ライス(the thunder tea rice)

さらにディープさが増しているホーカー飯。
最後は、好みが分かれるサンダー・ティー・ライスです。

玄米か白米を選んだ上に、炒めた野菜や豆腐と煮た豆、小魚、炒ったナッツを乗せてもらいます。上から、塩味がついた緑色のハーブティーをかけて食べます。日本のお茶漬けのような食べ物ですね!

ハーブも相まって「クセが強い」一品です。でも、私は大好きでいろんなサンダー・ティー・ライスを探して、毎週のように食べ歩きました。

ハマると徹底比較したくなる性分でして、できる限り試せたのが今ではいい思い出です!

元々は友達が先にハマり、「めちゃくちゃ美味しいから、よかったら試してみない?」と誘われたのが始まりでした。
初めて食べたときには、未経験の味に感動したのを覚えています!

ホーカーは屋外にある場合が多いため、基本は暑い。頭上を回るファンからの風を感じながら、温かいスープを飲んで汗をかく。それが、なんとも乙でした。

シンガポールから帰国して、もうすぐ1年半。
かすかに残る舌の記憶を取り戻しに、またあの場所を訪れたいですね。

シンガポールのスイーツは和菓子に似ている?!

ご飯を食べたら、食後のデザートが欠かせません!
シンガポールは中国系の方が75%を占めているからか、おもちのスイーツがあります。その他も含めて、シンガポールならではのスイーツをご紹介します。

デザート1|アンクークエ

アンクークエは亀を形どったお祝いのお菓子です。

もち米で作られた皮の中に、餡を入れて蒸して作られます。
触感はとても柔らかく、亀の模様がかたどられています。餡は、マンゴーやココナッツ、ピーナッツ、ヤムなど、シンガポールならではの味がたくさん。なかには、ドリアン味も!

赤や緑など目にも鮮やかで、お正月などおめでたいときに食べます。1年半前は1個あたり1ドル強で、お手頃価格でした。

私はIKEA近くのAlexandra Village Food Centre付近のPoh Cheを訪問したものです。
その場で食べても良し、買い食いしてもよし!テイクアウトもOK!
ぜひ、シンガポールならではのお祝い菓子をお試しください。

デザート2|ムーチー

ムーチーは、おもちにゴマやピーナッツをまぶしたスイーツです。
「ホーカー飯4」にてご紹介したビャンビャン麺が売っている、トアパヨ地域で買えます!
店名は、HOUGANG MUAH CHEE

アツアツのおもちを、その場で小さくちぎってくれます。温かいおもちを食べられるのは、なんと幸せなんでしょう…。
素朴な味と、ピーナッツの香ばしさに幸福感が広がります。小腹が空いたときにも、おすすめです!

デザート3|チェンドル

チェンドルは、東南アジアではお馴染みのデザートです!

かき氷の上にさまざまなトッピングをのせるデザートです。
代表的なトッピングは、パンダンリーフという葉を利用した緑色のゼリーやあんこ、クリームコーンなどです。
シロップの代わりに、黒蜜やココナッツミルクをかけるので、日本のかき氷とは一味違って新鮮です!わが家の感想は、クリームコーンはスイーツより食事向きだよね……でした(笑)

でも、これも経験!
チェンドルは、トッピングを追加できたり、自由にアレンジ可能です。ホーカーの中に、チェンドルが売っているかぜひチェックしてみてくださいね!

海外ならではの食事を楽しもう!

ちなみに、シンガポールでは飲み物をテイクアウトすると、袋に入れて渡されるときがあります!初めて見たときは衝撃でした!!

海外に出かけると、日本とは異なる食文化に驚きます。
しかし、この違いが旅行の醍醐味です。
もし、シンガポールに行くことがありましたら、ぜひともホーカー飯やデザートを楽しんでくださいね。