コラム

【東京噛み締め女＃15】○○さんスタジオ入りまーす！@某撮影スタジオ

2022.04.15

地方から出てきてん十年。
様々なものやことを進行形で噛み締めている。

噛み締めるとは、「物事の味わい、深い意味などを十分に感じ取る。」ことを指すらしい。
特技なのか癖なのか悪癖なのか、たしかに物事を素通りできない。
私が、コスメブログを書き出してから今も続けられていて、そして、FinalAでも執筆をしているのは、文章が好きという大前提に加えて、出会ったものや人や対峙したことやその時の感情や欲望を「素通りできないから」だろうと思う。

現在、東京に住んでいるので東京と銘打っているが、どこに住んでいても噛み締めているだろう。

噛み締め女になりたいという奇特な人がいるかもしれないので、そのための必要な要素を記しておくと、高尚ぶらないことだ。
もちろん高尚な精神性をもっているならそのままでいい。しかし、高尚じゃないなら高尚ぶらん方がいい。人生に対してすかさない、ということだ。それだけで人生はなかなか豊かに味わい深くなるのではないかと思う。内側が忙しくなることも避けられないが。

〝スタジオでの広告撮影〟という予定が入ろうもんなら、

スタジオで撮影！！？？　生でモデルさん見れるの！！？？　○○さんスタジオ入りまーす！！って例のやつ、あんな感じ！！？？？　うっひょー！！　ファスティングして毎日炭酸パックしよ！！！

こんぐらいの昂ぶりを見せないと東京噛み締め女にはなれない。

某スタジオで撮影してきました

ということで、某日、某スタジオで広告撮影をしてきました。
毎日炭酸パックをしていたのにプレッシャーに負けてニキビができてしまいました。

何の撮影かと言うと、ご存知の方もいらっしゃると思うのですが、パーソナルデザイン通信でお馴染み、松重うい先生のプロデュースコスメの広告撮影です！！

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私、ヒツコスはディレクターで参加。1年半前からここに向けて2人で企画を進めてきました。

なんかさ、こういうプロデュースコスメって、だいたい「1年かかりました〜」「1年前からずっと試作を重ねてて〜」ってドーンとリリースするじゃないですか。
私あれが前からすっっっごい不思議で！！
製造会社の方に、「なんか縛りがあったりするから直前で言うもんなんですかね？途中で言っちゃダメなんですかね？」って聞いたんです。

そうしたら「いやそんなことないと思いますよ、別に」というお答えだったんです。
「じゃあ言いたくなったら言ってもいいんですか？」と小学生のような質問をしたら、「問題ないですよ。松重さん達の場合、本当にお2人がプロデュースする商品ですし、他との規約があるわけじゃないと思うので」とのことでした。

うい先生と顔を見合わせて「え！じゃあ言いたい！！言う！！」とまた小学生のように盛り上がってたのですが、まーーーーーー結局発売前のリリースになってしまいましたね。
調整しなきゃダメなことがありすぎて、え、これどうなる？っていうことがありすぎて、全くもって落ち着けない！！　この段階で報告するのは怖すぎ！！の連続。
「発売日が決まらないと、発表できないもんだなぁ」とみつを的な悟りを得たのでした。